劇場公開日 2024年3月29日

オッペンハイマーのレビュー・感想・評価

全677件中、181~200件目を表示

2.5オッペンハイマーは隠さない

2024年4月19日
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映画としてはおもしろかった。キリアン・マーフィ好きだし。 シーンの途中でフレーム変わるのは気が散るかなというのもあり、初見はIMAXではない普通の劇場へ。 しかし、トイレ問題は秘技SOYJOY(直前に食べる)で回避したけどさすがに腰が痛くなった。劇場鑑賞を要求するなら、まず身体的限界に挑戦するのやめてもらっていいですか…? 長いけどテンポはいいし、ノーランの割には親切設計かも。 アメリカ映画でこの題材やったこと自体はひとまず朗報だし、冷戦下の核戦争の恐怖を知らない若い世代を意識したってのもちゃんと伝わるようになってたんじゃないでしょうか。 しかし相変わらずボリューム過多ではある。役者がアマデウスのサリエリだと喝破したっていうロバート・ダウニー・Jrのくだり、あれ自体はよかったけど、なくても成立したんじゃないかなーと思ってしまった。対立軸としてはテラーもいることだし。 でもそうするとこの時間軸シャッフル構成が成り立たないのでしゃーなしか。終わり方が過去でも未来でもあり、またすべてが予言の範疇だってのがインセプションとかインタステラーっぽい。 観てる間、なんとなく「ゼロ・ダーク・サーティ」を連想してた。あれも一握りの人間の、それも密室での思惑で世界の命運が左右されてしまう話。 日頃、物理学を浮世離れした話のように感じている人間からすると、それが現実の世界をガラッと直接変えてしまうという急転直下の落差がすごい。でも本人は初手からピカソとかフロイトを意識してる人ではあった。そこに共産主義がどう絡んでるのか? 私にはわからなかった。 少なくとも原爆を完成させるまではドリーム科学者チームのプロジェクトXなんだけど、トリニティ実験の後から急にしくじり先生になっていく。心血を注いだ作品(核弾頭)が手の届かない遠くへ、ドナドナ運ばれていく、あの場面に実はいちばん心を動かされたりして。でもそれは他人の財布で作品を作る映画監督にも通じる気がする。 もちろん標的がナチスから突然日本になった時点から真顔にならざるを得なかったし、実際の被害写真を出さないのはアメリカ映画の限界なのかなという気はした。 あそこはオッペンハイマーの主観だから、というけど他方でストローズ視点の場面もあるんだし、映画はあくまで映像で語るメディアな以上やや無理めでは。 まあ、ここで説明的に描写するくらいなら、より適した作品を観てくれってメッセージなのか、あるいはそれは当事者サイドの日本映画が今後やるべきってことなのかも。 とはいえユダヤ系が多数をしめる関係者にとってハナから日本、広島、長崎なんか眼中なかったわけだ。それが劇中もっとも残酷な部分だった。 いくらアリバイ的に罪悪感ありまーす、と言われても、科学の発展/映画のミューズのためにはよく知らん極東の市民を傷つけても構わない、というあられもない本音。それを隠そうともしないのね。。

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ipxqi

3.0R15 女好きなオッピーの苦悩

2024年4月19日
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無駄に?性的描写のシーンがちょこちょこあります。まぁオッピーが女ったらしだったからかなw カラーとモノクロでオッピーとストローのシーンを分けてはいますが、時系列は、わかりにくいです。更に登場人物が多く人間関係も、一度観ただけでは理解し難いです。ボヘミアンラプソディーのラミ・マレックがちょい役で出ていて、ちょい役だけど、なんか意味があったのかな? あと、どうしてもアインシュタインは気になってしまいました。 他の方もレビューしていますが、トリニティ実験の描写がチープ過ぎて原爆の恐ろしさが全く伝わってきませんでした。原爆の暴走連鎖爆発で地球上を爆発が広がる想像のシーンは壮大に描かれていましたが…。 この映画は原爆の恐ろしさを伝えるということは主旨にしてないんじゃないでしょうか?主にオッピーの苦悩を描いていたように思います。なので、よく批判されている広島長崎の原爆のシーンは、個人的にはこの映画には必要なかったと思います。 エンターテイメント的要素は薄く、特段楽しめるシーンはなくオッピーの苦悩、赤狩り、ストローとの確執が淡々と描かれている3時間…なかなか疲れました。

