ボブ・マーリー ONE LOVEのレビュー・感想・評価
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迷いつつも鑑賞して正解!
とても良い内容でした。
ボブ・マーリーの名前は聞いた事はあるけど、彼の曲を知っているか?と尋ねられると?特定の曲が出て来ませんが、劇中で一曲だけ知っている曲がありました。
その程度の知識でも劇中に流れる数々の小気味良いリズムの曲はどれも良く、中でもボブが故郷のジャマイカへ帰り子供達の前でギター一本で優しく語りかける曲と、そのシーンがとても印象的で良かったです。
何も知らなかったジャマイカの騒動やボブの生き様など、知り得た史実が多くありました。
関係者を介在させるとろくなことはありません
レゲエのシンガーソングライターであったボブ・マーリーは名前だけは有名で、でも私も含めレゲエに入り込む程ではない身には、その有り様は殆ど知りません。ひたすらドレッドヘアを振り回すイメージしか持っていません。しかし音楽ソフトの推定売上枚数は世界中で7,500万枚を超えと言われるから、その伝記映画も登場して当然でしょう、なにしろ36歳の若さで没しているのですから、さぞドラマチックだろうと。
ところがどうでしょう、期待した映画は、起きた事象をなぞって再現するだけで、なんともつまらない! エピソードの描き込みがまるでなってない、ド素人の様相ですよ。音楽の力、愛の力、政争へのコミット、作曲への意志、妻との軋轢、ハーフゆえの苦悩、父への恨み、いくらでもポイントが転がっているのに、それをドラマに昇華出来ないとは。「ドリームプラン」のレイナルド・マーカス・グリーン監督、いったいどうしちゃったの?
本作の上映直前に、なんとボブの息子がスクリーンに登場し「偉大な父を描くため、私は毎日撮影に立ち会いました、ぜひお楽しみください」なんて挨拶映像が流れました。私はこれを見て悪い予感が瞬時に走りました。映画の後に調べましたら、息子(長男)だけでなく、ボブの妻も参加していたとか。本作が凡庸になった原因はこれですね。魅惑の偉人を描くのに、ご本人の良いも悪いも描いてこそ人物が浮かび上がるはず。本作を観れば一目瞭然、ボブのネガティブな描写は一切ない、常時、妻と息子が見学に来ていれば描きようがないでしょウィークポイントなりダークサイドを。
近年、20世紀末のミュージシャンを主役に据えた映画化が頻繁ですが、関係者の承諾の前提に口出し無用を明確にすべきは当然で、残念ながら悪しき例が本作と言わざるを得ません。指揮者の巨匠レナード・バーンスタインの映画「マエストロ」では主演のブラッドリー・クーパーに常時メイクで鼻を巨大化していてました。公開後一部からユダヤを厭らしく強調などの声に対し、本物の遺族が、制作側を擁護し鼻の巨大化はまさに父そのものと言い切ったとか。
主演のキングズリー・ベン=アディルは歌唱も含め大活躍なのは確かですが、そうであればある程、レゲエの本質から乖離するように見えてしまう。要するに容姿がイケメン過ぎる、キレイ過ぎるのですね。伝記映画の宿命でご本人よりもスターが演ずる以上、美男美女になってしまうのはやむを得ない。ですが、彼を取り巻く人々の雰囲気から明らかに逸脱していますね、カッコよすぎなのですよ。魂が浮かんでこないのです。ひょっとすると、前述の遺族のご意向でイケメン選定となったかも。
こんな映画を観れば、帰ってからレゲエでも聞こうかとなるべきなのに、私が聞きたくなったのは「エクソダス 栄光への脱出」1960年のサウンドトラックですよ。アーネスト・ゴールドの壮麗なフルオーケストラをしかも聴き所まで示してましたでしょ。
ンチャク ンチャク ンチャク
レゲエの神秘、公理、、。
巾着袋を想像する。
巾着袋のひもを緩める。
巾着の気を抜く。
気持ちの気を抜く。
きんちゃくのきを抜く。
んちゃく。
んチャク、ンチャク、ンチャク、
気を抜いて、
うたいましょう
ンチャクンチャクンチャク
one love one heart
let's get together and feel all right
ンチャクンチャクンチャク
あなたのone love にありがとう
あなたのone heartに感謝
地球へようこそ
