プリシラのレビュー・感想・評価
全87件中、21~40件目を表示
エルヴィスBside?
昭和ティーンエイジャー女子なら、キュンキュンさせられる夢のような前半の展開。後半はそんな夢が覚めたよう。少女の成長=離婚ということなのか。エルヴィスではもっとデカかった娘を引き連れて出ていったような…でも、オースティン・バトラーよりプレスリーよりだったような気がする。ちなみに、印象は「オッシャレー」に尽きるので、該当なし。
プリシラ
Eのジェントルマンっぷりに憧憬し、寄り添おうとするプリシラの初々しさが印象的でした。スターの彼女ゆえか、それとも時代なのか、アルバイトを阻まれそしてペットをあてがわれ、彼女の自立への萌芽を摘まれて徐々に精神的に軟禁生活に陥っていきます。
ダイアナさん映画にも感じましたが、互いに寄り添うのではなく依存せざる得なくなる所が痛々しく見ることができました。(Eの薬の描き方しかり)
プリシラを軸にEとの関係(だけ)の軋轢を脇目も振らず一直線に描いていたのは好印象でした。
ただおおよそ丁寧に描かれてたぶん、ラストにかけてプリシラが唐突に別れを切り出すところが食傷気味に感じました。
バイオグラフィー通りなのでしょうが、作品として補完するものが欲しかったです。
やはり題材が実在する人物なだけあって、偏った作為的な解釈で描くことを避けたのでしょうか。自分はそこを作家の姿勢と捉えましたが、ならもう少し違うアプローチがあったんじゃないかと思いました。
ミュージシャンの恋人
プリシラを初めて知った
14歳の少女プリシラは既にスーパースターだったエルビス・プレスリーと西ドイツで出会い、恋してしまった。しばらくして、彼女は高校在学中に、両親の反対を押し切って、メンフィスの大邸宅でエルビスと一緒に暮らし、これまで経験したことのない華やかな生活を送ることになった。プリシラにとって、彼のそばで一緒に生活し、彼の希望通りの女性になることを目指し、8年の交際を経て結婚、娘の出産、そして離婚、まで、彼女の回想録を基にした作品。
プリシラ役のケイリー・スピーニーがちっちゃくて可愛くて、エルビスに対する気持ちの変化を素晴らしく演じていた。
エルビスを演じたジェイコブ・エロルディが外見がよく似てて、演技も良かった。出来たら何曲か歌も聴きたかった。
でも、作品を観るまでプリシラを知らなかったのだが、スーパースターを好きになって結婚出来ただけでも幸せだったように思った。それと、やけに身長差が有るな、と2人の俳優の身長を調べたら、196cmと155cmと、40cm以上有るみたい。実際のエルビスとプリシラは182cmと162cmの20cmらしいので、誇張し過ぎのようにも感じた。
素敵な腰に御加護を
2024年映画鑑賞29作品目
4月27日(土)フォーラム仙台
会員料金1500円
監督と脚本は『マリー・アントワネット』のソフィア・コッポラ
『ゴッドファザー』シリーズ『地獄の黙示録』で有名なフランシス・コッポラの娘
粗筋
時代は60年代
スーパースターのエルビス・プレスリーが兵役で西ドイツに勤務していた
ヒロインのプリシアの父は軍人で彼女もまた父の転属でテキサスから西ドイツに移住していた
エルビスの知人の軍人の斡旋でプリシアはエルビスのホームパーティーに招かれた
