劇場公開日 2023年11月25日

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ほかげのレビュー・感想・評価

全73件中、41~60件目を表示

4.0壮絶な戦後の生々しさ

2023年12月19日
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鑑賞方法:映画館

「ゴジラ-1」の典子になれなかった女性と「鬼太郎の誕生」の水木になれなかった男たち、そして、それを見つめる少年の物語。
ごくミニマムな舞台ながらも、戦争が生み出すモノを観客に強烈に突きつける。
同じ様な事が、現在も世界のどこかで起こっているのだろう。
塚本晋也監督の描く生々しさと、じっと見つめる視線は健在だ!

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naichin

3.5「あれは戦地のことだから」ー     「これで戦争が終わった」

2023年12月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

上野駅の銀座線地下鉄改札口へ緩やかにくだる通路は今はとてもきれいだ。その緩やかなスロープは雨露しのげて暖かいからか、昔、沢山の男の人達や子どもが通路の端に座っていた。もわっとした匂いがした。私はまだとても子どもだったけれど大人の男の人達は兵隊さんの格好であったり包帯して足が半分ない人も居たから、それが戦争と関係あることはわかっていた。今もそこを通ると匂いと共にその人達が見える気がする。皆、辛くて痛くて怒りと恐怖と飢えにまみれていたんだろうか、それとも希望が見えてきた頃だったんだろうか。

登場人物は誰もが口数少ない。だから森本未来の最後の言葉は饒舌で、正確に戦地でのことを覚えていて、それだけに如何に怒りと悲しみから解き放たれていなかったかが強く伝わった。

塚本監督の映画を見たのは今回が初めて。映像と音響が良かった。今度は「野火」を見よう。

おまけ
趣里は成長していい俳優になっていってると思った。初めて見たのは、舞台「クライムス・オブ・ザ・ハート」地人会新社(2015)。趣里はガリガリといっていいほどスリムで、三人姉妹の(大変なことをしでかした)末娘役をキュートに(いっぱいいっぱいで)演じていた。次がTVドラマ「ブラック・ペアン」(2018)の看護師役。クールで有能でよく眠る猫みたいな役。ここまでの趣里の顔は同じ感じ。そして今回の映画。大切な家族を失い孤独の中、坊やに会えて光が見えて、最後の希望を坊やに託した女をよく演じていたと思う。声、そして目。柔らかで深みのある大人の顔になっていた。朝ドラ見てないので、ブギウギのまとめを年末に見たい。

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talisman

3.5戦後の闇市

2023年12月17日
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鑑賞方法:映画館

監督で俳優でもある塚本晋也さんの、トークショーとサイン会の付いた上映に行ってきました。

塚本監督といえば『鉄男』

そのイメージが強く、シリーズ全て観てますが、

他で観たのは、中村達也さんが出てたから観た『バレット・バレエ』です。

上映後のトークショーで、おっしゃってましたが、

最近、戦争モノばかり作っているのは、戦争が再び起きそうな気配を感じ、危機感を持っているからそうです。

観終わってから聞いたのですが、そんな話を聞くと、この作品の重さも変わります。

映画の内容は戦後の闇市を描いていて、ずっと前から闇市を描きたかったとの事。

ホラーにも通じるような、不穏な雰囲気、張りつめた空気、緊張感、が漂っています。

戦争の後遺症に苦しむ人々、色々と考えさせられますね…

監督は、とても、お優しそうな方でした(笑)

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RAIN DOG

4.0戦争孤児

2023年12月13日
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私は子供にやられました…

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まる

5.0終わらない悪夢のその果てに。

2023年12月13日
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戦後間もない日本。焼け残った居酒屋で体を売る女、盗んで生きる戦争孤児、元教師の復員兵、何かを成し遂げようとする謎の男。戦争が終わったからといってすぐそこに未来や希望がある訳ではない。皆今日食べるものすらない。

戦争で心まで焼かれた人間の痛みや、恐怖や、執念が小さな炎に照らし出される。その禍々しさ。その残酷さにスクリーンに釘付けになった。あんなに幼い子供が1人で生きていかなくてはならない。きっと優しかった先生が痩せ衰え虚ろな目で朽ちてゆく。そして闇市の喧騒をつんざく破裂音に絶望を見る。