ンチャクンチャクンチャク
everything is gonna be alright
one peace one piece
ンチャクンチャクンチャク
事前のセットリストは無し、
ステージに上がって、
観客の波動を感じて決める、
からの、
exodusはやっぱり泣ける。
本作もセットリスト無し風に、
シナリオをしっかり作らずに、
グルーブ重視で進めたのかもしれない。
その予定調和を避ける意思は、
ブラッド・ピットがPである、
または、
ルーツ・オブ・レジェンドで済ませている、
または、
その方がラスタっぽい、、
、、、、、
ンチャクンチャクンチャク
残念ながらこれじゃない
ボブ・マーリーを心の師として30年以上聴いてきましたが、彼の真髄は、スタジオ音源ではわからない、言葉(発言)、ライブ音源、映像(神がかったダンスを含め)にあると思います。特にライブでの、バンド、コーラスをも戸惑わせるような即興性、ステージ上のカリスマ性が人を感動させます。(映画内でもジャズだという表現がありました)
ルーツレゲエを深く知る上で必須のラスタファリズムはもちろん、スタジオワンのコクソン・ドッドや、最初のレコーディング曲「シマーダウン」、白人の父親のことなど、押さえてはあるのですが、肝心のライブにおけるカリスマ性の描写が弱かったのが残念です。
ラストのワンラブピースコンサートのライブドキュメント映像は、DVD化されているものを持っていますが、あのシーンは「Jamming」と、最高のタイミングで鳴るカミナリと、2人を呼んでステージに上げて、言うセリフが全て揃わないと、、一部切り取りで実際の映像ではなく、この映画として完全再現してくれたら最高でしたが、とても残念です。それを期待し過ぎました。
過去、映像作品はほぼ全て見ていると思いますが、ボブ・マーリーの実写の伝記映画としては、「Time will tell」がきれいにまとまっていると思います。そのクオリティへの期待も今回は外されました。
ドレッドすげぇ
2024年劇場鑑賞109本目。
よく知らないけど名前はなんとか知っているボブ・マーリーの伝記映画。
子供時代はほぼ描かれず、ほぼ数年にしぼられた内容になっています。
ジャマイカがアホじゃないかと思うくらい政治で国が割れていて、それでも話し合いとかで割れるならともかくなんでギャングの抗争みたいにお互い殺し合う感じになっているのかも分けが分からない上に「仲良くしようよ ライブやるからどっちも来てね」くらいの人を殺しにくるのか理解不能でした。別にほっときゃよくない?
文字通り命がけで音楽に向き合うのはすごかったのですがずっと自分の知らないボブの曲が延々かかっているのでイメージビデオみたいになってきて、段々眠気が・・・。
死ななかった理由がドレッドヘアはすげぇ。
ラスタマン
レゲエは田舎の音楽みたいでどうもノレない。
他の成功したミュージシャンのの例に漏れず、女の人はたくさんいたのがわかってよかったです。
映画としてはまあまあでした。(えらそう?)
ここに在るのは今に通じる普遍的なメッセージ
これはボブ・マーリーの絶頂期でありジャマイカ🇯🇲における影響力が最も強かった1976年から78年頃にスポットを当てた伝記ドラマ。ボブとリタの出会いの頃が挿入された。
政治的な事は全く知らなかったけど、あの頃の空気はよく覚えている。「Live!」から「Rastaman Vibration」そして「Exodus」と音楽的な高みに登り詰めた。日本の音楽好きも熱狂していた。
しかし彼の歌の真意を全く理解していなかった。
これは自分だけではないはず。
そう、熱いメッセージがあった。
今に通じる普遍的なメッセージがあった。
熱くなった。
ボブを演じたキングズリー・ベン・アディルはイケメン過ぎたけど映画的にはこれでいいのかな。自分は奥さん役のラシャーナ・リンチ推し。オスカー(助演女優賞)獲らんかなぁ。
裏側に対して表側の印象が薄い
娯楽に政治を持ち込むのはナンセンスだが、メッセージ性の強いレゲエには致し方ないのか。そんなレゲエに馴染みがないからか、シンプルなラブソングの方にグッとくる。
伝記映画である以上話を盛れないのは仕方ないが、映画として山場が見当たらない。
