DOGMAN ドッグマンのレビュー・感想・評価
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とにかく犬たちが健気で可愛くカッコいい。マフィアを皆殺し!ほとんど...
とにかく犬たちが健気で可愛くカッコいい。マフィアを皆殺し!ほとんど犬支配の遠隔スタンド使い、といった趣のヴィラン「ドッグマン」も異性装・車椅子のビジュアルも相まってキャラが立ちまくっているだけに、結末はちょっと残念。朝の光の中でDOG/GODの意匠でキリスト教的に綺麗にまとめてしまうよりは、神(人)の律法なんて犬には関係ねー!と言い切って犬の群れを率いて闇に消える「ドッグマン」の姿が観たかった。父・兄の異常さも単なるクズと言い捨てるには勿体ないインパクトがあるのでこちらももっと深掘りして欲しかった。
新たなるダークヒーロー
荒唐無稽。リュックベッソンということで公開前から楽しみにしていた!レオンのようなイメージで行くと肩透かしかもしれないが、本作も記憶に残る作品。
主演の演技は鬼気迫るものがあった。主演のかた、どこかでみたけど誰やろうと思ったら、ニトラムの主演もやってた。ニトラムでも狂ってたけど、本作もかなり狂ってる。わんちゃんたちも負けじと名演!音楽も心地よい。舞台のシーンは一気に引き込まれた。
ストーリーはかなり振り切ったサスペンスみたいなものを想像していたので、思ったよりもこじんまりしている印象。最後のシーンは、観る人によって解釈が分かれそう。
グロいシーンや犬が死ぬシーンはないので、そういうのが苦手な人は安心してみられます。(人は死ぬけど)
ファンタジーとリアリティーのバランスが悪い
少年期に、父親によって犬小屋に閉じ込められた末に、体に障害を負った主人公には、確かに同情すべきところが多い。
ただ、彼が成長してからは、想いを寄せていた女性に振られたり、職を失ったりはするものの、それは誰もが経験し得ることであり、特に、差別されたり、迫害を受けたり、裏切られたりした訳ではない。
だから、人間不信に陥り、犬だけを愛する彼の心情には今一つ説得力が感じられないし、犬を使って窃盗を繰り返す彼の行動も、社会に対する復讐というよりは、私利私欲のためとしか思えない。
肝心の犬に関する描写にしても、主人公と犬は、まるでテレパシーで交信しているようだし、犬が自分で判断して、自らの意思で行動しているように見えるところもあり、随分とファンタジー色が強くなっている。
いくらトラップを仕掛けていたからといっても、足の不自由な主人公と犬達とで重武装のギャングを壊滅させてしまうという展開は、見せ場としては面白いものの、劇画的過ぎるようにも感じてしまう。
「虐待」とか「貧困」のリアリティーと、犬にまつわるファンタジーとのバランスが、どうにも悪いように思えるのである。
主人公は、警察に捕まってから、2回に分けて精神科医から尋問されるが、その割には、別れた夫に悩まされている精神科医のエピソードが活かされていないし、これだったら、尋問は、一晩の出来事として描いた方が良かったのではないかとも思う。
至るところで映し出されるキリスト教のイメージも、日本人としては分かりにくかった。
予想と違ってた
ベッソン+犬ってことで、「ダニー・ザ・ドッグ」をイメージしてました。
動物ものと知ってたら観なかったかも。
動物は演技をしないから好きじゃないんですよね。
序盤の檻からの脱出までは許せましたが、その後の犬が出るシーンはコメディにしか見えませんでした。
でもでも、それ以外のシーンは演技力のおかげでしっかり楽しめました。
「ジョーカー」を観た人は鑑賞中にチラつくことでしょう。
そういう雰囲気の作品です。
これは…凄いぞ。リュック・ベッソンの大傑作誕生!見るべし!
