ボブ・マーリー ONE LOVEのレビュー・感想・評価
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この映画でボブ・マーリーからラスタへ響いたのか…?
クィーン、エルトン・ジョン、アレサ・フランクリン、エルヴィス・プレスリー、ホイットニー・ヒューストン…。
続くレジェンド・ミュージシャンの伝記。
本作は、ボブ・マーリー!
ファンや知ってる人には“レジェンド”であり“英雄”。
しかしながら、疎い私。名前とジャマイカ生まれと“レゲエの神様”って事ぐらいしか知らない。
曲もほとんど知らず。って言うか正直、レゲエ自体どんなジャンルかも…。
そんな無知な者が見ても大丈夫か…?
いや、一連の伝記映画はファン以外の人でも見れ、知る為にある。
本作もそんな体で見ようとしたら…。
ミュージシャンの伝記映画は演者の歌唱力やパフォーマンスは絶賛される一方、話がステレオタイプとよく指摘される。即ち、
誕生/幼少期~音楽との出会い/メンバーとの出会い~デビュー~栄光~挫折~再起…。
無論各々特色はあるが、本当にほとんどのミュージシャンそうなのかってくらい、パターン化している。
一見さんからすれば見易いが、目の肥えたファンや批評家からすれば新味ナシ。
本作は他のミュージシャン伝記と差別化。ボブ・マーリー36年の生涯の中の、晩年の数年間に焦点。
結果的にこれが良かったのか、否か…。
すでにジャマイカの国民的人気者、レゲエの神様。
いつ音楽に目覚めたのか、そこに至るまでの道は…?
ほとんど描かれず。
描かれるのは…
1976年、ジャマイカは2大政党が対立。国の一つを願うボブは政治闘争に巻き込まれ、暗殺未遂に遭う…。
ロンドンに拠点を移すも、母国への思いやジャー(ジャマイカ労働階級=“ラスタ”の唯一神)の教えを忘れず、歌を通じて訴え続ける…。
当時のジャマイカの背景や信仰など、日本人には分かり難い。
それらを体現しつつ、妻や周囲との関係、名曲の誕生、次第に蝕む病…など描かれ、ボブ・マーリーにとっても最も重要でドラマチックで濃密な時期のエピソードなのだろうが、それらを一通り描いて必ずしもドラマチックで感動の作品になるとは限らない。皮肉にも、その典型であった…。
まるでドラマシリーズの途中から見たような印象で、なかなか入り込めない。
実際の生涯は激動。が、レイナルド・マーカス・グリーン監督の演出が平凡なのか脚本が弱いのか、ただ並べ立てられ、躍動するものがない。同じく実在の人物を扱った『ドリームプラン』のような感動に欠けた。延いては『ボヘミアン・ラプソディ』のような、栄光と挫折を経てのクライマックスのライヴエイドへ至るカタルシスさえも。
数年ぶりにジャマイカに帰国し、病と闘いながら、祖国を一つにするコンサートを。クライマックスだけじゃなく本来本作の最大の見せ場の筈が、そのシーンは丸々カット。ちょっとの実録映像と説明字幕のみ。
いやいや、あり得ないでしょ!
ボブ・マーリーの何を見せたかったのか…?
ドラマチックな生涯…? 見せるものが少な過ぎる。
名曲の誕生…?
祖国一つへの願い…?
ジャーの教え…?
少なからず訴えるものはあった。“ラスタ”の意味とか。
曲もほとんど知らなかったが、耳に心地よい。
ヘアメイクなどの力も借り、キングズリー・ベン=アディルの熱演。
だけど他のミュージシャン伝記映画を見た時のような、興奮と感動が響かなかった。
個人的に作品が今一つだっただけ。
ボブ・マーリーの足跡は偉大。
ジャマイカのみならず世界中で語られ、歌い継がれていく。
レジェンド・ミュージシャンの歌はこれからも。
ティモシー・シャラメが演じるボブ・ディラン。
遂に製作されるマイケル・ジャクソンの伝記。マイケルそっくりの甥っ子!