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SICK_JOY

2.0天才オッペンハイマー教授の生活

2024年4月19日
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題名が「オッペンハイマー」なので、タイトルロールの人物を過不足なく描くのは本道なのかもしれないが、“原爆の父”としての側面だけでなく、男女間の葛藤や共産党との関係などにも結構な尺を使い、結果的に焦点がぼやけた印象は否めない。大部の原作評伝はもちろんそれでいいのだが、映画化にあたってはもっとメリハリをつけて刈り込んだ方が良かったのではないか。 IMAXの映像表現にこだわる監督だが、従来の鬼面人を驚かすスペクタクルシーンは特になく、あまりIMAX効果は感じられなかった。インサートの原子の拡散や光の明滅のイメージもさして功を奏していない。 キリアン・マーフィは腺病質の主人公の資質をよく写してはいたが、少しくネプチューンの名倉潤寄りにも見えた。 原爆実験の成功で手を叩いて歓声を上げる人々を見ていて、想像力というものの重要性をつくづく感じた。自ら返り血を浴びる白兵戦の時代から、地上の人間が見えない9000mの上空から爆弾を落とす時代を経て、今やはるか遠隔地から無人のドローンで攻撃する時代になった。そこに殺され傷つく人々がいることを想像できないと、人道主義など成立しない。さらにインターネットやテレビで異国の戦争を目撃する私たちも然り。

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梨剥く侍

3.0複雑だけどシンプル

2024年4月19日
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歴史小説で見れば複雑で誰がどんなことをしたのかわかりにくい。 オッペンハイマーだけ言っていると単純な話。音楽が素晴らしく、音楽だけで3時間もったと言っても過言ではないかも。 ラストシーンのカットバックの音楽や実験の効果音の使い方が飽きさせない。 結局オッペンハイマーは何者だったのか?ただの悩める人だったのではないか?

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ルイ

4.5IMAXはおすすめ

2024年4月19日
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興奮

知的

画がとてもきれいで絶対IMAXで見た方がいい。ストーリーとしては最初わからないところが多かったけど少しずつ分かってきた。3つの起き事を丁寧に語ってみんなが知っているはずの実話がすごく面白くなった。

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Imoni

5.0んー。

2024年4月19日
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こうだとか、ああだとか 色々あるんだろうけど。 広島と長崎に原爆が落ちてる 現実がある。

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たかはしすすむ

4.0日本人として許せない

2024年4月18日
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悲しい

難しい

映画「オッペンハイマー」を見ました。「原爆の父」と呼ばれるオッペンハイマーの物語でした。広島、長崎に落とされてしまった原爆の被害の予測が非常にあまく少なかったこと、被害の様子を説明されるシーンで映像から目を背けた時に憤りを感じました。映画鑑賞後、Wikipediaでオッペンハイマーについて調べたところ、オッペンハイマーの親友のロバート・サーバーの著書「Peace and War」で、「原子爆弾が善意ある武器かのように語るな」と話しているそうですが、私も映画を見て同じように感じました。

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まりこ

4.0見ごたえあったよ。 核兵器開発した科学者の栄光と苦悩。 クリストフ...

