「【イケメン北朝鮮エリート特殊捜査員と、韓国ベテラン恐妻家刑事コンビ復活。更にFBIイケメン捜査員まで加わりクスクス笑えるシーンとドキドキハラハラシーンが絶妙にマッチングしているエンタメ作品。】」コンフィデンシャル 国際共助捜査 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【イケメン北朝鮮エリート特殊捜査員と、韓国ベテラン恐妻家刑事コンビ復活。更にFBIイケメン捜査員まで加わりクスクス笑えるシーンとドキドキハラハラシーンが絶妙にマッチングしているエンタメ作品。】
ー 主要メンバーである北朝鮮エリート特殊捜査員チュルリョン(ヒョンビン)、韓国恐妻家チョット顔だけはイケてない刑事ジンテ(ユ・ヘジン:イケてないどころか、韓国の名脇役である。申し訳ない・・。)、チュルリョンの格好良さに、一作目でノックアウトされたジンテの義妹ミニョン(イム・ヨナ)は第一作と同じ俳優が演じている。
だからか、何故か息がバッチリあっている気がする。
今作ではそこにイケメンFBI捜査官ジャック(ダニエル・ヘリー)まで加わってパワーアップしている。-
◆感想
・このシリーズは、北朝鮮捜査官と韓国刑事が”共助”して捜査するという斬新な設定と、チュルリョンを演じるヒョンビンの恰好良さと、韓国のイケてない刑事ジンテを演じるユ・ヘジンが醸し出すユーモアの融合が魅力である。
■FBIは捕らえた麻薬密売組織のリーダー、ミョンジュンにNYソーホーでの壮絶なカー&ガンアクションの結果、北朝鮮へ護送する前に逃亡される。
そして、ミョンジュンは”何故か”韓国へ逃亡する。
彼は韓国への脱北を目論んでいたが、北朝鮮でのチュルリョンと同様のエリート特殊捜査員であったため、韓国に入国を断られ、その結果、妻と娘を殺されていたようである。
故に彼は”虎穴に入らずんば虎子を得ず。”の言葉通り、北朝鮮のトップクラスの軍人で私腹を肥やしていた男を殺すために、自ら麻薬密売組織のリーダーとなり、その金を軍人に流し信頼を得つつ、且つ、自分を受け入れなかった韓国に対し、毒ガスを撒くという報復を考えるのである。
ー この辺りが、少しまどろっこしかったかな。-
・ジンテのオッカナイ奥さんの前で正座するジンテとチュルリョンの姿は笑える。
だが、前作同様にジンテの家族は、ミョンジュンの部下らに拘束され・・。
(お約束のシーンである。)
ー そして、今作でも随所で炸裂するミニョンのチュルリョンへのクネクネ作戦、お色気作戦は笑えるのである。
更に、ジンテの家族を颯爽と助けに来たジャックの姿。ミニョンの心も・・。何だかなあ・・。ー
・ミョンジュンが仕掛けた毒ガス散布をヒョンビン、ジンテ及びジャックが息の合った行動で阻止するシーンはハラハラしたなあ。
ー ミョンジュンが自らの身体と共に落下させた毒ガス散布を止める鍵を、ジャックがドローンでヒョンビンに渡し、彼はそれをジンテに投げ、散布2秒前に散布装置起動停止シーンは見事でしたよ。-
■全ての清算が付き、それまで、ミニョンの気持ちに気付きつつも、冷静さを装っていたチュルリョンが、北朝鮮に帰る際にジャックに”ちょっかい出すなよ!”と釘を刺すシーンは笑えたなあ。モテモテだなあ、ミニョン。ー
<今作は、激烈な戦闘シーンの中にも、絶妙にユーモアシーンを入れたりしているのだが、それが利くのは矢張りカー&ガンの戦闘シーンの迫力や、接近肉弾戦のリアルさがあっての事なのである。
今作は、前作に引き続き、完成度の高い、エンターテインメント作品だと思います。>