これで自分の戦争がやっと終わったと空に手を伸ばし呟く。それでもきっと悪夢からは逃れられない。そして何度でも繰り返される。

前半と後半の異なるエピソードを少年が繋ぐ構成が見事だった。4人の圧倒的な演技も必見。戦争の映画は絶対この世から失くしてはならない。どうか作り続けて下さい。

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はるたろう

3.5恐ろしい子役

2023年12月12日
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鑑賞方法:映画館

強い瞳に全てもってかれました。

趣里さんも朝ドラの数倍の当たり役
森山さんの役は監督自分でやりたかったでしょうね

なにはともあれ、
あの子がいなかったら成り立たなかった映画であり、
見つけた時点でもう出来上がっていたかもしれず。
あの年齢で、何を思ってあの演技をしたのか、
オソロシア子役でした。

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ジャム太

4.5生きるため。

2023年12月12日
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少年が事実上の主人公ですね。戦後の混乱期孤児が生きるためにはたとえ狂気に堕ちた大人達でも絡むしかない。そんな少年の生きざまが見事に描かれています。

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あらじん

3.0おから寿司

2023年12月11日
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鑑賞方法:映画館

単純

萌える

非常に丁寧な作り、でも我々おじさん世代にとっては刺激が少ないと感じました。
戦後ってこんなにマイルドなの?
決して戦争を正しく描いているわけではないですが、「はだしのゲン」や「ゆきゆきて神軍」を観てきたものからするとめちゃめちゃ優しい世界でした。
でも、趣里の演技は素晴らしく。趣里を愛でるだけでも観る価値あり。作り込みも丁寧で、限られた予算の中で塚本監督らしいこだわりは理解できました。
森山未來さんのエピソード後半は全く蛇足。
終盤の闇市のシーンのおから寿司の張り紙は水木しげる先生のオマージュかな?
全体的には観てよかったと思います。

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濁河さかな

5.0闇市を描いた「ほかげ」

2023年12月11日
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泣ける

悲しい

怖い

ほかげ
神戸市内にある映画館「シネ・リーブル神戸」にて鑑賞 2023年12月6日
パンフレット入手
「ほかげ」とは何か?パンフレットから引用します。
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「火と、その揺れに合わせて姿を変える影。
その影の中に生きる人々を見つめ、耳をすませます。

終戦と銘うって準備撮影をすすめた『ほかげ』

世界の動きが怪しくなってきた今、どうしても作らずにはおられなかった。
祈りの映画になります。」
塚本晋也
(ほかげパンフレット12ページ目より)
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「闇市」を描きたいというのが映画監督の思い

終戦後、残暑厳しい時か 女は暑い暑いと言っていた
電気、ガスなどインフラが復旧していないのでしょう。

女は半焼けになった小さな居酒屋で一人暮らし。体を売ったりしてその日暮らしをしていた。
空襲で家族を失った子は、闇市で果物などを盗んで暮らしていたが、女の居酒屋で入りびたりするようになりなる。
若い兵士が客として居酒屋へ行くが、入りびたりするようになる。三人はまるで家族のような状態になる。
若い兵士はおかしい状態となり去ってしまい、ふたりはお互い親密になっていくが、こどもは闇市にいる男と旅に出てしまう。

こどもはいろいろと経験をし、女のもとに戻ってくるのだが、拳銃を所持していたことがわかり、女はこどもから拳銃を取り上げ、缶のような容器にいれて保管する

また旅に出てはこどもが戻ってくる。
女はこどもを「坊や」と呼ぶようになる
そんなある日、拳銃は子供からやさしそうな男に渡ってしまう。
正体は元兵士だったようで戦争の時に、強い恨み、怨念を抱いていたのだろう。
男は拳銃を復讐のために使うことになった。
兵士の名前を叫び、銃を一発ずつ放つ。最後のトドメの一発は放たず、殺さない状態にしておく

こどもは女の居酒屋に戻るが、感染症なのか会えないことに。女は坊や、坊やと優しくもかなしく語りかける。
こどもはもう会えないことを確信した。別れの時となった 女は坊や、坊やと・・・

闇市にこどもの姿、無断で皿洗いをやっているが怒られてしまう。理解されたようで子供はわずかな収入を得ている。
そのあとこどもは闇市の中へとすすんでいき、姿が見えなくなる。
映画は終了・・・このレビュー書いてたら涙

女優の趣里 迫真の演技力に感激します。

坊や、坊や・・・

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大岸弦

5.0終戦当時、多くの人に起こった悲劇。今残しておかなければ、観ておかなければいけない。

2023年12月11日
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終戦直後、空襲の焼け跡に残った一人の女が暮らす一軒の居酒屋。 そこに戦争孤児の少年と復員兵が居つくようになる。
ある日、見知らぬ男から仕事をもらい、少年は旅に出た。
趣里の演技、佇まいが凄い。 始めは他人と突き放し行動にもあまり口は出さなかったが、情がわいてきて、口やかましくなっていく。
三人でほんの一瞬だけ見た幸福を胸に生きる。
復員兵の若い男の、かすかな希望の光も飲み込まれていく。
当時生きた沢山の人々、一人一人に重い悲劇が、無数にあったことを、つい数十年前に、ここで起きていたこと。
監督が言われるように、まさに、今、作って残しておかなければ、観て置かなければいけない映画です。

