ある閉ざされた雪の山荘でのレビュー・感想・評価
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一層目と二層目の間でうろつく
このミステリーを楽しむポイントは、オーディションの仕込みなのか本当の事件なのか分からないところにある。
実際に、間宮祥太朗演じる本多がその多くを仕組んでいたのだから、オーディションとして先生が全てを仕組んだ可能性は常にあった(観ているコチラの感覚では、まあ事件だろうなとは思うわけだが)。
山荘にいたメンバーもオーディションなのか本当の事件なのか分からないから困惑し、とりあえず様子を見ようみたいな空気になるり、そこが面白い(実は久我と田所以外は知っていたので演技だったわけだが)。
先生から犯人をさがせと指示されているにもかかわらず、コイツら犯人探しほとんどしないなと思って観ていたけれど、田所と久我以外は違うことを考え「演じて」いたわけで、本多が仕組んだプロットに犯人探しのパートがなかったのだろうと想像できる。
つまり、犯人探しをしないというところが、観ている私たちに向けた謎解きのヒントだったわけだ。
付け加えるならば、本多は良い脚本家ではなかったということにもなり、久我にはその才能があるかも?と思わせられる。
主人公であり、この作品の探偵役でもある重岡大毅演じる久我が、謎解きの時に言った。三層構造であると。
その一層目と二層目の境で観ている私たちはウロウロすることになる。
そして三層目が、ミステリーのトリックと言える部分にあたる。
コイツら全員怪しいと気付ければ探偵役になれたかもしれない。
ラストにもう一つ、久我の言う三層構造とは、久我から見た場合のみであるところが面白い。
つまり、この作品を観ている私たちの目には、久我が謎解きをするという四層目が存在する。
更に、エンディングや、作中で野外の景色が変わるところから察するに、最初からラストで演じられる舞台を私たちは観ていた可能性が浮上する。五層目である。
五層もあった入れ子式の物語構成の中、一層目と二層目の間だけでほとんど楽しめてしまうのだから満足できないはずがなかった。
❇️『演技なのか?本当の感情なのか?』
ある閉ざされた雪の山荘で
❇️『演技なのか?本当の感情なのか?』
🇯🇵ある高級別荘。
役者7人達が主役をかけた四日間の宿泊である高級別荘に集まる。演出家が設定を指示して生活が始まる。仲間が一人ずつ居なくなり、演出なのか殺人なのか?混乱する役者達が疑心暗鬼になっていく!
◉61点。
★彡役者達が生活している会話が、もはや役者なので、正直どうでも良くなってくる化学反応が退屈になってくる構造でした。⤵︎
しかし結末はやっぱり知りたいので、最後まで見てしまう感じですね。
ストーリーは良く考えられていて流石でした。ラストもまとまっていて良かった。
🟢残念な感想。
1️⃣全員が胡散臭い役者なので、誰を信用して見れば良いのか判らず、定まらなかったのが残念。
2️⃣もう少し人間らしく、そして遊びの緩めた演出があればもっとキャラクターを好きになれた様な気がします。残念な点。
🫵👁️🫂👩🏻🦽➡️🌨️🕋📹🚬🕳️🚪🛏️❤️🩹
なんか
展開が読めてあんまり面白くなかった。最初に思ったのは、この役の人達の喋り方がおかしいのが気になって、舞台風にしてラストに繋げてるの?え?もしかしてずっと舞台上の設定とか?と思うほど、本物の役者の人達の喋り方が変。男女の区別ないようにしてる?とか
とにかくセリフ風で重岡くんは普通に見えたけど、後の劇団員は役演じてる新人って風にしか見えず、ずっとそんな感じで行くのか?と思いながら観てた。
好きな俳優さんばからだったけど森川葵の役とかもちょっと痛々し感じで、色々設定上なのかめんどくさい感じだし、回りの子達も熱くて自分ばっかで、自尊心の塊で若気の至りを見せられてるって感じの映画だった。
小説読んでないけどちょっと古くさくて恥ずかしくて見てられない感じの映画でした。
アガサクリスティーと対比してはいけない。
最終オーディションで連れてこられた7人。
閉ざされた山小屋で次々と殺人!?が起こる。
だが、死体はなく、そのミステリーを解いていくよう誘導される。
7人中4人がグルだった。しかも首謀者のひとりをだますために。
7人の登場人物だと思ったら、8人目がいるし。
鏡は何かあるかと思ったら、やはり。
東野作品で映画化されているものをいくつか観てきたが、これ!というのがなく、今回もちょっと物足りない。
なぜ物足りないんだろうと想像してみるに、深みがない。そこに尽きる。
全体的に微妙な作品
東野圭吾の小説を映画化した作品で、予告を見て面白いかなと思い鑑賞。
内容としては、劇団に所属する7人の役者が次の新作舞台の主役を争う最終オーディションの招待状が届き、貸別荘に集まるところから物語は始まる。
オーディションは4日間行われのだが、舞台設定が映画のタイトルにも近い「大雪で閉ざされた山荘」で、そこで起きる連続殺人事件を担当する探偵役を演じる事になるのだが、実際に7人の役者が一人また一人と消えていくことで、残された人がお互いに疑心暗鬼に陥っていく姿が描かれている。
鑑賞してみて感じたことは、予告が上手に出来過ぎてしまって期待値を上げてしまったが故に、正直盛り上がりの部分もなく終わってしまった感じがして残念だったかな。
オーディションという縛りが強すぎたのか、メンバーが消え事件が起きた雰囲気があったが、真相を調べるのが雑な感じを受けたのも影響しているのかもしれない。
ラストは意外な結末でしたが、自分としては少し物足りない作品でした。
全体を通して、考察しながら楽しめる作品
やっぱり本の方がいい
驚きの連続
複雑すぎてちょっと理解できひんわ
原作の改変が巧みだと感じた
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作は既読。
ストーリーや登場人物の設定(舞台俳優)が相まって、まるで舞台劇を観ているようだった。原作の改変が巧みだし、俯瞰した平面図で登場人物の動きを見せる手法も面白い。
肝心の謎解きシーンで、主人公がある人物を招き入れるのが腑に落ちなかったが、作劇上致し方無いことかもしれない。
原作には無いラスト・シーンが良かった。一瞬、蛇足でキレイごとじゃないかと感じたが、観ている内にみんなのその後を描いてくれたのが単純に嬉しいと云う想いが強くなった。
だが、観終わってしばらくしてから、このシーンさえも、もしかしたら仕掛けなのかもしれないと思い当たって戦慄。
ラストまでの出来事は劇中劇だったのか、それとも本当にあった出来事なのかが最後の最後で曖昧になる秀逸な展開だったと気づかされた時、映像化した本当の価値を知った。
最後よく分からん…
最後舞台に展開されるシーンがよく分からん。
今まで色々あって舞台に復帰したのなら分かるけど小道具もあるし、舞台名も『ある閉ざされた雪の山荘で』になってる。
おそらく全ての話が舞台になってると思われるけど衣装が場面が変わる前の室内着ではなくなってる事と雪が降ってるという発言から外にいる事になってる。
それか、彼らが山荘で起こした出来事を元に脚本を書いて舞台化してるのかもしれない。
ん〜とにかく長かった。
終わったあとに語りたくなる軽さとミステリーらしい醍醐味が残る作品
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