DOGMAN ドッグマンのレビュー・感想・評価
全190件中、101~120件目を表示
イルカマンになりたかった
犬
久し振りのリュック・ベッソン監督
自分の異常
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズに圧倒された
犬の愛に嘘はない
前情報をあまり入れずに(予告編は何度も見たけど)鑑賞。冒頭から引き込まれる。
(予告からは全く想像していなかった内容)
ダグラスの回想が子供の頃までは今まで観たことのないような展開でとても面白かったが、途中からこれはツッ込んだら駄目な映画だと、頭を切り替えて楽しんだ。
音楽のセンスが良いというか、ユーリズミックスだ!と思ったらエディット・ピアフにマレーネ・ディートリッヒ!!
ダグラスが歌い出した時は、キャバレーの客と同じように口をあんぐり開けて,そして心が震えた。
ストーリー的に必要だったかどうかは別として、
音楽の力ってすごいというか、歌で泣かせる演技ってすごいな。
人間には家族の他にも仕事や趣味や沢山の関心ごとがあるけど、犬はただ飼い主のことしか思っていないらしいです。(だから犬の愛に嘘はないんです。ちょっと切ない)
最後の方は犬が賢いというか人間(ギャング)が馬鹿。
ちょっとありきたりなアクション映画になってしまったかな。
少年時代の男の子よかったな。
人間。
犬を脅かせば報いを受け、犬を愛すれば友人として支えになる
全体的にキリスト教観がかなり強く出ていたように感じたので、おそらく意図して天使を彷彿とさせる役回りが犬に与えられていたんじゃないかと思う
主人公のドラァグクイーンという属性も、中性あるいは両性具有とされる天使に近しい存在として、犬に近しいDOGMANが描かれているのかなと感じた
けれども、法を犯しもするし他者を害しもする
決して綺麗なだけではないし、隙を晒さないほどの知性を持つのでもなく、傷つかないほど強くもない
ならば悪人かと問えば、軽々しく頷くことも出来ない
それだけの理由もまた語られている
そこにいたのは、あくまでも、どこまでも、人間、だったような気がしてならない
正直なところ、この映画をどのように分類して、どのように評価すればいいのか分からない
ポスターのキャッチコピーでは“規格外のダークヒーロー”と形容されていた
確かに法に捉われず足掻き、立ち、戦おうとする姿はそれらしくも見えるし、半生を語る述懐で構成されたストーリーはDCコミック的な、バットマン系統のヒーローなりヴィランなりのオリジンストーリーみたいに見えなくもない
けれども自分は、強くもあり、弱くもある変わり者のこの男をヒーローと呼びたくはない
あくまでも彼は、どこまでも人間だったと思う
自分は何を見たんだろうか
もう少し反芻しながら考えてみたい
心にグッと来る映画
犬人間? いえドッグマンです
ひとことでいえば「ジョーカーと101匹のわんちゃんたち」か。
「未体験ゾーンの映画たち」にでてきそうな映画でシネコン映画としてはやや地味。そういえばあちらの2024の未体験ラインナップに「犬人間」てのがあったっけ。
少年期のDVで心身ともに傷つき、コミュ障と歪んだ倫理感(プラス女装趣味)のイッちゃってる主人公をC.L.ジョーンズが怪演。このヒト、過去作ノーマークでしたが本作の演技はなかなかのものでした。もともとミュージシャンだそうで歌うシーンもあります。
リュック・ベッソンの演出は手慣れたもので、前半の主人公の少年時代、結構重い場面だが軽めに流して現在につなぐ匙加減はよい。主人公の犬を操ってのあれやこれやも犬たち名演技です(CGじゃないよねえ)
クライマックスのギャンググループとの攻防戦、主人公が歩行障害で動けないぶんイヌたちがんばる。ただやはりちょっとアクションの派手さには欠けるかな。
なおイヌは一匹も死なないので、イヌ好きの方、安心してご覧ください。
すごいぞ犬
犬の窃盗団
DCなんかのヴィランを主役に添えたような印象からホアキンの『ジョーカー』を想起させられながらティム・バートン監督作『バットマン リターンズ』でのペンギンやらキャットウーマンのようで、本作の主人公に思い入れやキャラに愛着も無い分、描かれる彼の生い立ちに興味が湧かない、ドラァグクイーンになったのもつい最近の出来事のようで女装に説得力も無くなってしまう存在感、正義の世直し的な場面も一回限りのトラブルに過ぎない?勝手に期待したドンパチも控え目に消化不良。
サフディ兄弟の『神様なんかくそくらえ』から注目していたケイレブは様になる役柄を演じていた反面、リュック・ベッソンの何を描きたいのかイマイチ分からない感じがいつまでも『レオン』から抜け出せない為体、トニー・スコットが監督した『ドミノ』でのキーラ・ナイトレイとルーシー・リューの対峙する似通った場面すら越えられていない!?
GOD AND DOG
犬がすごい
この不穏な軽くザワッとする感じ。「レオン」を思わせるシーンもあって、リュック・ベッソンだなーと思いながら見ました。
犬と生きてきた男の話で、逮捕された彼が精神科医から事情聴取を受けながら、これまでの半生を振り返ります。
猟奇的な内容かと思っていたら、そういう方面ではなく、切なかったです。
(「羊たちの沈黙」の犯人みたいな感じを想像してました ※Dr.レクターではない)「52ヘルツのクジラたち」を見た後で、ここでも信じらんない親兄弟が登場。
ひどい仕打ちを受けても、主人公は神を口にする。彼はラストで救われたのだろうか。
パンフにもGodとdogについて翻訳家の方が書かれていますが、日本人にはわかりにくいなと思いました。
ワンコたちがおりこうさんだし、かわいい。犯罪犬にしないでーと思いながら見ていましたが、暗闇のお目々キラーンは怖いですー。
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズを知らなかったのですが、いい俳優さんですね。今後も一癖ある役など楽しみで、そういう意味ではダークヒーローではなく自分にとってのニューヒーローです。あの唇の感じと表情、誰かに似ている気がするのだが思い出せない。もっとタラコだけどA・ジョリー?
もう一度見たいけど、好きな映画かというと違うな…という感じで星3.5。
*****
字幕翻訳家さんも知らない方が増えました。今後も沢山の映画で、新しい方々のご活躍に期待。
ベッソン久々の大当たり。
最近はアクションと女性の脚ばっかり撮ってた印象のベッソンであるが、久々にぶちかましてくれた。
タイトルがパッとしなくて躊躇してたが見てよかった。
動物苦手、嫌いな人には荒唐無稽な話に見えるかも知れない、しかし長く動物飼っている人にはわかるはずだがウチのバカ猫でさえ私と意志が通じ合う瞬間がまれにあるのである。
女装癖、ステージ、車椅子、シェクスピア、犬達、、なかなか一緒にならない要素が上手く料理されていて新鮮である。
主演のケイレブランドリーは「ニトラム」が凄く良くて注目していた。今作もかなり屈折したヒーロー役だが楽勝で演じている。この先大きな仕事に恵まれブレイクするといいなぁ。
カッコ良い終わり方だったが、シリーズ化可能な逃げも打ってある。どうなるかな?ちょっと期待しちゃうな、興行収入次第だけど。
ギャング間抜けすぎ
全190件中、101~120件目を表示