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ITOYA

5.0戦後ってどんな時代だったのか

Mさん
2023年12月10日
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先日、「ゴジラ-1.0」を見たばかりで、つい、それぞれの「戦争の終わらせ方」を比較してしまった。
テレビや映画では、大変だけど活気ある時代として描かれがちだけれど、実際は「ほかげ」の方がより近いのかなあ、などと思いながら見た。
監督の思いをきちんと受け継ぐためにも、いろいろな人に見て欲しいと思った。
「野火」を見てトラウマになった人も、この「ほかげ」なら見れると思います。ぜひ、見てください。

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M

3.5趣里、森山未來の熱演、塚尾桜雅の目力

2023年12月10日
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泣ける

悲しい

萌える

第二次世界大戦直後、戦争で夫を亡くし焼け残った小さな居酒屋に1人で住む女は、体を売り希望のない日々を過ごしていた。そんなある日、空襲で家族を失った子どもが、女の居酒屋へ食べ物を盗みに入り込んだ。それ以来、子どもはそこに入り浸るようになり、女はその子どもと一緒に生きようとしてる時に病気になりその子を追い出した。そして・・・てな話。

終戦直後、生きるために体を売るしかなかった女性も多くいたのだろう。親を亡くした子どももたくさんいたのだろう。なんか切なくなった。
戦争に行って復員出来た元兵隊の人たちも悲惨な生活だっただろうし、その戦場でのおぞましい記憶に悩む人たちがいたことも容易に想像出来る。
趣里や森山未來の熱演に引き込まれた。
戦争孤児役の塚尾桜雅の目力も素晴らしかった。
悲しい話だが、戦争をしてはいけないというメッセージを受け取れた秀作だった。

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りあの

4.0戦争‥忘れてはいけない歴史

2023年12月6日
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戦争。それを市民の視点から描くことに拘る塚本晋也監督。そのエネルギーたるや凄いものがあります。「野火」も「これが人間か!」と信じたくない自分、そして理解しなければいけない自分、その2つが闘う作品でした。この「ほかげ」は戦地を描くものではありませんでしたが、戦争という残酷な産物が人生をいかに狂わせるか‥痛すぎるほど伝わる作品でした。

主演の趣里さんも迫力の演技。朝ドラの「ブギウギ」とは真反対の役柄でした。そのギャップ、演技の幅の広さを見せつけられて、それにお金を払ったとしても損はありません。

戦争自体が終わっても人の心に本当の意味で終わりが来るのはいつになるかわからない長い旅。今だって癒えていない人がたくさんいるはず。僕たちはそれを忘れずに日々を生きたいですね。

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ホシ☆ケン

3.5期待度○鑑賞後の満足度○ 不思議な切り口の反戦映画。ただ森山未來のエピソードは新鮮味無し。いっそ戦争直後を舞台にした戦争亡霊譚にしたら良かったかも…

2023年12月5日
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①趣里が朝ドラのヒロインでは及びつかない程の女優としての実力を見せる。口跡が良いが宜しい。

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もーさん

2.5戦争後の大変さ

2023年12月5日
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悲しい

終戦後の日本の現状を描いた作品
体を売ってお金を稼ぐ女の家に、客としての兵隊と、ピストルを持った戦争孤児が、しばらくの間家族のような時間を過ごすが…
孤児はピストルを持ったまま、見知らぬ男と旅をする そこには戦争で気のおかしくなった人や、戦地から無事帰還して普通の生活を営む上官の姿
正に天と地
何の為の戦争だったのか…とてもむなしくなる 最後には…
天皇に是非とも見てもらいたい作品

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ろくさん

3.5希望の見えない生々しい戦後の風景

2023年12月4日
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悲しい

私は広島出身で、戦後のイメージは瓦礫の山の中で人が埋もれて、あちらこちらで死体を焼いて、残った人も原爆病で苦しんで・・・みたいなものですが、この映画では何もなくなり無法地帯になった街の、貧しさや怖さ、奇妙な賑やかさが伝わってきました。