一目惚れしたエルビスはプリシアの両親に挨拶に訪れ交際を許すよう求めた
なんやかんやで2人は交際が始まりやがて結婚し女児が誕生した
エルビスはプリシアを束縛し時には暴力を振るうようになった
プリシアは離婚を決意し1人で車を運転し屋敷をあとにした
ドキュメンタリーとか伝記映画を好む傾向が強いビビさんにお勧めしたい
2人の出会いはプリシアが15歳の頃
9年生だから中学3年生
まるで三船美香
『ラマン 愛人』を思い出した
でもそんなにエロくはない
そういえば鳩山邦夫代議士の妻はリカちゃん人形のモデルになったことでも有名な元子役タレントのエミリーさんだがプロポーズされたのは14歳で相手は大学生だった
まあ別にいいけど
ヤフコメ民みたいな頭の硬い人じゃないんで
プリシア役のケイリー・スピーニーが白人女性のわりにあまりにも小柄なため幼く見えるが25歳
エルビス役のジェイコブ・エロルディが特殊メイクを施したのか本人とそっくり
赤ちゃんが笑顔でバイバイするのが微笑ましい
時折古めかしい赤茶けた映像を挿入される
当時の本物の映像なのかわざとそんな感じに加工したのかよくわからない
ラストは自立するプリシア
ちなみに幼い娘はエルビスの元に置いてきた
たしか中学生の頃に初めてVHSで『クレイマー・クレイマー』を観たがその時なんで母親は子供を置いて家出したのかと疑問に思った
子供が可愛くないのか?冷たいなと思ったもんだ
ところがそうじゃなかった
海外ではそれが当たり前であり日本だけが異常だという記事を読んだ気がするがまあそうだろう
国際結婚が増え母親による子供の誘拐が頻発し国際問題になり左翼弁護士らの反対を押し切り日本の法律が最近変わった
本来なら旧態依然な日本の保守層を打倒し国際協調で改革を推し進めるのが左翼の役割なはずが日本の左翼は世界的にも見てもおかしい
日本では子供は母親が育てるものでありそれは男性側のエゴだけではなくそれが女性にまで浸透しているからだろう
子供は母親の所有物であり母子無理心中も日本ならでは
子供を個人として1人の人間として尊重されていないからだ
左翼弁護士の一部は子供は0.5人だから死刑は回避と主張するろくでなしもいるくらいだから
それもこれも外圧によって日本人の考え方もやがて変わるはずだ
カリスマに翻弄される少女の成長
米国版の「葵の上」とでも言いましょうか、時代のスターに見そめられ、その男の好み通りに育てられ、翻弄される少女の話でした。
何よりもケイリー・スピーニーさんの美しさに驚かされます。清楚ながら芯の強さを感じさせる少女時代。成長し、同居してだんだんとケバくなり、プレスリーとも衝突し始める青年期。そして子を産み、母として、大人の女として自立するラストシーン。
様々な時期の様々な美しさを見事に表現されていました。
描写が淡々として、テンポも速いため、作品の流れについていけなくなるタイミングもありますが、見応えのある作品でした。「エルヴィス」を見てないので、そちらにも興味を持ちました。
妻=ペット!?
2022年公開の『エルヴィス』とは全く違った切り口で、
プレスリーの妻プリシラとプレスリーを描いていて、非常に興味深かったです。
ケイリー・スピーニー演じるプリシラの14歳時のかわいさがハンパない!