いやはや、何から話そう。
とにかく強烈、かつ衝撃的な面白さに感想が手につかない感じだ。
ストーリーはあえて、なぞるまい。
ドラマ、悲喜劇、ストーリーテリング、ノアール、ユーモア、、、
様々な要素が短時間でしっかり詰め込まれていて、冗長さも無いのでとにかくリズムよく集中できる感じだ。物語の流れは脚本のお手本、まるで教科書のようだが、主人公の環境設定のあたらしさからか、既視感も感じず新鮮な印象で楽しめた。
いや、それだけではないぞ。
主演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズの名演だ。
青年期のダグの演者も凄いが、ケイレブのそれはケタ違いな印象だった。
なんというか、、怪演とは呼ぶには繊細に美しすぎる。心の奥底にある怖さや悲しさ、憂い、喜びといった主人公の琴線をどのシーンでも全くハズすことなく、完璧に貫いていた。本当に凄い役者だとおもった。★5を彼に贈りたい。
ややもすれば陰鬱に落ち込んでしまうかもしれない物語だが、精神科医エヴリンのジョージョーが、あっけらかんとした正論を持って対極にいたおかげで、良い具合の箸休めになり、作品のライトサイドを保っていた。なぜか関西系のチンピラにしか見えない敵役も、ライトサイド。
それだけではないぞ~~
ワンたちは言うまでもなく、超名演!
荒唐無稽だけどオモシロイ。ちょっぴり悲しいドッグマン誕生秘話。
アクション映画のつもりで見に行ったらぜんぜん違ったけどとても良かった。
1番気になる所を理屈で説明しないのが良い。
どうしてそんな事が出来るのか? なんてコトはどうでもいい映画だと思う。
あえて言えばワンちゃんとずっといたからだ。オオカミ少年みたいな感じ
そんな事より彼が語るドッグマンになるまでの彼の半生の話が面白かった。
彼は精神科医の彼女に包み隠さず話す。それは彼女の中に自分と共通する何かを見たからだ。最後に彼女が痛みを持ってるからといっていた。
シェイクスピアさえ完璧にマスターしとけば、舞台では何でも出来るヨみたいな設定が良い。それ関連の哀しい片想いは実らず可哀想。アーヨシヨシ泣くな泣くな。
さて、彼が初めて立った舞台が圧巻で、音が出ないように小さく拍手喝采したよ。ココは日本だから映画館で立ち上がって拍手するわけにいかんよね。
週1公演じゃあワンちゃんたちを養えない。ということでワンちゃんたち、自分達の食いぶちは自分達で稼ぐ。 所得の再配分てか? ただのドロボウですが、ものは言いよう。保険屋が優秀だった。
あと、悪いやつらがやられてザマーミロである。
続編が作られないことを祈る。
新たなイエスの誕生!?
「ミッドナイトスワン」や「ジョーカー」を彷彿させるダグラスでした。
幼い頃から父兄から虐待を受け、犬が心の支えだったダグラスは多数の犬を操ります。
時折挟まれる歌も知らないけど好感がもてます。
ラストのダグラスは、不自由な両足を立つシーンで、影が十字架と重なりまるでイエス・キリストの誕生(イエスが十字架に張り付けになった場面)のように感じました。犬に支えられたダグラスは、自力で新たな世界を求めているように感じ、気持ちのいいラストでした。
そういえば、ダグラスはよく神という言葉を口にしていましたね。
刺激的でカッコ良くてしっかりと感動
巧みな構成で、ストーリーとか関係なく、ぐいぐい引き込まれた印象です。かなり狂気じみたりファンタジック要素は感じましたが、不思議とリアリティを感じたし、それゆえにかなり笑えたし、ビジュアル的にも無敵のわんこどもがわんさか出てきて、もうその活躍や姿・佇まいを見るだけでも最高の作品なんですが、そのピュア映像だけに頼らないドラマや演出もまた良かったので、予想を上回る作品でした。
あえてあんなオチをつける必要があったかどうかは多少疑問ですが、まぁ終幕どうのこうのという作品ではないと思うくらいに、刺激的でカッコ良くて感動的な映画だったと思います。
GODとDOG
新たなダークヒーローの誕生秘話。
神の与えた試練に屈する事なく、犬と共に在る男の物語。
この映画が前日譚で続編があれば良いんだけどなー。
彼の生い立ちの説明に大半の時間を使っている為ドッグマンの人となりは十分に理解できたし、主演のケイレブの演技も素晴らしかった。
ただ、肝心のアクションシーンが本人が車椅子ということもあり、犬と罠メインでちょっと物足りないかな。
まぁ、正面から堂々とってタイプの能力じゃないからな。しょうがないかな。
『Mr.ガラス』とか『アヴェンジャーズ』みたいに他のヒーローとタッグを組んで欲しいな。
犬が苦手な方には要注意な描写があるので注意
