「子猫を見守るだけ」ルー、パリで生まれた猫 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
子猫を見守るだけ
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ただただ、猫目線で子猫ちゃんの成長を見守る映画。
「かわいい」しかなく、逆に言えば「他に何もないほどスカスカ」だったり。
実際に猫を飼っている人たちにはおすすめしません。
ネタバレになりますが……
・野良の子が完全になついてないし、やっと人間の自宅に慣れたかどうかって段階なのに、見知らぬ別荘に連れて行けばそりゃ脱走するよね(迂闊すぎ)
・ましてや去勢してない雄猫が、狩りがいのある小動物を見つけたり、メスを見かけたりしたらどうなるかなんて、火を見るより明らか(想像力のかけらもないバカ)
・「小さな命を守り、飼育放棄や自然への放逐など、無責任な飼い主を罰する」という方向で世界的に動きのある時代に、昭和な『あらいぐまラスカル』的に自然に返されてもなー (国によっては犯罪だぞ?)
と、いくら子どもとはいえ、人間側の行動に関してはただただあきれたわけですが。
森に住むおばあちゃん家にて「通いネコ」「半野良」状態で飼ってもらうという選択を、子どもがしたという形ならば、まぁ……
「動物は自然にあるがままが幸せなはず」って思想がベースの人たちが作ったんなら、それも多様性ということでいいんじゃないですか。
ただし、猫ちゃんは短命で終わるだろうけど。
私には、欺瞞に満ちた陶酔としか受け取れなかったけど。
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