冒頭はその初々しさが見惚れるくらいにかわいいので、
プレスリーに気に入られ、また、プレスリーを好きになっていく様は、
なんかおもしろくなかったです(笑)
というのも、プレスリーはやっぱりスーパースターですし、
女性関係も派手だったと思われ、
プレスリーの家に住むようになったプリシラは
もはやペット状態のように、家から出ることができなくなるんですよね。
それって幸せなのかな!?というくらいキツい。
でも、プリシラはプレスリーが好きだから、きっと我慢というか自分の気持ちと折り合いをつけながら
ずっと一緒にいたんだろうと思うんです。
ただ、こういう状態になることを、プリシラのご両親は最初からわかっていたというか予見していたのでしょうね。
「あんな男」的な発言を父親がするのですが、プレスリーの本質を見抜いていたものと愚考します。
プレスリー好みの服装や髪型、メイクをすると、私としては好みではなく、
やはり冒頭のプリシラがダントツにかわいいわけです。
このあたりのプレスリーのセンスなのか時代がそうさせているのか、好きになれませんでしたね。
最後の別れのシーンは、
曲の歌詞もマッチしていて、プリシラはプレスリーのことを想っているがゆえに去ったのだということがわかります。
なんて切ないのでしょうね。
やるせない気持ちになりましたが、映画の中のプリシラには幸せになってほしいなと思いました。
今後のケイリー・スピーニーに期待しています。
年齢差と身長差
眼福歳の差カップルの出来上がり〜♬
ごめんなさい!トレイラーが解禁されるまでの間、「プリシラ」とはかの有名なKing of Rock 'n ' Rollのエルヴィスの元嫁とはつゆしらず、てっきり昔ミュージカルで観たドラァグクイーンの「プリシラ」だと思いこんでいました、すみません。いざ予告が解禁されるとなんとも可愛らしいケイリー・スピーニーちゃんとイケメソ度合いハリケーン級のジェイコブ・エロルディの眼福カップルに目が釘付け!まさにCan't take my eyes off of you!!(←エルヴィスもしっかりカバー♪)こ〜んなにも麗しくお似合いなカップルがいたら50s,60sだけでなく、現代いだって盛大にお祝いしちゃうって!!
ひょんなことからキングと出会ったプリシラは当時若干14歳。年齢が10も離れているうら若き少女をキングはちゃんと大切にしていたのね。彼女が大人になるまではプラトニックで。大切なのは体の結びつきではなく精神的な結びつき。うんうん、わかるわかる。遥か昔の自分がうら若き乙女だった頃の経験と照らし合わせても確かに同じような経験をしました。かなり年上のお兄さんとの精神的な繋がりがそこには確かにありました。二人だけの空間では年の差とかそういうの一切気にならない。ただ、二人がbondedと感じるだけだから。でもキングがお仕事をしているときとか、キングの同世代のお友達と一緒にいるときは同じ輪の中にいてもそのbondが感じられなくなって、少しずつ少しずつ自分の身が切り刻まれてしまうような寂しさを感じるのよね。そのうえキングの人が変わったりでもしたら、もう何を信じていけばいいのかわからなくなる。言うてもキングだって20代30代の若者でちやほやされまくりのスーパースターなんだからプリシラの成長とともに二人の間に歪みが生じてしまうのは極めて自然なことだったのかな。出来ることならプリシラ側だけでなく、エルヴィス側のアナザーストーリーも聞いてみたいし観てみたいんだけど、今となっては無理な話。ハッピーエンドと呼ぶには忍びない少女の初恋成長譚。
プリシラ、まだご顕在と知り、Google先生に聞いてみてご本人の画像を拝見。若いときの写真はめっちゃんこ綺麗!ビックリするほど綺麗!それなのに今は。。。ん?野村沙知代に似てる?かねてから思っていたんだけど、若いときにとびっきりの美人だった人が年を取ってからも綺麗さを維持できる人とサッチー化する人とに分岐させちゃう変数って一体なんなんだろうか。
ケイリー・スピーニーは素晴らしいが
