ボブ・マーリー ONE LOVEのレビュー・感想・評価
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思ってたのと違ってた
ジャマイカとホブ・マーリーを知るきっかけになる作品
ジャマイカはレゲエでご機嫌な国、ボブスレーの映画も面白かった、ぐらいな認識だったが、最初からDon’t worry be happyな国ではなかった、そりゃそうだ。そして何故、ボブ・マーリーが英雄として伝説になっているのか、正確じゃないかもしれないが、ざっくり知ることが出来た。ラスタファリズムのベースに聖書があり、クリスチャンではないのだが、その教えが根本にあるところが面白い。アフリカで伝道された教えがアフリカンの解放思想のベースとなり、それがジャマイカに持ち込まれ、新たな思想的な形になった。独自のメッセージ性が強い音楽にも拘わらず、イギリスでレコーディングされ、世界中で評価されたその音楽は、やはり魂が宿っているからこそ、普遍的で力強い物だったと、スクリーンが語っているようだ。
ラスタマン・スタンディング
音楽は最高なんだけど、ドキュメンタリーじゃなく劇映画なんだから、そこは何とも残念な出来としか言いようがない。物語を紡ぐ手腕が根本的に欠けているような。
レゲエは昔よく聴いていた時期があったけど(劇中アイ・スリーズの一員として登場するジュディ・モワットのソロ・アルバムとかも持っていた)、最近はすっかり遠ざかっていた。そんな折に、不意にボブ・マーリーの伝記映画が来ると聞いて、どんなものかと。
そりゃ、実際のコンサートフィルムの方が単刀直入に盛り上がるんだろうけど、役者が歌い演奏する再現度にも期待半分で。そのへんを割り引いても、脚本がダメダメだった。
ボブ・マーリーさん、ありがとう!
ラスタファリとはを知れば面白い。
ラスタファリズムの考え方を理解してないと、絶対分からない内容だったことにマイナス★1。
感動するところはないけど、黒人社会、ジャマイカの貧しい国の状態から起こる事柄が、日本人社会では少しショッキングだったかもしれない。考えさせられるものはあった。流れている曲の選曲はストーリーに沿って良かったと思う。バンドも生演奏、生歌、これが良かったね。最近、死んだビッグネームアーティストのヒストリームービーに乗っかった作品かもだけど、それとは同じに出来ないほどの土臭さがあって私的には最高。ちなみにリタが、実物より美人だなと思った。
<ラスタファリ>は、エチオピアの王様ハイレセラシエの王座就任前の名前で、映画で出てくるジャーは、ハイレ・セラシエの事。゜
ハイレ・セラシエは、ラスタファリ運動では神扱いだが、それにも深い理由がある。ハイレ・セラシエという名前はゲエズ語(エチオピア語)でPower of Trinity(三位一体の力)を意味する。その名前を付けられた時点で、生き神のようなものである。だから、ラスタファリ運動は宗教ぽいと言われるけど、実は黒人運動であると同時に、黒人の人生観であって、日本人と同じような文化を持っている。
※以下、一部抜粋
<ラスタファーライ>っていうのは、<1930年代にジャマイカの植民者が持ってきたキリスト教・聖書の教えに、宗教的な思想と実践の体系を総称したもの>になる。
これってラスタファリのRastafali の最後<i>を、<アイ>と読むことでファーライとなるのだと認識してる。なので、ボブたちが何かにつけてラスタファーライー!って言うのは〇だが、日本語字幕が多分間違ってはいないけど、意味が違ってくる。調べてくとレゲエは奥が深いし、リリックに色んな意味があり、深いものだと知ってれば見れるだろう。海外では知られていても、日本人文化では知られていないものなので、レゲエやジャマイカの本当の価値観や文化を知らない日本人が分かりにくいのも無理は無いかなと。
入門版としては良いのではないでしょうか?
ボブ・マーリーを知るための入門自伝映画って
感じですね。ちょっとでも彼や彼の音楽に興味が
ある方は、Wikiで読むのではなく、
この映画をご覧いただきたいです。
「パパ大好き!」な感じの息子さんが
プロデュースしてる作品・・・だからかな?
苦い味付けになっていない、とってもおいしい味
しかしないので、なんとなぁーーーく
「脚色感」が否めません。
まぁ、思い出はきれいになっていくということで。。。。
僕自身はもっともっと本人の内面を掘り下げて
ほしかった。まぁ難しいだろうけど。
宗教への傾倒やら、女性関係はじめ
良くも悪くも人間くさい生々しい姿見たかったな。
どうしてあんな音楽を作れたのか?
音楽を力に変えることができたのか?
