「敵が居てこその英雄」ナポレオン カルヴェロ1952llさんの映画レビュー(感想・評価)
敵が居てこその英雄
かつてキューブリック監督が作ろうとしたことを今年の始めくらいに知り、どんな作品になったのだろうな〜
とぼんやりと思っていたらこの作品のことを知りました
もしもキューブリック監督のことを知らなければそれほど興味は湧かなかったと思います
彼は「英雄」として有名です、しかし戦争には勝ちも負けも無い
どちらが多く死んだかとかも関係ない、
防弾効果の殆どない装備で隊列を組んで敵へ進む様は勝利への行軍というよりも死の行軍に見えてなりません
今のようにロケット弾やミサイル無人ドローンなどを使った攻撃と生身の体を盾にして進むこの差は何なのだろう
誰のために兵士は盾になり何のために何十万もの『命』を落とさなければならないのか
ナポレオンと名もなき兵士達と何が違うのか
彼が愛したジョセフィーヌのような人が他の兵士にだって居ただろうに
そんなことを思いながら見ていたら胸が苦しくなってきたのでありました
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カルヴェロさんのコメント
2023年12月7日
トミーさん
あのデータはとてもショックでした
ナポレオンの戦争の殆どを知らず
歴史も何も知らない私にはとてもショッキングなものでした
ナポレオンが参加していない戦いはどうだったのかも知りたくなりましたよ。