「続編としてうまい作り方」コンフィデンシャル 国際共助捜査 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
続編としてうまい作り方
バディものの面白さは、当初いがみ合っていた2人が、共通の目的を通して徐々に関係を深めていくところ。前作ではバディものとしての王道の作りだったと言える。ヒョンビンのカッコよさとユ・ヘジンのオトボケ感、女性陣のラブコメ・ファミリーコメディテイストが面白かった。
ただ、続編となるとお互いにある程度信頼関係を築いているのでいがみ合う要素が少なくなる中、どんな作りになるのか気になっていた。ところが新たに登場したのは、韓国系アメリカ人のジャック。彼がが加わることでこんなに面白くなるのかと感心してしまった。たしかにいがみ合う要素はジャックに担ってもらえばいい。
共同捜査の上では米朝韓の三つ巴になるのはわかるが、恋愛事情においても米朝のイザコザが発生する。これがさらに面白くなった要素だと感じた。
ヒョンビンのカッコよさとユ・ヘジンのオトボケ感、そして女性陣の気の強さと恋愛至上主義。すべてパワーアップしていた。
もちろん、脚本に粗のあるところもある。なんでそこには彼がいるんだ?とか、あんな事があった後に飲みに行く?とか。でも、そんなことを差し引いても面白かった。これ、さらにもう一作行けたりしないかな。彼らの活躍をもう一回観てみたくなる。
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