「「ブルーバック方式」・・・覚えました。」ヒンターラント よしさんの映画レビュー(感想・評価)
「ブルーバック方式」・・・覚えました。
第一次世界大戦直後のオーストリア。敗戦の混乱の中で発生した猟奇殺人事件に挑む帰還将校の物語。
オーストリア・ルクセンブルグ製作のサスペンス映画です。オーストリア製作の作品は初見だと思いますが、見応えのある作品でした。
全編ブルーバック方式での撮影。製作側の意図は分かりませんが、とても興味深いものでした。
時にデフォルメされた建物を用いたその手法で、映画全体がおどろおどろしく、かつ幻想的な雰囲気をつくることが出来たように思います。
サスペンスとしても良質。ラストの展開は中々秀逸で驚きを与えてくれました。
ただ、容疑者の提示が不十分なのが残念。それが出来ていれば、もっと良くなったように思います。
私的評価は4にしました。
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