2024年4月18日
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見ごたえあったよ。 核兵器開発した科学者の栄光と苦悩。 クリストファー・ノーランの、 科学者の苦悩の演出、 原爆が落ちた時の轟音と無音の使い方とか、 鳥肌が立ちました。 被害国の日本の映像が出てこないのは、 あくまでアメリカで研究開発している アメリカ人科学者の視点を保つために、 日本の直接的な被害状況の映像は入れなかったのか。 オッペンハイマーは、 実際に原子爆弾が出来上がるまではきっと、 科学者として、 核の可能性に酔いしれていた部分はあると思う。 でも、実際に使われるまで、 わからないこともあるよね。 原子爆弾や、 東京大空襲など、 被害者国としては アメリカの圧倒的な暴力の歴史を許すことはできないが、 今ほど戦争倫理が出来上がっていない時代で・・・ 戦争倫理ってなんだ。 もし、 核の可能性について、 もしアメリカが最初じゃなかったとしても、 どこかの国の誰かが、 核の可能性に気づいたら、 きっと核爆弾をつくって、 どこかの国に使っていたとは思う。 世界で唯一の被爆国の 日本人として、 早く戦争のない世の中になってほしいと思う。

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あとぅーし

3.0難しかった

2024年4月18日
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難しい

時間軸が、頻繁に移動するため、難しかった。 日本は、非核賛成に回るべきと思う。

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いつも6

3.5音楽、映像はノーランらしい 原爆というどうやってもネガティブ難しい...

2024年4月18日
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音楽、映像はノーランらしい 原爆というどうやってもネガティブ難しいテーマ。 複雑な時代背景、時系列、多いキャストが相まってわかりづらい演出と難解な展開。 歴史、人物の予備知識の予習が必要 時代背景や関わる人たちによって揺れ動く主人公の心の葛藤や陰謀の演出や描写が深いい

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papakazu

0.5原爆の恐ろしさ伝わらない残念な作品

2024年4月18日
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怖い

寝られる

原爆を破壊力の物凄い爆弾くらいにしか扱っていないように見えた。被爆の恐ろしさも軽く扱われ、腹立たしく感じた。 アメリカは未だに原爆をこういうイメージで捉えているのかと残念でもはや恐怖に思えた。 原爆の作り方ばかり扱うこの映画より、多くの人に『はだしのゲン』を見て欲しいと思った。

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おむすび

4.5東宝系TCXで観ました。

2024年4月17日
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興奮

知的

3月に先に観た友人にネットなどで内容、登場人物(特に名前)の下調べをして観た方が良いと聞いていたので、3時間の映画もなんなくすっと観れました。 私、一押し監督「クリストファー・ノーラン」 フォロウィング以来数々の彼の映画を観てきましたが、この「オッペンハイマー」は撮影に妥協を許さない彼の意気込みが感じられます。 間違いなくこの作品は3本の指に入ると思います。 主演のキリアン・マーフィーもクリストファー・ノーランとのタッグも20年来になりますね。 どなたかもおっしゃってましたが、IMAXとかTCXとか大画面で観られる事をお勧めします。 奇しくも映画公開前年2022年12月16日、米エネルギー省のグランホルム長官は、オッペンハイマーを公職から追放した1954年の処分は「偏見に基づく不公正な手続きであった」として取り消したと発表しました。 68年を経ての処分撤回について「歴史の記録を正す責任がある」と説明しましたね。 長い間の疑いが晴れて良かったです。 アメリカ政府もいいとこありますね。 私が観たTCXは60歳以上は追加料金がいらなかった(¥1300)のでありがたかったです。 本当に近年、面白いワクワクする素晴らしい映画でした。 ホントは採点4.9なんですが。。。。

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ウルフ

4.0面白かったけど…

2024年4月17日
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2023年度作品 アカデミー賞最優秀作品賞7部門受賞 最後の30分必要? まったく人と役柄、わからんかったわ💦 ラストのアインシュタインとの会話で、救われた

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あきちゃん

3.0凄い映画だが退屈

2024年4月17日
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悲しい

知的

寝られる

ゾワッとする場面はいくつかあった。でも大半はエンタメと程遠い文芸作品。くどい説明台詞の邦画に慣れた人は序盤で寝れる。 自分はNHKの「映像の世紀」やYouTubeで「マンハッタン計画」について人並み以上の知識を持っていたので理解できたし、後半の表現に鳥肌がたったけど、正直「映像の世紀」の方が面白かったと感じた。原爆を扱う作品としては「この世界の片隅に」を超えなかった。視点が違うので比較出来ないかもしれないが、ほのぼのとした日常がゆっくりと描かれる前半とラスト付近との落差で心がより揺さぶられた。