バズ・ラーマン監督の「エルヴィス」を観たのが一昨年前。本作は妻であるプリシラから見たエルヴィスの物語。エルヴィス・プレスリーの表裏を観る感じだ。ところが、本作では潔いくらいにエルヴィスの曲を使わない(権利の問題もあるのだろうが)。ソフィア・コッポラらしく、当時の音楽をふんだんに使った映像は、これはこれで気持ちいい作り。
中学生のプリシラに言い寄ってくるエルヴィスは正直少し気持ち悪い。のちのち結婚しなければ大問題になりかねない。それでもプリシラ視点の物語だから、大スターが自分のことを好きだと言ってくれる高揚感はわかるし、自分が支えてあげたいと思う気持ちも仕方ない。
ただプリシラ視点だから、自分好みに変えようとしたり、急に激昂するエルヴィスが描かれる。少しもマザコン気味なエルヴィスは、プリシラに母親を重ね神聖化したのかもしれない。大事にするのと愛することは似て非なるものってことだ。終わり方も結構唐突だし、女性の自立を描いた感じも薄め。ストーリー的にはやや不満が残るものだった。
それでもプリシラ役のケイリー・スピーニーが素晴らしいのでそこまで低い点数にはしなかった。中学生からの成長を演じきっていたのは見事。そしてエルヴィス役のジェイコブ・エロルディもいい。「エルヴィス」のオースティン・バトラーよりも似ていたし雰囲気がよかった。
エルヴィスの裏の顔
うーん切なかった!世界が羨んだプリンセスなのに、エルヴィスの身勝手さや苦悩の裏で幸せを掴むことができなかったなんて。
エルヴィスといううレジェンドを決して好意的には描かず、リアルな弱さを徹底的に見せつけるのがよかった。自分好みの女を手に入れたい幼稚で身勝手な男は、皆が知らない裏の顔。幼い頃からグレースランドに移り住んだプリシラは、そんなエルヴィスとショービジネスの世界に翻弄されるのが辛い。
ソフィア監督は、女性たちの心情に寄り添うのが上手い。男たちの中でプリシラの気持ちを繊細に描くのは、彼女の真骨頂だ。持ち味の映像美とファッション、時代性のリアリティも素晴らしい。時間を飛び越える編集の英断も冴えているなぁ。
プリシラを演じるケイリー・スピーニーはべネチア国際映画祭で最優秀女優賞に輝きましたね。キュートさと繊細のバランスがとっても良い。ジェイコブ・エロルディばエルヴィスにそっくりで雰囲気あるけど、ちょっと背が高すぎてプリシラとのバランスが気になりましたよ。
エルヴィスを描いた映画は数あれど、プリシラ側からの視線は初めてかも。全てを手にした夫婦の苦悩と葛藤は、昨年オスカー候補になった映画ELVISでも描かれました。リアルなエルヴィスとプリシラ像は、対照的なこの2本で見事に完結しましたね😊
ソフイア・コッポラ作品の新星登場
本作で気になるのは、エルビス・プレスリーの周囲でいつも行動する5人のマネージャーらしき側近たち。
エルビスもそうだが、陽気ではちゃめちゃでお騒がせなヤンキーたち。品のかけらもないお祭り屋たち。
その破天荒な男たちの中で、折り合いをつけながら居場所を確保するプリシラ。
その派手なパーティーの連続の様子が、なぜかソフイア・コッポラの『マリー・アントワネット』の原色で濃厚な映像を彷彿とさせる。女には仕事をさせない、という男社会。プリシラは、エルビス軍団の偏見と差別を、心の闇を抱えながら、見事にかわす。
プリシラを演じたケイリー・スピーニーがとても魅力的だ。彼女の離婚後の転身ぶりは描くことなく、エルビスと共に暮らした時代だけをあえて描いたコッポラの思惑に、見事応えているように思えた。
キルステン・ダンスト、スカレット・ヨハンソン、エル・ファニング。コッポラ作品に欠かせない妖艶な女優たち。その一人に加えるに足る新星登場である。
終始ゾッとする
二人は恋に落ちているのか?本当に惹かれ合っているのか?と終始、疑念を抱きながら観ていました。
大人たちは無垢な少女を誘い出して、新しい遊び道具を与えるようにエルヴィスにあてがっているようにみえる。
「スーパースターとのプライベートな関係」を餌にして少女の無垢を食い物にしているようにみえる。
プリシラの両親に対する誠意もみえない。
