劇場公開日 2024年9月27日

「誰しも子供だったはずなのに……」サウンド・オブ・フリーダム ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0誰しも子供だったはずなのに……

2024年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

冒頭部分から衝撃の連続でした。なんというか派手な映像はないのですが心にグサグサと鋭利な刃物が突き立てられるような息苦しさみたいな。
登場する大人全員に子供時代はあった事実は間違いなくて、裕福だったり貧困だったり。或いは平和な国に生れ落ちたか紛争地域で生きてきたか。そんな出自の違いはあっても大半の人は親の愛に包まれながら育ってきただろうに、何故自分が通過してき「子供」に惨いことをするのだろう。
勿論、法の存在が無ければビジネスツールとしては成立する分野ではあるかもしれないけれど、悲しくってしょうがなかったし、作品の舞台となったコロンビア・ホンジュラスなどに限らず子供がターゲットにされていることが恐ろしい。
性的な目的はその中の一握りに過ぎないのかもしれないけれど、子供は自分を満足させるための道具じゃなくって、その子らの成長を目を細めながら一緒に喜ぶ存在だよね。
きょうだいをさらわれた父親の「子供がいないベッドを……」に涙を誘われると共に、どこまでが実話かわからないけれど、他人の子のためにあれほどの行動がとれる捜査官ティムと協力者バンビロに拍手を送りたい。
それほど広告されていないのにほぼ満席に近く、終わりのメッセージのようにこれからも広がりを期待したい作品だった。

ニコラス
ニコラスさんのコメント
2024年10月16日

こんにちは。
フォロー&コメントありがとうございます。
よろしくお願いします。

ニコラス
seiyoさんのコメント
2024年10月15日

こんばんは~。
共感&フォローありがとうございます☺️
宜しくお願いします🙇‍♀️⤵

seiyo