「明らかになっていく事実が悲しい」大いなる不在 ひとふでさんの映画レビュー(感想・評価)
明らかになっていく事実が悲しい
認知症になった父が施設に入ることになり、20年ぶりに息子と再会する。
父親がそれまでの家族を捨てて一緒になった再婚相手は行方不明。
現在と過去の二つの時間軸で”壊れてしまった現在”と”壊れていく過程”が描かれる。
現実でもこういったことって起こりうるけど、それぞれ家庭を捨てて一緒になった二人には助けを呼べる人が限られるだろう。
息子の卓が二人の暮らしを知って徐々に言動が変化していくのがよかった。
愛とは?家族とは?
年を重ねてから見るともっと刺さるかもしれない。
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