「むしろ監督から悪意を感じる。」悪は存在しない はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
むしろ監督から悪意を感じる。
私の頭では理解できなかった。それはラストシーンのみならず、この映画全体の話で、ダラダラ続く序盤のただの日常風景に、ドキュメンタリー風の会話劇。最後の最後は、え?これ結局何の話なん?ファンタジー?あの親子鹿の化身かなんかですか?ってなった。
これはこんな方法で観る側に「悪」の定義を考えさせてみたけど、どないでっしゃろ?斬新でっしゃろ?最後びっくりしたやろ?凄いやろ?みたいなことなんかな。もう、回りくどいし、ここまできたらなんか怖い。
特に「金に困ってない」って言ったところはほんまに怖かった。絶対親父裏で何かしてるやろ。むしろこの町全体で何かしてるとか?だからよそ者にうろちょろされると困るとか?もう、そう考えた方がよっぽどしっくりくる。久々に頭痛しそうな映画観た。
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uzさんのコメント
2024年5月8日
便利屋=殺しを含む町の汚れ仕事、という解釈をどこかで見ました。
しかし、それだと悪の存在がどうこうではなく単純なサスペンスホラーですよね…
一人よがりならまだマシで、監督の中にロジックがあるのかすら疑問でした。