サム・メンデスがメンバー一人一人の視点で描くビートルズ。2027年に4本一挙公開の一大プロジェクト。
心奮わす歌となるか…?
微妙な。ボヘミアンなどを期待して見てはいけない。
中学生からボブ・マーリー大好きな私から言わせてください。
「もっとよく出来たでしょ!」です。
上演初日拝見し2週間後にもう一度見ました。
ジミーマーリーが関わった事が全ての間違い。
ジミーが自分が1番可愛がれていた事を作中に入れてくるのがウザイ!
多分だけど監督はやりたかった事を出来なかったんじゃないかな?
ラストのハイレ・セラシエが迎えに来る所は最高でした!
「お前が俺の次に導け!」的なね。
あのラストを書けるなら絶対にもっとよく出来たはずです。
うーん
一つのアルバムを作成していた期間に一番焦点をあてており
彼の短い一生全体を追ったストーリーではないので
自分が事前に思い描いていた内容とはだいぶ異なり肩透かし。
ボブ・マーリーファンであれば、また違う印象を持つのだろう。
彼の両親や生い立ち、性格、音楽的背景、
当時のジャマイカの政治状況やラスタファリ運動についての説明があまり無いので
ボブについての思いが一切深まらず、盛り上がりもないまま映画が終わってしまった感。
夢だったというアフリカでのコンサートのシーン無いんかい!
とりあえず性格は良さそうで一夫多妻らしいということは分かった。
家族を製作側に入れない方がもう少しバランスのとれた映画が作れたのではと勝手に憶測。
Redemption Songが彼の曲だとわかったことが自分にとっては一番の収穫だった。
抜粋したもの
ボブ・マーリーの断片をみた感じ。
もっと彼自身の人生を語って欲しかったし、そんな彼が国、家族、いろいろなものに対してどう向き合いどう生きたかを掘り下げたものを観たかった。
なんだか箇条書きにした年表をなぞってる様に思えた。
私の心にもラスタファリの種が
冒頭の「すべての政府は法律違反をしている」という台詞に、世界の抱える問題の全てが集約されていると思った。彼の口から発せられる何気ない一言は、真理を的確についているし、深い。
ボブ・マーリーは10代のときに生き様としてのロックの一つとして聴いていて、そのときも年相応の感じ入り方をしていたけれど、自分が未熟すぎて歌詞の深い意味まで汲み取ることができていなかったように思う。
救済の歌(リデンプション・ソング)を聴いたとき、静かに静かに哀しみやら苦しみやらこみ上げるものがあって、改めてなんだこの名曲は、と胸が震えた。
劇中の心理描写から察するに、彼は救済や友愛を歌ってはいるが、その裏で、幼い頃自分を捨てた白人の父親を許せないでいたのだろうと思う。最後の場面は、彼がようやっと父親に対して折り合いをつけられたということなのかもしれない。救済の歌は自分自身に向けた歌でもあったのだと思う。
ジョン・レノンなど、平和に必要な人物は、なぜ早世する運命なのだろう。
がんの治療を拒んだボブ。劇中ではその理由をはっきり明言しない。自然に起きることをそのまま受け入れることも広くラスタファリズムの精神なのだろうけど、きっとそれだけじゃない。
お金のある者だけが最先端の治療を受けて延命できる世界への、アンチテーゼ
なのではないだろうか。
「ラスタファリ」「ザイオン」などの言葉をこちらが知っている前提で話は進む。
バックグラウンドを知らない人が観たら多少の疑問符を抱えたまま時間を過ごすことになるだろう。でもそんなことは彼の思想を知ることの妨げにはならない。観ていれば言わんとしていることや彼(ら)が訴えようとしているメッセージは伝わる。
今、改めてこの映画でボブ・マーリーを感じることができて本当によかった。今度こそ自分の中にもラスタファリの種をしっかり根づかせることができるだろうか。
