劇場公開日 2024年3月8日

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「犬が苦手な方には要注意な描写があるので注意」DOGMAN ドッグマン yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5犬が苦手な方には要注意な描写があるので注意

2024年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今年91本目(合計1,183本目/今月(2024年3月度)9本目)。
(前の作品 「クオリア」、次の作品「恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!」)

 タイトル通り、犬をテーマにした映画です。また、フランス映画あるあるの「CANAL+」などが出るようにフランス映画っぽく見えますが、大半は英語です(この点後述)。

 多くの方がストーリー紹介で書かれていますが、犬に関して虐待経験を受けた主人公の「反逆劇」にテーマがあたっています。また、いわゆる「取り調べ」のシーンと実際に動くシーンがほぼ半々に登場しますが、逆に言えばそれだけなので時間軸は2軸あってもわかりやすいほうです。

 たしかにPG12扱いであるという事情もあるので、やや厳しいかなといったところがあります。主人公への虐待は結局犬の虐待に繋がる部分があり、そうしたシーンでどうしても出てくるからです。こうした事情があるので「犬は見るのも嫌い」という方にはちょっとおすすめできない(趣旨的にどうしてもそうしたシーンを避けることができない)といったところです。

 主人公のとった「復讐行為」については理解できる点もあるしできない点もあるし、一方で動物愛護の考え方を日本で一般的に取る場合は、「ちょっとやりすぎ」という点も多々あります。

 こうした事情で、映画のタイトルにも出てくるくらいですから、犬が苦手(観るのも嫌い)という方にはおすすめできませんが、それ以外の方はこうした事情があることを了知した上で見に行くのは構わないのではと思えます。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.3/字幕が読みづらい部分がある)

 主人公の「取り調べ」のシーンは、主人公が白いカッターシャツを着ている事情から、字幕が読めない部分がいくつか出てきます(確認済み)。ただ、字幕がまるまる読めないというところは数か所程度で、文字が切れて見える程度で(座る位置にも依存しそう?)、ある程度の語彙力で補うこともできるので、採点幅で調整済みです。
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 (減点なし/参考/「土地を売っておくからな」)

 この映画はフランス映画の扱いですが、一方でアメリカ映画と思わせるように英語を多くはなすシーンが出てきますが、この映画は実は実話をもとにしている映画で、原作(日本に来る前に海外で公開されていたもの)もフランス作品の扱いです。

 この場合、フランス基準で見ることになりますが、不動産の得喪(日本では民法177条)は日本とフランスは同じで、「当事者では合意だけでよいが、第三者に対抗するには登記しろ」で(反対は「当事者であっても登記しろ」で、ドイツと韓国)、そうそう明日のあさってに登記手続きができるか?というと微妙なところはあります。

yukispica