成人するまでプラトニックだったかもしれないが、それはエルヴィスの自分本位な制約であって、プリシラを思いやる行動ではない。親密なスキンシップを求めるプリシラをはしたないと吐き捨てている。エルヴィスに捨てられたくない一心で、プリシラは不満を抑え込み、エルヴィス好みの振る舞いや装いをする。
エルヴィス一家はプリシラに友好的に見えるが、プリシラはエルヴィスの活動の事務すら手伝わせてもらえない。プリシラを社会から孤立させ、エルヴィスの支配下にあることを手助けしているようにみえる。
だけど、ときおり二人が遊んでいるとき、ローティーンの無邪気な少年少女がただ心を寄せ合うようにもみえる。
相反するものを抱え、不安定で壊れやすそうな危うさがある。
ずっといけないものをみているようなゾッとするような心地で観ていました。
プリシラ視点で描かれますが、移入するようではなく淡々とエピソードが展開されます。
幼い少女だったプリシラが、覚悟とプライドと苦悩をもってエルヴィスと生き、自立した女性に成熟していきます。
途中、本作を鑑賞したのは失敗だったかなぁとまで思いましたが、ラストまでみて、ようやく受け止められるような気がしました。
「ベネチア、賞獲得」
エルヴィスの意外な一面とプリシラの可憐さ
これも観たい映画欠乏の中で、小規模公開作の中から選んだ作品。チラシだったか予告編だったかで見たヒロインが可愛く見えたから選んだ(笑)
でもその印象は正しかった。
【物語】
1959年。14歳のプリシラ(ケイリー・スピーニー)は西ドイツで暮らしていた。 アメリカ軍将校の父が西ドイツの基地に配属になったため家族で来たのだが、異国での生活になじめずにいた。あるとき、たまたまレストランで話かけて来た軍関係者にエルヴィス・プレスリーが出るパーティー連れて行ってもらい、エルヴィス(ジェイコブ・エローディ)に初めて会う。 徴兵制だった当時エルヴィスは兵役で西ドイツに赴任していたのだった。
元々エルヴィスのファンだったプリシアは忽ちエルヴィスの虜になるが、ホームシック気味だったエルヴィスもまた母国の女性プリシラに強く惹かれる。エルヴィスは兵役を終えて帰国してしまうが、2人の思いは続き2年後にエルヴィスはプリシラをメンフィスの自宅に呼ぶ。
当然のように反対する彼女の両親を説得してプリシラはエルヴィスの家族と共にメンフィスで暮らし始める。高校卒業後、ついにエルヴィスと結婚したプリシラだが・・・
【感想】
数年前にエルヴィスの伝記映画は観たが、こんな話は有ったのか? 観賞後WIKIで確認すると、実話なので妻の話として触れられたはずだが、全く記憶に残っていないのでクローズアップはされていなかったと思う。ドラマチックと言うと違うかも知れないが、かなり普通ではない、ドラマに有りがちな恋愛話なんだけど。
一番意外だったのはエルヴィスの行動だ。大スターがパーティーで紹介された若い女の子を気に入る。そこまではどこにでもある話。が、松本人志スキャンダルではないが、一時の遊びで終わるというのが普通なんだと思う。すごく気に入ればしばらくは続いたとしても、帰国して芸能界に復帰したところで「バイバイ」が自然の流れだろう。 そもそも異国での軍生活中に希少な母国の女性を求めたというところから始まった恋なのだから。
それが2年離れても思いは続き、彼女の親を説得して自分の家族と共に住まわせるとは。しかも映画が真実なら長い間体には手を出さない・・・
プリシラをここまで大切に扱ったというのが、これもまた現実離れしたドラマ的お話。大スターでなかったとしても俄かに信じられない話だが、女性が群がった大スターエルヴィスの意外過ぎる話だった。仮に外では遊んでたとしてもだ。
意外なエルヴィスの一面というのが、本作の感想の1つだが、それ以上に感動したのはプリシラ役ケイリー・スピーニーの可憐さ。
プリシラの14歳から20歳過ぎまでを演じている。まず凄いのは最初の14歳が14歳にしか見えない。だから観ているときは「この娘すごく可愛いけど大人になるとCASTが変わっちゃうのか」と思っていた。 が、物語が進むうちに「あれ、変わってない?」思わず観賞後にCAST情報を確認してしまった。撮影当時24歳くらいのはずだが、あの“少女”の初々しさは凄い!
