劇場公開日 2024年3月8日

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「セラピー的なトークセッション」DOGMAN ドッグマン kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0セラピー的なトークセッション

2024年3月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

予告編のキャッチコピーに騙されるまいと思いつつ、ついつい気にしてしまう日々をずーっと続けている。本作では「規格外のダークヒーロー」というコピーに反応してしまった。本当は違うんだろうなとは思っていたんだけど。
観てみるとやはり、「ダークヒーロー」というよりも痛みを抱えている2人のトークセッションという印象。でもこれがとてもよかった。ダグラスが過去を徐々に語る中で様々な真相が明らかになっていく脚本がとにかく素晴らしい。最後に、そういえばリュック・ベッソンだったと思い出したけど、闇を抱えていて悪になりきれない悪を描くのが本当にうまいよな。
そして、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの存在感がとにかく圧倒的。もちろん犬たちの演技も素晴らしい。なんて賢い犬たちなんだ(もちろん演技という意味で)。犬たちとともに戦う姿がたしかにダークヒーローといえばそれっぽいと言えるかもしれない。でも、そんなコピーで客寄せしちゃダメだよな。寄せられた側だからあまり文句は言えないのたが。
最後をハッキリとさせているわけでないところも憎い演出だ。これはこれで終わらせるのが正解だと思う。

kenshuchu
トミーさんのコメント
2024年3月19日

“ダークヒーロー爆誕”“ジョーカー”はかなり的外れなワードだと思います。

トミー