別の作品を鑑賞しに行ったときにポスターで見かけて・・・。
おっとおもい鑑賞。
彼の名前は音楽に詳しくない私でももちろん知っているし、若くしてこの世を去ったことや伝説的なレゲエアーティストだということも知ってはいる。
いつもの如く知識としてはそのレベル
本編が始まる前に謎の男性が「この映画楽しんでね」的なコメントを言う。どうやら息子のようだ。
彼曰く本作について忠実に父親の姿を再現してもらうよう監修した的なこと言っていた。
伝記映画というのは個人的にあまりヒットした記憶がなく、結論としてはこの作品も例外ではなくとくに感動したり心を打つようなことはなかった。
確かに凄いことをした人のようだし、レゲエのレの字もしらないような私でも「あっこのフレーズやメロディーどこかで聴いたことあるかも」みたいなのは流れていた。
また、彼が「僕はスーパースターなんかじゃないよ」とか「お金なんていいよ」だとか「子供たちには苦労させたくない」といった万人が感情移入できそうな“わかりやすい善良な一人の父親”という人物像であるというのも良かったとおもう。
ただ、闇の部分とか本当になかったのだろうか?と。ちょっと良いところばかりを中心に切り抜いて貼り合わせていないか?というおもいも。
奥さんと喧嘩するシーンこそあったものの、例えば大金を手にして一旦ダメになってそこからまた這い上がるみたいな、よくある流れみたいなのもなかった。
あったところといえば前半で夜中に家に侵入してきた2人組に銃撃されて〇んでいなかったどころか、割とピンピンして復活していた。
もう一人同じ部屋にいたバンドメンバーみたいな人は6発も撃たれてたようで、これは流石に〇んだだろ・・・とおもいきやこちらもピンピンしていた。ウソだろ。
ただ、撃たれるときにボブ・マーリーが悲しそうな表情をするところは良かった。
ちなみにここで銃撃した一人の男は、しばらく国外行き後に帰国したボブ・マーリーに直接謝罪しに来ていた。直接謝罪する勇気凄い。
そしてそこで普通に許すあたりが彼の人としての器の大きさなのだろうか。
そういえば、前半でボブ・マーリーが銃撃される際に一番最初に外で車に乗って帰ろうとしていた奥さんが撃たれたんだけど、こちらも普通に生きていた。この人たち超人なの!?
むしろあの至近距離で撃って失敗とかワザとなの?ってレベル。
医師曰く「ドレッドヘアーの厚みのおかげで奇跡的に助かったよ」的な説明をしていてギャグかよとおもってしまった。本当に奇跡だった。
最後の方では生前の彼の映像がチラホラと流れていた。
勝手に彼は銃撃されて亡くなったものとおもっていたので、前半の2人組に銃撃されたところで亡くなっていて、そこから遡って彼の軌跡を辿るみたいな流れなのかとおもっていたのだけど、実際は病気(ガン)で亡くなったのだと知った。
ボブ・マーリー役の俳優さんは、マッチョ&ドレッドヘアーという組み合わせも相まってイケメンだったし、歌声も素敵だった。
よかった
それほどファンではないけど、まあまあ聴いてきていて、なじみ深い曲が歌詞の字幕付きで見られるのがいい。しかし内容はラストとかジャーとか、ご本人の会話もそればっかでなんとなくしか意味が分からない。それより文化的に大麻がOKで熱心に大麻を吸っているなどもっと見たいことがある。それがあってこそのラブ&ピースなのではないだろうか。世の中がギスギスして嫌だから日本もさっさと解禁して欲しい。
最後の最後は歴史的なコンサートで大盛り上がりを期待したら一曲もやらないまま終わる。その後、本人の映像が出ると映画の役者さんとは違ってとても小柄だ。大柄の人に配役したのは大正解だ。