正直言うと、成人した頃のプリシラは段々魅力的でなくなっていく(外観の話)。写真に残っている実在のプリシラのファッションに近づけようとした結果だと思うが、「現実と違う」と批判されようともケイリー・スピリーの魅力を最大限に引き出して欲しかったなあ。
それくらい少女時代のプリシラの可憐さが絶大だった。
それを差し引いても、エルヴィスの意外な一面を知れたこととプリシラの可憐さを味わえたことで十分満足した作品でした。
暴力と甘え
2023年。ソフィア・コッポラ監督。エルヴィス・プレスリーの妻となる女性の少女時代のエルビスとの出会いから別れまで。すでにトップスターだった青年に求められて有頂天になる少女が、徐々にその実像に接し、結婚と出産を経て別れるまでの数年間が静かに淡々と描かれる。
子どものまま大人になったようなエルビスに惹きつけられつつ翻弄される少女の姿が切ない。irresistableとはこのことか。現代の感覚でいえば、いたるところに暴力と甘えがある。エルヴィスが性的関係を避けたり精神的世界にのめり込んだりするのが、甘えの一種として描かれているように思われる。バズ・ラーマン監督「エルヴィス」と合わせて見たい。ラスベガス公演でのホテルの部屋の雰囲気はそっくり。
映画エルビスが良かったので期待大でした
ところが
出会ってエルビスに誘われて
彼女になるまでは良かったのだが、
プリシアがエルビスを好きになるあたりがよくわからなかった。スーパースターに特別扱いされて浮かれているだけの様だった。
この後は一つ一つのエピソードの羅列で物語がプツリプツリと途切れてしまう。
そしていよいよ別れる事になるんだけど
え、ここで終わるんかーい‼︎
中途半端だよぉ〜
つまりはエルビスありきのプリシラだったんだ。
ここに出て来るエルビスはちっともカッコよくなくて
いつも薬を飲んで、
一瞬ブチ切れて、
すぐ謝る。
情けなくもある
もう少し、エルビスのヒット曲なんか交えて
ステージの様子とかカッコイイの見たかった。
結局、エルビスにとってプリシラは
あの子犬の様に、家で待ってる扱い易いペットの様なものだったのではと思ってしまった。
エンドロールで色んな曲名が流れていたがほとんど知らなくて、
ラストのI Will Always Love YouはWhitney Houstonが歌ってたなぁってくらい
まあ世代がちょっとだけ違うので知らんわなぁ
いくつかのスーパースター物語でよくある様にホンモノの写真などを交えてくれたらもう少し楽しめたのかも
余計な事ですが
思いがすぐ口に出るおじさんが入って来て歩きながらブツブツ、座ってブツ、オマケに予告編で「会いたい」って言葉に返事して「会いたい会いたい」ってつぶやいていた。もぉ笑うしかない…
中学生とのガチ恋
2024年劇場鑑賞89本目。
貴公子に続いてこの映画も眠くて、ユナイテッドシネマのおみやげポップコーンをはしごの約得として購入したのですが、食べ終わったら寝てしまいました・・・。後日配信などで見直したいと思います。
前半は15歳の子にプレスリーが言い寄ってモノにする話で、一応彼女の言い分としては成人するまで肉体関係はなかったということです。じゃそういう事でいいのです。
漫画と一緒にするなと言われそうですがセーラームーンも大学生と中学生ですしね。
最初はあそこまでしてプレスリー以外と本気じゃん、と思いましたが結婚したら豹変するのがなんか普通の人だなと思って萎えちゃいました。まぁあくまでプリシラ時点でのプレスリーですが。
全87件中、21~40件目を表示