今年91本目(合計1,183本目/今月(2024年3月度)9本目)。
(前の作品 「クオリア」、次の作品「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」)
タイトル通り、犬をテーマにした映画です。また、フランス映画あるあるの「CANAL+」などが出るようにフランス映画っぽく見えますが、大半は英語です(この点後述)。
多くの方がストーリー紹介で書かれていますが、犬に関して虐待経験を受けた主人公の「反逆劇」にテーマがあたっています。また、いわゆる「取り調べ」のシーンと実際に動くシーンがほぼ半々に登場しますが、逆に言えばそれだけなので時間軸は2軸あってもわかりやすいほうです。
たしかにPG12扱いであるという事情もあるので、やや厳しいかなといったところがあります。主人公への虐待は結局犬の虐待に繋がる部分があり、そうしたシーンでどうしても出てくるからです。こうした事情があるので「犬は見るのも嫌い」という方にはちょっとおすすめできない(趣旨的にどうしてもそうしたシーンを避けることができない)といったところです。
主人公のとった「復讐行為」については理解できる点もあるしできない点もあるし、一方で動物愛護の考え方を日本で一般的に取る場合は、「ちょっとやりすぎ」という点も多々あります。
こうした事情で、映画のタイトルにも出てくるくらいですから、犬が苦手(観るのも嫌い)という方にはおすすめできませんが、それ以外の方はこうした事情があることを了知した上で見に行くのは構わないのではと思えます。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/字幕が読みづらい部分がある)
主人公の「取り調べ」のシーンは、主人公が白いカッターシャツを着ている事情から、字幕が読めない部分がいくつか出てきます(確認済み)。ただ、字幕がまるまる読めないというところは数か所程度で、文字が切れて見える程度で(座る位置にも依存しそう?)、ある程度の語彙力で補うこともできるので、採点幅で調整済みです。
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(減点なし/参考/「土地を売っておくからな」)
この映画はフランス映画の扱いですが、一方でアメリカ映画と思わせるように英語を多くはなすシーンが出てきますが、この映画は実は実話をもとにしている映画で、原作(日本に来る前に海外で公開されていたもの)もフランス作品の扱いです。
この場合、フランス基準で見ることになりますが、不動産の得喪(日本では民法177条)は日本とフランスは同じで、「当事者では合意だけでよいが、第三者に対抗するには登記しろ」で(反対は「当事者であっても登記しろ」で、ドイツと韓国)、そうそう明日のあさってに登記手続きができるか?というと微妙なところはあります。
【"幼い頃から抱えて来た”痛み”を、多くの犬たちに癒されて何とか生きて来た男の壮絶で哀しき半生を描いた作品。”怪優ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの怪演と多くの犬たちの名演に魅入られる作品でもある。】
■ある夜中、精神科医で離婚した経験があるエブリン(ジョー・ジョー・T・ボックス)は拘置所に呼び出される。
そこには、崩れた化粧で血まみれの赤い服を着たダグラス(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)が車椅子に座っていた。
そして、彼はエブリンに自らの壮絶な半生を話して行くのである。
話が終わり、エブリンが”何故、私に話してくれたの。”と聞くとダグラスは”痛みを持っている人だから・・。”と答えるのである。
◆感想
・幼きダグラスの父と兄による虐待のシーンは、観ていてキツイ。家族よりも犬が大切と言ったダグラスを犬小屋に叩き込む、父の姿。身籠っていた母は、家を出て行ってしまう。
更には、父はライフルでダグラスを撃つ。
ー ダグラスは、ちぎれた指をビニール袋に入れ、一匹の犬に”車。警察の車に届けて・・。”と言い気を失う。警官が多数押し掛け、父と兄は逮捕。だが、ダグラスも跳弾により頸椎を気付けられ、下半身不随になる。-
■ケイレブ・ランドリー・ジョーンズと言えば、「バリー・シール/アメリカを嵌めた男の」ジャンキー役や「ゲット・アウト」の不気味な長男役、そしてオーストラリアで実際に在った銃乱射事件を起こした男を演じた「ニトラム/NITRAM」が印象的である。
彼は、どこかが壊れている役が嵌るのである。
