「フレンドシップ討ち入り」身代わり忠臣蔵 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
フレンドシップ討ち入り
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通常スクリーンで鑑賞。
原作は未読。
ムロツヨシの緩急巧みな演技によって、コントみたいな笑いあり、大石内蔵助との思わぬ友情物語あり、そしてひとりの男の成長と決意に涙ありな、あらゆる方位に目配りされた見事なエンターテインメントになっていてとても面白かったです。
とんでもない異説を史実に違和感無く絡めて、「真実はこうだったのではないか?」と思わせる説得力がありました。
孝証と大石の友情の行方や如何にとハラハラさせておいて、伏線の効いた落とし所を見せるクライマックスも上手い。
討ち入りもちゃんと描かれていて、堀部安兵衛と清水一学の一騎打ちは「待ってました!」とばかりに興奮しました。
首級の奪い合いが途中からラグビーみたいになっちゃうシーン、不謹慎とは感じつつとてもコミカルで楽しかったです。
土橋章宏原作・脚本の作品は、「超高速!参勤交代」シリーズなどしかり、やはり裏切らぬ面白さだと思いました。
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