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ばるすパパ

4.5とにかく日本人に観てほしい。

2024年4月17日
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原爆の話は史実や解釈などが分かれるし、今に照らし合わせると政治的な話にどうしてもなる。 だから日本人はどこか避けてきてる部分がある。 とにかく飲み込んできた。 だけどノーランにこれやられたら、日本としてはアンサーすべきだし、してほしいしないとダメなんじゃないかな。不都合も含めて今受け入れなきゃいけないものが日本人にもあると思った。 映画だが、少し難解に感じる方もいるんじゃないかなと思う。 ノーランお得意の時系列がバラバラ。セリフで説明する作品を普段よく観てる方は何を今してるの?と置いていかれる人もいそう。だけど、それでいい。 気になれば後から説明したYouTubeとかパンフで復習すれば。 とにかく観たことそれだけでいい。 自分が何を感じたか、どう思いどう考えるかなんて話す必要もない。 でもそれを大切にしてほしい。 作品はよくもこのメッセージ性を映画に出来たなと。 厚みがある映画で、映画史に間違いなく残る作品だと思う。 ノーラン監督ってマジですごい。 あとは俳優陣ね、完璧。最高。 薄っぺらい感想だが、気持ち的にそうなっちゃった。 ちなみにこの映画は カップル◯寄りの△。知識の差や興味の差で蛙化する危険性あり。でも話し合える仲ならもう結婚しとけ。 家族◎ 少しHなシーンがあるがイイ。とにかく観て話そう。 友人◎ 映画好きと行くとこれはイイ! 1人◯ 映画館出た後の気持ちのやり場に困ります。

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MR POPO

5.0映画を鑑賞する前に、アインシュタインとオッペンハイマーのドキュメンタリーフィルムを見て欲しかった

2024年4月15日
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私は長崎に産まれたので、原爆の事をご存知の方々が沢山居られた。中学生の時、保健体育の先生が原爆が落とされた2日後、他の医療関係者の方々と一緒に長崎へ派遣され、その仕事は、死体から湧き出てくるウジ虫を1匹づつセッシで取り除く事だったそうです。NHKスペシャルで、オッペンハイマーのドキュメンタリーフィルムを見た時、講演で日本に来ながら広島・長崎に行かなかった事を、インタビュアーに聞かれ答えなかった彼。映画を観て、原爆後のフィルムは見てくれていたんだと分かりました。栄光の時間は短く、ガンで亡くなるまでの間、どんな事を考えながら生きておられたのか、知りたいような知りたく無いような・・・色々考えさせられる映画でした。

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mayoko

4.0アルテマ メルトン ティルトウェイト

2024年4月15日
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うん。なるほど。過敏に拒絶反応し過ぎたなぁという印象。IMAX大好物のノーランが、IMAX回収天国の日本を逆撫でする様な作り物はしないだろうにね。絶妙に"嫌な"台詞は挟むけども、個人的には当時のアメリカを覗き見てる感じで「当然かな」と思いました。近年の「ミッドウェー」でもそうだけれども、あの当時の「良くわからない怖い国」の代表としての描き方は秀逸だと思う。「どう見えるか」は人生を生きていると"大人"になる事よりも重要だったりするからね。そしてその付けを払うストローズ。「法廷系サスペンス」としても秀逸なのが流石です。ゴランソンの更に一段上げた楽曲達と共に鑑賞して頂きたい逸品でしたね。