今作もそうである。
・救出された彼は施設に入り、サルマと言う明るいシェイクスピア好きの女性を好きになり、その後成人してからもサルマの活躍の記事をノートにファイリングし、サルマの舞台を見に行った時に渡すシーン。
ー サルマは、既に結婚していて、夫もいる。ダグラスはそれでも、サルマを祝福するのである。ダグラスが人間的に温かい心を持った男である事が分かる。-
・ダグラスはバーの歌い手として漸く雇われるが、それだけでは多くの犬たちを養えず、犬たちを使い、金持ちの家から貴金属を“富の再分配”と言い盗ませ、町を牛耳るギャングの親分の股間を犬を使って咬ませるが、逆に刑事やギャング達に、根城にしている廃校を襲われるシーン。
ー 何処までVFXを使っているのか分からないが、ダグラスの指示通りに動く犬たちの活躍が凄い。-
<ダグラスは、確かに盗みはするが、狂気には落ちない。それは、人間、社会に溶け込めなかった彼を犬たちだけが守り、彼も犬たちへの深い愛があったからである。
今作は、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの怪演と、彼が演じたダグラスの壮絶で哀しい半生に魅入られる作品なのである。>
ホームアローン プラス ドッグス。
ヒーローでは 無いと思うが そー思わせるところが
憎いです。
おとぎ話のような展開 犬たちの演技に 拍手です。
^(ノ゚ー゚)ノ☆パチパチ☆ヾ(゚ー゚ヾ)^
見ていて辛い場面も多々あるので ご注意を。
エンドクレジットに 犬の名前もあったよーな。
犬愛感じました。
もう一声ほしい
切なめバイオレンス&おしゃれカラフル。リュックベッソン節は相変わらず健在である。今回は強い女ではなく、車いすのドラアグクィーン。
犬とともに暮らす謎のドラアグクィーンと要素は大変魅力的で面白かったのだけれど、観終わってもう一声欲しいように感じた。
とはいえ私があと20も若ければラストに号泣して観たような気もする。今はある程度本数を見てきたせいで、途中からきっとラストはこうなるんだろうなとの予測が立ち、それが裏切られることはなかった。
なにか足りないように感じたのは人間同士の心のやり取り、愛情、エモみが物足りなかったせいであるように思う。他人との交流が困難だからこその犬との絆なのはわかるんだけれど、やはり気持ちの揺れ動きが欲しかった。
留置場での精神科医とのやりとりも、羊たちの沈黙のようにスリルと高次元の交流のようなとこまでもいってない。ちょっとずつ中途半端で、でも一つ一つはいいものだからこそ、なんか惜しいなあーと感じてしまった。
70-80-70 痛み
毎作、毎作、今作品こそは!と信じて鑑賞するのだが…
すでに初期の作品とは程遠い作風になってしまっているもんなーしかも今作は母国を離れ、しかもセリフは英語。ナンか全体的にまとまっているが中途半端感が否めない。精神科医との対話劇で観てみたかったように感じる。ラストも少し狙いすぎちゃいますかね(~_~;)
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズとDOGちゃんたちに🌟です。
⑫ I-4
ワンコ達の演技が尊すぎる!
人間達が霞むくらい犬達が秀逸!!いやダグラス役のケイレブも素晴らしいよ!犯罪にワンコを使うのはいただけないが悪いヤツらをヤるワンコ達にいいぞ!もっとやれ!と煽りたくなる。
もし犬達が虐待されるシーンとかあったらメンタルキツいわ〜と覚悟してましたが大丈夫でした。
あのミッキーちゃんを飼いたーい❤︎
最後クララの様に立てたダグラスこれからどうなるのでしょう?続編があれば絶対観に行きます!(犬達を!)
人間生まれ犬育ち。
少年の頃に父、兄から犬小屋という檻に閉じ込められた女装男性(ダグラス)の話。
ある独りの青年の頼み(助け)を聞き受けた事であるギャングから狙われる事に…今現在と過去の事を女性精神科医エヴリンに語るダグラスの半生。
本作観ての感想は家族(母除く)より犬LOVEなダグラスだったけど、意思の疎通がとれてあんな風に犬を操れたら便利かもだけど、その犬へのLOVEは間違ってない!?作品としては面白いけど。
ラストのアスファルトに落ちる十字架の影に寝たのは懺悔の意味なのかな?
リュック・ベッソン作品だとTAXIシリーズ、トランスポーターが好きな私なんですが結構期待値上げて観に行ったんだけど…、終盤の様なギャングとのやりあい、アクションをもうちょっと観たかった。
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