「全ては一つでしかないのに」マルセル・マルソー 沈黙のアート tomokuni0714さんの映画レビュー(感想・評価)
全ては一つでしかないのに
分けて隔てて区別することでしか理解できない。
そう言う人間が大多数の世の中で、
区別するのではなく融和させ
一つのモノゴトとして提示する人のことをクリエイター。
と言うのだと思うが、ちょうど本作を公開した時代はそのクリエイターが多数出現する時代なのだろうな。
と本作を観ながらふと思った。
取り急ぎロウの争いはそのようなクリエイターが出現する
格好の機会だったが現れず、世界の流れは現在
世界最古の分け隔てと区別により生み出された歪みへと
注目が集まる時代である。
ジョーカーやチャプリン、マルソーは
産まれないかもしれないが
隔てて区別する世界を
水の如く混ぜ合わせ一つの流れにする人物が現れること
を期待したい。
ここ最近僕の心に浮かぶキーワードとしてのゆいまと老子は本作へのプロローグだった。と信じて◎
良作に感謝。
追記
タイトルはマルセルマルソーとその家族。ではダメだったのかなぁ?と、マルソーが混ぜ合わせたのは手話とダンス(^^)
コメントする