ジャマイカ、レゲエ、ジャー、ボブ・マリーを知れた。
1976年のジャマイカは、政情が安定せず2大政党が対立していた。30歳のボブ・マーリーは国民的スターで、その人気を利用しようとする政治闘争に巻き込まれ、同年12月3日に暗殺未遂事件に遭った。2日後、マーリーはスマイル・ジャマイカ・コンサートに出演した後、安全のため家族をアメリカに避難させ、自身はロンドンへ逃亡した。ロンドンへ移った後、エクソダスを発表したり、ヨーロッパツアーを経て、世界的スターとなり、1978年にジャマイカに帰国。更なる音楽的活躍とともに、2大政党の党首に握手させたり、ジャマイカの政情安定化に寄与。1981年ガンのため36歳亡くなるまでを描いた作品。
ジャマイカはカリブ海の島国なのでてっきりスペイン語だと思い込んでたが、実は元英国領で英語圏なのだとか、ジャーが黒人の救世主、エチオピア皇帝をジャーと思ってる宗教がある、とか、レゲエがジャマイカ発祥だとか、本作をきっかけに色々と知らない事を学ばせてもらった。
ボブ・マーリーの妻リタや息子ジギーなどが監修してるようで、夫や父の良いところを集めたような作品となっていてさらっとした印象だった。
浮気ばかりして、なんてリタが言うシーンが有ったから、実はドロドロとした事も有ったと思うが、そんなのは割愛なんだろう。
ボブ・マリーを知るという意味では良いと思うが、音楽作品としては物足りないし、波乱の人生というほどの場面も描かれてないし、作品としては盛り上がりに欠けると感じた。
ONE LOVE なムービー
メッセージ性の強い歌詞がスクリーンでボブ・マリーの生き方と重なるととても説得力が増しますね。
ボブ・マリーに関する知識は乏しかったですが、ボブ・マリーが人気ミュージシャンやスーパースターを超えた存在であることが理解できました。
音楽で紛争を止める、まさに「ONE LOVE」な映画!
ジャマイカのガンジー
音楽で世界に影響を与えた人は何故早逝が多いのでしょう。残念です。レゲエに関して無知な自分を反省、ビーチで聞く音楽と思ってました😅平和に対する考えを少し変えてくれた映画です。だだ、ストーリーは日本人には分かりにくいかなとは感じました。レゲエに対して1番の問題は歌詞がわからない事かな?「音楽はメッセージ」を再認識しました。
なんかいろいろ懐かしい
洋楽に興味を持ち出した中高生の頃、ボブ・マーリーは当たり前のように通る道だった。
音楽は好きだったけど、亡くなった後だから、人となりまではあまり知らなかった。
冒頭の息子が疑いようもなくソックリで、ちょっとほのぼの。
そして彼のシュッとした鼻筋は、父親からのものだったのかと腑に落ちた。
不安定な情勢の中での音楽活動も見応え充分だったし、製作陣に家族がいるから、夫婦の馴れ初めやらいざこざも描かれていて、リアルな感じか良い。
名前だけだったけど、ジミー・クリフにウハってなった。
当然ながら音楽は最初から最後まで最高。真夏に観たらまた違ったテンションで観られそう。
衣装も好き。若い頃、下北沢やら代官山やら高円寺やら、白檀が香りレゲエのかかる古着屋で、映画に出てくるようなデザインの服買ってたなぁと懐かしくもあった。
エア・ジャマイカの飛行機かわいい
war against war
「ボブ・マーリー ONE LOVE」1976〜1978に焦点を絞り、銃撃事件、スマイルコンサート、ロンドンでのエクソダス制作、ジャマイカ帰還を描き、ボブのラスタファリアンの誇り、革命者&プロテスターとして生きる覚悟が伝わる見どころ満載の108分。いきなりピークが来るスマイル・コンサートでのWARは圧巻。
雰囲気と空気感
背景の政治的要素を描きつつも、ヒューマンドラマを核に据えている点が良かった。
人気を獲得したところから始まりつつも、ところどころ回想シーンを挟むため、感情移入もできた。
あまり難しく考えずにジャマイカ🇯🇲と70年代を感じて浸れた良い作品。
「No Woman No Cry」でリチャード・ギアを思い出す人はまあまあのお年です
「Exodus」の前に出した「Rastaman Vibration」で世界的にブレイクしてるはずので、ボブ・マーリーが世界的に名声を得て以降のお話になるのかな。
