「ボブ・マーリーはサッカーがうまい」ボブ・マーリー ONE LOVE ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
ボブ・マーリーはサッカーがうまい
名前は知ってるけどちゃんと聴いてきていなかったボブ・マーリー。レゲエを学ぶつもりで鑑賞したが、ジャーにラスタファリにと、そもそもテクニカルタームの意味からしてわからず。また、聖人っぽさ、できた人間っぽさを描きながら、浮気癖や嫉妬深さや裏金ちょろまかしでのキレっぷりなどネガティヴ面にはちょい触れるぐらいなので、そのギャップの唐突感に戸惑う。白人父との混血だとかアフリカツアーの意味とかも特に深掘りされずじまい。
そんなわけで、宗教的な歌詞の意味もボブ・マーリーの人間性も彼の人生も最後まであまりよくわからず、メジャー規模での公開ながら、一見さんお断りな印象だった。まあ、アイ・ショット・ザ・シェリフはクラプトンの曲だと思ってたし、リデンプション・ソングもソロ時代のジョー・ストラマーが歌ってたので聴き覚えがあったという人間なので、不勉強なオレも悪いとは思う。結局、一番ノレたのがパンク時代のロンドンのライブシーンで、クラッシュとレゲエの接点がここにあったというのは感じられた。
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トミーさんのコメント
2024年6月1日
コメントありがとうございます。
自分もレゲエには詳しくなく、彼が出て来た背景みたいなのがうっすら感じられた位でした。
クラッシュはファーストからレゲエ曲を取り上げてましたよね。“ロンドンコーリング”で完全に血肉になったんでしょうが。