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lynx09b

4.5細かい量子力学の話はさて置き……

2024年4月15日
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🍄2024年の野望🍄 《アカデミー賞作品賞》受賞作品制覇✨ 全96作品中記念すべき6作目✨✨ 2024年作品賞受賞 世界を変えた一人の男の伝記をクリストファー・ノーランが作るって、大事な大事なノーランismは今回無いのかな??と懸念していたけどそんな心配はいらなかったwwwちゃ〜んと時間はあっちゃこっちゃ飛ぶ飛ぶ🛩 キリアン・マーフィーって過去に自分が観たことある映画作品にもちょいちょい出てたみたいだけど、全然記憶に残ってなかった俳優さん。アカデミー賞授賞式の日に初めてしっかり見て、なんか飄々とした幸薄そうな俳優さんだなーと思っていたけど、『オッペンハイマー』を演じる彼は表情がコロコロ変わって3時間あたしを魅了し続けた。主演男優賞は納得でした、ハイ😊 グラシネ池袋のIMAX GTで観たのに一体どこのシーンが縦長にみょ〜んとなってたのか気が付かないほど集中しちゃってた。そのせいかおそらく気付かないうちにリアルに『息を呑んで』たみたいで、終わった後になんだかとっても頭蓋骨のなかが酸欠状態で頭痛かった😂 オッピー教団は固定メンツで構成されてるように見えてみーんな自分のことしか考えていない信頼感薄めの繋がり。そしてオッピー自身もそんなうっすい繋がりを重要視するがあまり、原爆投下後の集会で罪悪感に苛まれながらも集会所で求められてる答えを進んで出したり。なんか人間って嫌な生き物だなーと感じさせられる。(特にこのシーンでの日本に原爆投下した事に触れた台詞は和訳に忖度が見られて余計に嫌〜な気分に……) とにかく、キリアンもそうだけど今年の作品賞受賞には文句無し‼️これは獲って当然の作品。 ただ、エミリーブラントの演技が素晴らし過ぎたからこれでも助演女優賞獲れないの⁉️と。『ホールドオーバーズ』のダバインへの期待がブックブクに膨らみ続けてます🎈 そして長い重いと感じた3時間が3日経つとおかわりしたくなるという不思議💕もう一度観よっと😊