そこをちょっとでも感じたかった。
One Loveの本質をくみ取れなかったなぁ。
成し遂げた事実の過去VTRを流して
偉人感を出していくのって。。。なんか嫌だったなぁ。
結果で説得するのではなく、成し遂げた理由をプロセスで
描いてほしかったな。
ボブ・マーリー(& キングズリー・ベン=アディル)のカッコ良さを堪能。
Only the good die young
ボブ・マーリーとはこれまで あのラスタカラーにボブ・マーリーのイラストと、曲も多分1、2曲聴いたことあるかな〜?ぐらいの認識でしたので、映画鑑賞前に、ボブ・マーリー ONE LOVEのサウンドトラックを購入して聴き、ボブ・マーリーについてもほんの少しだけ勉強して知りました。
サウンドトラックを聴いていったのはとても良かったと思います。劇中流れるミュージックが聞き慣れていたし、その曲をボブ・マーリーのメッセージを乗せて聴けたので、彼の歌の素晴らしさが際立ちとても良かったです。
ボブ・マーリーのレゲエミュージックのメロディやリズムがとても心地良いですが、強いメッセージ性があり、だからこそ世界に響き渡るのです。
そんな素晴らしい彼の人気が政治に利用され、国内紛争にまで至り、銃撃までされてしまいますが、彼の思いはいつだって政治には関わらず世界の平和を願っていたのです。
エンドロールが始まる時の、ボブ・マーリー本人の映像やインタビュー映像で、ボブ・マーリーの人となりを感じられ、2つの党に握手をさせていた映像で、彼の心がものすごい大きいこと、彼は素晴らしく偉大であることを感じ感涙しました。
鑑賞後のサウンドトラックがまたさらに深く素晴らしいものになりました。
凄い人でビックリした
伝説のコンサートのシーンは鳥肌
レゲエの神様、ボブマーリーの史実に基づく映画だが、音楽ファンはもちろん、近代史、人種問題に興味がある人も必見だと思う。
先住民が絶滅させられ、アフリカから黒人奴隷が連れてこられて独自の文化を築いたジャマイカの歴史、
生まれた時から奴隷で、アイデンティティや貧困に苦しむ黒人が「救世主が現れてアフリカ大陸を統一し、奴隷として世界中に離散した黒人たちを約束の地であるアフリカへと導いてくれる」との予言を得てはじめて希望を持ち、それが聖書と結びついてラスタファリという信仰、生き方となったことは予習しておいた方がいいと思う。
ちなみに旧約聖書の「レビ記」の教えを守り、髪を切らないことから、ドレッドヘアが生まれたこともとても興味深い。
こうした背景の中見ると、ラスタファリの象徴となり、多大な影響力を持ったボブマーリーを与党側が利用しようとし、それに野党シンパが激怒するなどして巻き込まれていくところなど理解が深まると思う。
後半の後半は実際の映像を利用。タイトルに書いた伝説のコンサートのシーンは鳥肌。
自然体
聴きたきなる
◇自然に身体が上下するレゲエ音楽
今年もまた猛暑、酷暑、灼熱の季節がじわりじわりと近付いてきているのでしょうか?私にとってのレゲエは季節モノ「冷やし中華はじめました〜♪」真夏の気怠さの中でふらふら漂う感じの音楽です。
物語の中心は、政状不安のジャマイカ🇯🇲キングストンでボブ・マーリーが狙撃され、身の危険を感じてロンドンへと移り住む1976-77年。『エクソダス』(#Exodus)が出来上がっていくプロセス(テンポが少しずつ緩くなって、開放的に変貌していく曲調、政治的メッセージを抜け出て「愛」を中心に据える歌詞)。やがて、欧州ツアーの成功によって、人気と金を手に入れる日々。
製作に遺族が名を連ねているせいか、家族愛というテーマがクローズアップされてます。ラスタファリ運動やドレッドヘアについては、断片的に触れられますが、もう少し知りたかった気もします。カリブ海の人々は植民地時代の奴隷貿易の名残りでアフリカにルーツを持つこと、ボブマーリーはイギリス人と現地人の混血であること、などこの映画で初めて得た知識もいくつかあります。
改めてボブ・マーリーの伝記映画を体験することで、音楽の世界が広がります。劇場の細密な音響で聴く名曲の数々は鳥肌もので、ゆったりとしたリズムとうねるようなベースラインに感覚が研ぎ澄まされて、視界が開けるような解放感と浮遊感が溢れ出して、トリップしていくようでした。
ジャズ入門に最適な作品
ジャズは聞いた事があっても詳しくは分からない。
この作品はそのジャズ入門としても最適で、観て良かった。
ストーリーはボヘミアン・ラプソディーっぽいなと思ったが、それ以上にボブ・マーリーのレゲエへの思いが物凄く伝わった。ボブ・マーリーの曲の歌詞は今のこの曲のご時世にもピッタリ。
何をこの時代に観せたかったか。
2024
79本目
ボブマーリーに関しては、ラスタやジャマイカの音楽で世の中に結構流れているので知っている程度で鑑賞。
率直な感想としては2時間では収まりきらないのか綺麗に仕上げたすぎてドラマみたいな映画だった。
ボヘミアンラプソディでクィーンの苦悩や挫折を表現した映画があったが、それとはまったく違う映画として捉えると見え方も違ってくる。
メッセージ性の強い歌詞。
差別や内戦を体験し怒りや苦痛、愛を訴える歌詞多いのがわかる。今の時代にこの映画を出した事は今の世界へメッセージを伝えたかったのではないだろうか。と考えるとボブマーリーが世界に伝えたい事をフューチャーするとこのストーリー構成でも納得。
ONE LOVE
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