皮膚がんで足の指が真っ黒になっているのにサッカーをしている。痛みはないのだろうか。奥さんがケンケンしていて苦手だ。政治を動かすほどの人気とはすごい。暗殺犯が謝りに来るのに驚くが、それをあっさり許すのもすごい。強欲なマネージャーは許さない。
メッセンジャー
歴史的なONE LOVE コンサートのハイライトシーンの再現が最後に来なかったのは確かに物足りなさを感じた。でも作品中に登場する沢山の歌詞やボブの言葉は勿論、リタにナイヤビンギを主催する長老ラスタなど、彼等の発する言葉のフレーズ一つ一つが混迷を極める現代社会に刺さるパンチラインとして強烈なインパクトを放っている。「圧政者に災いを」というボブの呪詛対象には今現在の国際社会にも当て嵌まる人物が複数存在する事を思い当たる人は少なく無い筈。「WAR」の歌詞は改めて現実的で衝撃的であり、当時から現代にかけて不変な状況を突きつけて来るので余計切実に響いた。
ハイライトは「シマーダウン」や「ナチュラルミスティック」のスタジオシーンで何度観ても鳥肌。でも一番印象的なのは、キリストの再来であり王の中の王、ラスタファリズムの神人と崇められたハイレ セラシエ皇帝と、ボブの実父が重なった馬に乗って現れたイメージの存在に「ユーアー マイ サン」と言われ、ボブマーリーの魂が帰りたかっただろう場所に連れられて帰って行くシーン。ジギーマーリーさんはお父様の御霊を供養される意味合いも込めてこの映画に携わったのだろうかと察する。最後のONE LOVEコンサート以降を実際のアーカイブ映像と肉声で演出したのも心からのリスペクトだと思う。
それにしても映画館という最高のサウンドシステムで浴びるルールロックレゲエは素晴らしい音響体験だった。ライヴ再現も鳥肌で、バレット兄弟の重戦車の様なリズム隊やJMの鋭いギター、そして動くアイスリーズのカッコ良さと言ったらもう言葉が出て来ない。
一部の人生を再現した映画だけど、これは混乱を極めつつある現代社会に問いかけるメッセージでもあると受け止めた。ネスタはメッセンジャーだと劇中にも出てきた通り、まるでボブ マーリーの魂が現世の多くの人々を手足の如く使い、ラスタファリズムを通したヒューマニズムやバビロンシステムに抗う人生哲学や価値観を伝えに来た様だ。2024年の今、ラスタ思想と平和を訴える姿を観て君達はどの様に思いどう感じる?と改めて問いかけられた感覚を覚え大変心を動かされた。鑑賞後はルーツロックレゲエも今までよりもより切実に強く響く。
ジャー ラスタ ファーアイ!
ジャマイカのラスタファリ、ジャーに誓う魂の歌声!ボブ・マーリー
ツンチャン、ツンチャン、ツンチャン~ココココ~ン
ツンチャン、ツンチャン~キリリ~ン
レゲエのリズムってやっぱ独特だねぇ。
先日「ボブ・マーリー:ONE LOVE」見に行った。
昔、パラッパラッパでカエルの師匠がレゲエ風ラップ踏んでて
難しいリズムって位しか理解できてないんやけどw すまねぇ。
色々と音楽ヤッテた有名人映画観て来たけども、彼ほど飾り気が全くなくて
自由人風な人は居なかったかもですね。そう感じた。
自由と勝手気ままは違い、裏切り行為や不正は嫌っていた所が凄く良い。
そんな彼だから、歌う歌詞が心に響き天性の歌声が人々の魂を魅了するのだろう。
そう感じた。
「スマイル・ジャマイカ・コンサート」の件で政治的暴動で銃撃を受けたが屈することなく国民に向かってメッセージ。
中々出来る事では無いなと思う。そして世界へ旅立って行きメジャ-に。
世界各国で有名に成りやがてジャマイカへ戻る。
1978年4月22日:”ワン・ラブ・ピース・コンサート”にて国内の政治的闘争していた2人の党首をステージ上に招き、和解の握手をさせる。
この出来事は世界的伝説となり、後に彼は平和勲章を授与される。
