劇場公開日 2025年8月1日

「【”ボクが生きづらいと思っていた地球は、宇宙から見たらそれはそれは青く美しい星だった。”今作は孤独な心を抱える少年が、宇宙に行きエイリアンの子と出会い、友情を育み人間として成長する物語である。】」星つなぎのエリオ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”ボクが生きづらいと思っていた地球は、宇宙から見たらそれはそれは青く美しい星だった。”今作は孤独な心を抱える少年が、宇宙に行きエイリアンの子と出会い、友情を育み人間として成長する物語である。】

2025年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

■鑑賞理由
 ・少し間に「リロ&スティッチ」を吹き替えで観た際に(というか、吹き替えしかない。)スティッチの声の吹き替えを担当された山寺宏一さんが、ガッサガサの声で”ドモダヂ”と言った時に、可笑しくってクスクス笑いながら鑑賞したのだが、その後興行収入がディズニーの思惑まで行かなかったのか、予告編の時に多数の若い女性が”泣きました・・。”と言いながらハンカチで潤んだ眼を抑える姿を見て、”オイラの心もガッサガサ・・。”などと思ってしまい、”んじゃ、「星つなぎのエリオ」で泣いたろか!”と思い劇場へ。
 お客さんが殆ど居ない中、(大丈夫か!)鑑賞。

■両親を亡くし、孤独を感じていた引っ込み思案のエリオ少年は、夜な夜な宇宙の何処かに自分の居場所があると信じて、信号を送っていた。
 ある日、念願かなって迎えに来た宇宙船に乗ると、星々の代表が集うコミュニバースに連れていかれる。やがて、コミュニバースを敵視する一族との交渉を任されたエリオは、独りボッチのエイリアンの子、グロードンと出会い最初はその芋虫のような造形に引くが、徐々に仲良くなるのである。

◆感想

・えーっとね。この映画はルッキズムも関係しているのかな。芋虫みたいなグロードンの造形を受け入れられるかだろうな。あの口に呑み込まれるのは嫌だもんな。

・けれども、グロードンも”初めて名前を聞かれた。”などと言っているから、エリオと同じく孤独だったのかな。
 というか、グロードンのお父さんが鎧のようなモノで身を固めている所を見ると、グロードンの一族全体が実は、心優しきエイリアンなのに、表面的には強い振りをしている感じがしたな。

・グロードンが、繭に包まれていないせいで寒がって弱っている時にお父さんが、鎧を自ら打ち砕いてグロードンを優しく繭で包んであげるシーンは良かったな。

<地球ではない何処かを探すエリオが、地球外生命体との出会いを求めて信号を発する姿と、グロードンや他の生命体との交流で成長したエリオが、宇宙から見た青く美しい地球を見て帰還する決意をする姿は、エリオの成長を感じさせたし、生きづらさを感じる事を許容するメッセージにも思えたかな。
 今作は孤独な心を抱える少年が、宇宙に行きエイリアンの子と出会い友情を育み成長する物語なのである。
 で、泣けたかどうかは、秘密である。じゃーね。>

NOBU
asicaさんのコメント
2025年8月2日

お久しぶりです。
私 スペースデブリが飛び交う後半、地球が回転したあとの あの場面 うるっと来ましたんですよ〜。

asica
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