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らまんば

4.5プロメテウスの功罪

2024年4月15日
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悲しい

怖い

知的

感想 世界初の核兵器開発製造に中心人物として関わったロバート・オッペンハイマー栄誉と挫折の物語。 科学史上の有名な登場人物が多く、複雑な人間関係であるが、理論物理学の大転換と新理論の台頭、第二次世界大戦末期に使用された原子爆弾開発製造と作戦での使用による世界終末の現実的出現可能性の葛藤と恐怖の心理を織り込み、オッペンハイマー個人の人間性をありのまま描写した物語で、興味深く観た。 2024年アカデミー賞、作品、監督、主演男優、助演男優、他三部門が最優秀の栄冠に輝いている。 オッペンハイマー自身は、科学者としての物事の探究と名声は欲していたと感じた。人としては偏ったイデオロギーなどは持ち合わせず、純粋で公平な人間関係を築こうと努力したが、社交性は決して高くなかったと思った。極端な共産主義思想、反対にヒステリックな共産主義批判は個人的に認めなかったが、共助的なユニオン思考には理解を示していたと思われる。また頭脳明晰な男は概ね性欲が強く、女も頭脳明晰な男を子孫繁栄の点から本能的に求めるのだと感じた。 オッペンハイマーの人としての道徳的良心の呵責は原子爆弾を完成させた後事の重大さに気がつき、悩みはその名声を博してから大きくなっていったと思う。 映画の最初と最後に出てくるシーンだか、オッペンハイマーが良心の呵責に苛まれることをアインシュタインは予言していた。この事はアインシュタインの人類史の行く末をも包括して観ることの出来る世界情勢の見方に驚嘆せざるを得ない。恐ろしさを感じる場面であった。 学識者は未来を俯瞰し、想像して問題を解決するのだと感じた。しかし、核兵器開発については人類史の終末点が容易に想像出来てしまい、愚かな結末を選択しかねない国家から逃避したこともまた事実である。アインシュタインは世界が今後、誤った結末を迎えてしまう可能性を亡くなるまで嘆いていたのかもしれない。 ルイス・ストローズは自分が蔑まされていると勘違いにちかいものを感じ、後々オッペンハイマーの権威を失墜させるために暗躍。人間的にくだらない。馬鹿馬鹿しい限りと感じる。繰り返しよく思う事は人間の本質は身勝手で無責任であるということ。よくよくコミュニケーションをとっていかないと物事はじまらないし、動かない。大変な時代に我々は生きているのだと実感した。 この映画の時代に存在した 原子爆弾開発に関係する主な諸理論。 1905年 アインシュタイン、特殊相対性理論。 1916年 アインシュタイン、一般相対性理論。量子力学の始まり。「それ以前の物理理論の基礎となる前提の多くを根底から覆(くつがえ)し、その過程において、宇宙、時間、物質、エネルギー、重力などの基本概念を再定義した」とされる。 1933年 核の連鎖反応式を発表して以来、アインシュタインは爆発的エネルギーを放出する爆弾を理論上では製造できる事をすでに予測していた。 1938年 ドイツにてウラン原子の核分裂実験成功。ナチスドイツが大量破壊兵器製造研究に着手する。(ナチスに開発を依頼されたウランクラブのメンバー、ヴェルナー・ハイゼンベルク(不確定性原理)、濃縮に必要な重水炉の考え方を連合国側にリークして、ナチス側での重水炉に関する開発をわざと遅らせたと言われている。) 1939年 ドイツの核分裂実験成功。この事を知ったアインシュタインは大量破壊兵器の出現が現実となる事を確信。世界に幻滅する。 FDRにレオ・シラードが送った書簡の中でアインシュタインは核兵器開発推進の提言にサインした。これにより米国の核兵器開発が始まったとされる。 オッペンハイマー、核分裂実験成功の報を受けて核分裂の発見による核反応の報告を実証。(1943年前後、プリンストン高等研究所内、散策中のアインシュタインに核反応、放射線崩壊実証をオッペンハイマーが伝えるというシーン) 同年、 一般相対性理論に基づく、トルマン・オッペンハイマー・ヴォルコフ限界方程式(重力崩壊予言、ブラックホール存在理論。重力による空間の歪みの仮説)発表。この研究がオッペンハイマーのライフワークになるはずであった。 しかし、1942年以降、マンハッタン計画始動。 1943年ロスアラモス国立研究所設立。以降、映画本編の通り。 圧巻の展開で ⭐️4.5 広島、長崎を訪れる、この事に関心を持つ外国人が増えてほしいと願うばかりである。

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Moi

5.0マッドサイエンティストとは

2024年4月15日
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メメントやダークナイトシリーズ、インセプションやTENETといった、今まで見た事がないような映画を意欲的に作り続けているクリストファーノーラン監督。 彼が原爆の父と言われたオッペンハイマーの生涯を通して原爆の製造の裏側とその葛藤を描いた映画、その名も「オッペンハイマー」はアカデミー賞を席巻し、公開前は日本での公開は無いかもしれないと噂された本作品。 今日、劇場で観てきたが素晴らしい作品だったと思う。もちろん時代背景があり、人類が人類を滅ぼしかねない巨大な力を手にしてしまった事は悲しい事であり、劇中でも懸念していたが、現在は共産主義国家が独自に核兵器を製造所持する時代になってしまった。 第二次大戦下であり、各国が疑念を持つなか相手よりも強力な兵器を持つことを競ったのは仕方ない事だと思った。 おそらくオッペンハイマーが製造していなくても、どこかの国が遅かれ早かれ開発製造していた事だろう。まさにドイツやソ連が持っていたら歴史は大きく変わっていたかもしれない。 そういう意味で何が正しいか間違いかを表現するような作品ではなかった事は称賛に値するし、アメリカの主張する戦争終結を早めた偉大な功績という建前をこの作品はオッペンハイマーの苦悩で疑問符を投げかけている。 この映画こそ日本人は観るべきだし、山崎監督も言っていたが、このアンサー映画を日本人が撮るべきだと思った。 上映時間3時間という事だったが、構成の巧みさと情報のコントロールが秀逸でまったく長さを感じなかった。 今度はIMAXで観たいと思った。映画館で観るべき映画です。

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Film_Montage