世界に愛されるレゲエミュ-ジックの魂の輝き、力強さはココに有るのかも知れない。そう感じた作品であった。
興味がある方は
劇場へ、ピロロロ~ン。(*^。^*)
ワイルドさも魅力の一つ
ボブ・マーリーが既に有名ミュージシャンになった後の活動がクローズアップされた作品となっており、幼少期や無名だった頃のエピソードは、回想シーンとして時折挿入される程度に留められている。
作中を通してボブ・マーリーの曲をふんだんに使用されているため、彼の楽曲が好きな人は楽しめると思う。一方でやや説明不足な箇所があり、ボブ・マーリーの行動や人生をある程度認識していなければ展開が少しわかりづらい。
ドキュメンタリー映画では主人公は美化されがちだが、本作のボブ・マーリーはハンサムすぎる。ワイルドで無頼漢風の雰囲気を纏いながらも本作で描かれたような活動をしたことが彼の偉大な点であると思われ、小奇麗なルックスの俳優を起用してはこの点が伝わりづらくなってしまうのではないだろうか。
ラスタファリ
ジャマイカ中心の黒人運動。
ラスタファリ。
神ジャーの化身て三位一体であると
信じ崇められている。
マリファナを吸い、菜食主義者。
音楽はたっぷり堪能出来る。
大麻喫煙が偏見無しで描かれていた。
銃撃、白人ハーフ、政治、独立後
波乱万丈の時代。国の危機を愛する歌で
救おうとする革命家。
彼の生き方、そのものが描かれていた。
彼方でどうぞ安らかに。
本人よりも二枚目過ぎるボブ・マーリー
面白い作品だった。彼の一生をダラダラと綴るには時間が掛かり過ぎる。それをやめて、人生のピークの3年間にスポットを当てたのは大正解だ。マーリー一家総出で映画製作に携わっているのは、中々興味深いものがある。アルバム「エクソダス」の製作シーンを映像化したのが、白眉だと思う。実際に追体験をしている様な感じで「エクソダス」がボブのギターの爪弾きから始まったシーンに思わず鳥肌が立った。細かな周囲のキャラクターも中々上手いキャスティングでチラッと映るジョー・ヒッグス、リー・ペリー、コクソン・ドッド、マーシャ・グリフィス、ジョディ・モワット、ミック・ジャガーetcと割と似ている俳優をキャスティングしていたのには、思わずニヤついてしまった。しかし、ライブ演奏するクラッシュに関しては頂けない。全く似ていないのだ。ボブがパンクムーブメントを見ていたといった重要なシーンで似ていないキャスティングをしてしまったのは制作側の怠慢ではと勘繰ってしまう。後は字幕の「ラスタファリ!」は駄目だ。やはり、「ラスタファーライ!」で無ければ意味を為さないのだ。
駄作すぎて逆に当たり
久しぶりに駄作と巡り合いました。
偉大なミュージシャンが題材なだけに非常に残念。
第二回のスマイルジャマイカで当日抗争にまで発展していた2大政党の党首の同時登壇と握手は国を変え世界に衝撃を与える功績だったことがクライマックスになっていたが、前段の情報がほぼ何もなく、この大事さが伝わってこなかった。
コクソンとの出会いも一瞬。ウェイラーズから駆け上がったボブの状況はほぼ触れず。
プロデューサーのリー・ペリーも出てこない、ピータートッシュの脱退も一言だけ。
楽曲制作のシーンも薄いストーリー。
マーリー一族の都合のいい解釈を切り取った自己満映画でしかなかった。時間返してほしい。
残念
ボブ・マーリーのファンです。冒頭にボブ・マーリーの息子で本映画のプロデューサーでもあるジギー・マーリーのメッセージで始まったところから違和感を感じました。
大体のエピソードはもともと把握していましたが、全体のストーリー構成はあまりにも断片的で全く没入できませんでした。ボブのことをあまり知らない人にとってはよく理解できない点が多かったのではないでしょうか?馬に乗った人の描写が実父からおそらくハイレ・セラシエ変わったのも腑に落ちませんでした。