不味そうなメシと酒、仕方なくやっている売春宿、行くあてのない子供、戦争で負った心の傷の復讐、病気、本当に希望のない映画でした。

貧しくてもまた一からやり直そう!みたいな明るさは皆無だった・・・

でも庶民の戦後はこういう悲惨なものだったのでしょうね。
とにかくメシがマズそうで、たぶん今まで見た映画で一番不味そうな食事シーンでした。

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ジュンヤ

4.5涙がでていました

2023年12月4日
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「野火」が戦争の狂気を描いていましたが、「ほかげ」は戦争による傷跡を描いた作品。
夫と子どもを亡くした者、孤児になってしまった者、身体が不具になった者、そして何よりも深い心の傷でしょう。
今回もスクリーンの色味が素晴らしく、そのしっとりとした質感がよいですね。
音楽もすごい合っていて、すごいの見つけてきたなと思っていたら、まさかの石川忠。エンドロールで名前を見た時は目を疑いました。
後に知ったのですが、気がついたら石川忠の音で作り始めていたんだそうです。
6年前に亡くなっているのですから、制作途中だった「斬、」とは話が違います。これを作り上げるのはとんでも無い事ですよね。
主演の趣里は塚本作品にすごいフィットしていて、太い芝居がとても良かったです。
またその先に位置する坊やもとても輝いていおり、その瞳がすごい印象的。
それと何度も投げ飛ばされても器を洗いに向かう、絶対に約束を破らない決意には心を打たれました。
そうしてその覚悟を認められた時には、何故だろう?涙がでていました。
戦争を生き延びた人々が抱える闇と傷、そしてそこから立ち上がる光。
やはりズシリと残る作品でした。

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白波

4.5今年ベスト(2023/12/4 現在)

2023年12月4日
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今年ベスト(2023/12/4 現在)

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teraox

4.0二式拳銃かな

2023年12月3日
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焼け跡・闇市の描き方が生々しく、社会・人心の荒廃を嫌と言うほど見せつける。某マイナスワンでの描写が如何に表面的、見ようによっては侮辱的だったかがよくわかる。
戦争が人々にもたらすものは死と破壊、残すものは様々な形の深い傷なのだが、森山演じる復員軍人がそれを癒すために取りうる手段が、元上官の射殺という「凝縮した戦争」以外に選択肢の無かったのは、何という皮肉だろう。そして、自分が死ぬ以外に終わらせる方法の無いあの未亡人は?さらに、各自がそれぞれ自分の戦争を終わらせていったらこの世から戦争が無くなるのか?
戦争という答えのなさそうな難題について色々考えさせられる秀作であるが、ひとつたしかなのは「戦争反対」とお題目を唱えながら街をねり歩いても戦争は無くならないだろう、という事だ。

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ひろちゃんのカレシ

5.0子供にぶら下がる大人たち

2023年12月2日
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それぞれが戦争による傷や闇を抱えている…素晴らしい演技に圧倒されました!
子供の剥き出しの生命力にぶら下がる大人たち。
勝手な大人たちが始めた戦争で、子供は一番の被害者でありながら、唯一の希望でもある…本当に酷な話しです。

心をざわつかせる音楽も素晴らしい。
終盤で左後方から水のしたたる音が続いていて、同じ空間の中に閉じ込められている息苦しさを感じました。
劇場公開へのこだわりが詰まっています。

大島渚監督の『少年』を彷彿とさせる、塚尾桜雅くんが素晴らしい。
壊れた大人に囲まれて、自らが大人になるしかない。
いろんなものを見てきたと思わせる目の演技が素晴らしい。

もちろん趣里さんも素晴らしいのです。
塚本晋也監督の新作なので観る気まんまんでしたが、予告編の趣里さんを観て「これは絶対に劇場で観る!」と心に決めました。
その期待を裏切らないばかりか、更に超えてくる演技に興奮しました。
キュートなお顔立ちからは想像できない、凄む芝居の迫力に痺れます。

そして、楽しみにしていた河野宏紀さんの演技!
『J005311』の次回作を待っていたら、役者として塚本組に招かれていただなんて!
あ。そもそもが役者さんでしたね。
ものすごく振り幅の大きい役どころで、様々な魅力を堪能できました。
なんだろう、この愛おしくて抱きしめたくなる感じ。
私には1ミリも無いはずの母性が呼び起こされるような。笑
大人が子供のようで、子供が大人のような作品のなかで、圧倒的な孤独が『J005311』の山本とダブって泣けました。
若者たちの未来も全て奪う戦争。
『野火』から命からがら戻ってきても、まだ地獄は終わらないのか…
戦争のえげつなさを痛感させられました。

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shiron