ウェイラーズ時代や欧州ツアーにスポットライトを当てたお話かと思ってたので少し残念だった。
学生時代少しだけレゲエにハマった時期があったが、レゲエはジャマイカでも宗教や思想的な意味合いもあり、ボブ・マーリー自身が国家政治にも大きな影響を与えるような人間であったという事は全く知らなかった。
ご家族公認という事もありネガティブな内容は夫婦喧嘩程度しか見ることができず、まさに「ジャー」的な一面のみクローズアップして語られている。
主演のキングズリー・ベン=アディルはボブ・マーリーになった時の方がハンサムでカッコいい。
音楽はしっかりと劇場で鑑賞すべき仕様になっており胸を打つものがあったが、せめてBGMでも良いのでヒット曲を一定の長さまで流して欲しかったと思う。
音楽満載
ボブ・マーリーは知ってたが実際の活動はヨーロッパがかなり占めてたんですね。人間らしい弱気なところや嫉妬深さがリアルですね。ミュージシャンのドキュメンタリーなだけあり音楽満載でそれだけでも印象に残る作品ですね。
ボブ、そんなにサッカー好きだったんだ。
ボブ・マーリー&ウェイラーズといえば、18歳で初めて東京に来た時、銀座で生まれて初めて輸入盤のレコードを買った事を思い出しちゃった。ストーリーは知らないけど、楽しそうだなと思ったので、懐かしいレゲエを思い出す為に、ベスト盤をヘッドホンで聴きながら映画館に到着。入場前にONE LOVE、ナイスなタイミングで、楽しくなって着席。
実の息子がプロデューサー!ビックリ。えっ!あの時代、ジャマイカではそんな危ない事になってたの!?しかもボブの事をラスタだなんて?本人は政治に興味ないっていってるのにね。ちなみにラスタとはラスタファリアニズムというジャマイカで広まった宗教的、信仰的運動やその思考を持つ人の事。何度も出てくる単語だけど知らなかったので、聖書に出てくるキャラかと思ってた。それとジャー、何だろうとずっと思ってた。ふーん、神様、エホバ(Jehovah)の略だったんだ。
襲われて、ロンドンへ移住。そしてヨーロッパツアーでも大人気。最後にアフリカでライブを目指す。
あまり事件性は無いんだけど、ボブの歌が楽しかった。何より若い頃感心が無かった歌詞の内容が分かったのが良かった。結構社会性の強い歌詞が多かったんだ。もう少しバンドのメンバーとやり取りして欲しかったけどね。早く亡くなるの知ってた事もあって最後はウルッ。ずっと懐かしいレゲエを聴き続けられてとても楽しかったです。
ラスタとんねるず
ボブ・マーリーを知ったのは、確か高校生のとき、漫画アクションで連載されていた「ボーダー」という作品で
主人公はホームレスみたいな男なのだが、連載途中から突然レゲエに目覚め、ボブ・マーリーみたいな風体になり、そこで知った
原作者が狩撫麻礼(かりぶまぁれい)なので、読んで字のごとくボブ・マーリー好きなのだろうが、突然のキャラ変に呆気にとられた記憶が
レゲエという言葉も、80年代当時ビートたけしが浮浪者のオジサン(ホームレスの言葉はまだ浸透しておらず)の別称として「レゲエのオジサン」と発していたことから知ったはず
高校生当時、ボンクラ学生の私アラフィフSはメタル/ハードロックしか聴いておらず、ボブ・マーリーには全くハマらなかったのだが、この映画は入門編として最適だと
記憶違いでボブ・マーリーはLIVE中に銃殺されたと思い込んでおり、ラスト間際までひとりドキドキしながら観ていた日曜日の午前…
オワリ!
いろいろ学べました
ボブ・マーリーの歌は数々耳にしたことあるけれど、その人についてはほとんど知らなかった(だってまだ生きてるんじゃない?なんて思ってたくらい)
1970年代後半のジャマイカの内紛も、ボブ・マーリーの生い立ちも、初めて知ったことばかりで、70年代っていうのは世界中が激動の時代だったのですね。
驚いたのは、そんな荒んだ環境の中なぜあれほど寛容でいられて、30歳そこそこでありながら国を動かし、政権のトップ二人の手を握らせることができたのだろうか?でした。
歌のチカラは凄いなぁ、誰の子だってファミリーとして結束できる、私は私、ONE LOVE。
スクリーンを眺めながら横揺れしつつ胸に刻みました。
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