ボヘミアン・ラプソディの興行的な成功にあやかりたかったのでしょうが、期待を大きく裏切られました。音楽は素晴らしかったです。
レジェンド
ボブ・マーリーについては、レゲエの神様…ってことしか知らなかったです。
ジャマイカも彼と、U ・ボルトとクール・ランニング、ラスタカラーぐらいしか思いつかないので、国名から名を連想させるってすごい人だなと思います。
よって曲も知らないのですが、沢山流れて堪能できました。力強い歌詞で、ジャー(神)への信仰の深さが表れており、全身全霊のパフォーマンスですね。そんな成功したスターの彼が、紛争を治めようと行動し、政治に巻き込まれ危険な目にあっていたとは。
でも何が衝撃って、妻が襲われた時の「ドレッドヘアーの大活躍」です。
浮気とドラッグは驚かないけど、ガンジャパーティー的な場面を見ても、Wikipediaで知りましたが子沢山(というか女が多い)なのを見ても、感覚が違うんだろうなあ。
若くして亡くなったのは残念。そんな彼の人生の物語でした。
子どもの頃の記憶と燃える炎は、彼の未来を表してたのだろうか?
父親との関係?
ボブ役のキングズリー・ベン=アディル、笑顔のいい俳優さんですね。
Zion って聞いて、ローリン・ヒルの曲を思い出した。
あと1時間長くていいからジンバブエのライブまで描いて欲しかった
映画のストーリーそのものとしては正直微妙。
楽曲とボブマーリーという題材で下駄履いて星3といったところ。
けれど彼の人となりや苦悩がヴィヴィッドに描かれてる点は良かった。
親族が制作に噛んでいたところからあまり劇的な演出みたいなものは難しかったのかな、だから映画としての深みは出しづらかったのかな、とも思う。
アフリカでライブを、、って何度もセリフにあったから後日談としてではなくジンバブエのライブシーンも欲しかったな、と思う。
ボブマーリーの曲に対する想いやリリックの意味合いを知れたことで、一週間ぐらいExodusのアルバムをリピートして聞きそう。
残念ながらこれじゃない
ボブ・マーリーを心の師として30年以上聴いてきましたが、彼の真髄は、スタジオ音源ではわからない、言葉(発言)、ライブ音源、映像(神がかったダンスを含め)にあると思います。特にライブでの、バンド、コーラスをも戸惑わせるような即興性、ステージ上のカリスマ性が人を感動させます。(映画内でもジャズだという表現がありました)
ルーツレゲエを深く知る上で必須のラスタファリズムはもちろん、スタジオワンのコクソン・ドッドや、最初のレコーディング曲「シマーダウン」、白人の父親のことなど、押さえてはあるのですが、肝心のライブにおけるカリスマ性の描写が弱かったのが残念です。
ラストのワンラブピースコンサートのライブドキュメント映像は、DVD化されているものを持っていますが、あのシーンは「Jamming」と、最高のタイミングで鳴るカミナリと、2人を呼んでステージに上げて、言うセリフが全て揃わないと、、一部切り取りで実際の映像ではなく、この映画として完全再現してくれたら最高でしたが、とても残念です。それを期待し過ぎました。
過去、映像作品はほぼ全て見ていると思いますが、ボブ・マーリーの実写の伝記映画としては、「Time will tell」がきれいにまとまっていると思います。そのクオリティへの期待も今回は外されました。
ラスタマン
レゲエは田舎の音楽みたいでどうもノレない。
他の成功したミュージシャンのの例に漏れず、女の人はたくさんいたのがわかってよかったです。
映画としてはまあまあでした。(えらそう?)
映画として見るなら消化不良
レゲエの世界の宗教観みたいなのはごくごく薄ーくは知ってるけどそのワードがどこまでの意味や重要性を持っているかよくわからないため振り落とされそうになる。
狙撃から逃れるためなのかアルバム作成のためなのかよくわからないロンドン避難もよくわからず治療は?アフリカは?の中でいきなりジャマイカ凱旋ライブであっさりエンド。
人間関係の確執や捨てられた父との思いみたいなものもあったろうけどそこもあったようななかったようなで描ききれてなくてなんか緩い。
なんだったら父の描写なんてない方がストーリー的にはわかりやすい。
脚本が甘いのか編集が雑なのか無理やり2時間以内に納めてボブの曲流せばいいとでも思ったのかしら。。。
サウンドも主演もよかっただけにMVとして見る分にはいいのかもしれないが映画として見るとなんか消化不良。
ものすごーく期待して観に行ったのですが・・・短すぎます。
本作の存在を知って、予告編、看板を見るたびに胸は高まるばかり・・・僕が好きになった80年代後半は既にボブが亡くなった後なので、元気に動いているボブに早く会いたい、と待ちきれず、封切り当日の夜、仕事を終えてすぐに観に行きました。
予告編が終わり、レグエのビートが聞こえてくると、そこはもうジャマイカ、心臓は高鳴ります。ちょっと実物よりかわいい顔でドレッドヘアのボブ・マーリー登場です。リタもイメージに近く良い感じです。よーしどんどん、ライブの再現をしてくれるはず・・・と思いきや、僕の予想よりもずいぶんと少なめです。アルバムEXODUSが売れたのはわかるけど。natural mystic作成時のスタジオ再現もわかるけど。ラスタファリ思想もわかるけど。繰り返される炎に包まれるイメージ映像はわかるようなわからないような、だけど。うーん。
ヨーロッパツアーも駆け足ではなく、できれば、伝説の75年ロンドンライブを再現してほしかった。そして、ロンドンライブのせめて後半の3曲、No woman no cry、I shot the sheriff、Get up,Stand upをライブ再現として聞きたかった(もちろん別な場面では歌っていますが)。おそらくロンドンライブが再現されていれば、強いカタルシスを得たと思いますが、それがなかったのは残念でなりません。
さらにジャマイカの対立する党首をボブのライブに登壇させて、ボブがJammingを歌いながら、二人を握手させる場面も再現してほしかった(実映像は最後少し流れますが、それはないだろう、という感じです)。アフリカツアーもぜひ再現してほしかった。そしてもうひとつの彼の主張であるアフリカ団結を歌った名盤中の名盤「Survival」に収められている、So much trouble in the WorldやSurvivalをライブ再現で観たかった(余談ですがこのアルバム「Survival」を聞くと不思議とやる気がでます。僕は大学生当時勉強するときには最初はいつもこのアルバムを流していました。ぜひお試しください、きっと勉強がはかどります)。
そしてボブの息子も制作に参加しているのだから、ナレーションで死を告げるのではなく、きちんと死の床にあるボブを観せてほしかった。
なので、全然短いです、この映画。あと30分から1時間長くしても良いです。はっきり言うと、尻切れトンボです。もっともっと観せてほしかったのに。
とはいえ、子どもたちの前で(途中からリタも)、アコースティックギター一本で、ボブが「Redemption song」を歌う場面は・・・もう本当に泣けました。
さらに、Three little birdsでも、One loveでも、気がつくとリズムをとってしまっており、歌いそうになるのを必死でこらえるくらい、音楽は良いです。
色々言いたいことは多いのですが、それでも若いみなさんにも観てほしい、ボブ・マーリーを知ってほしいです。そして、So much troubleな世の中だけど、きっといつかはeverything's gonna be all rightなはずだから、We are the survivors(逆境に負けない人) だよ、と思ってほしいです。
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