マルセル・マルソー 沈黙のアート

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マルセル・マルソー 沈黙のアート

解説

「パントマイムの神様」と称されるフランスのアーティスト、マルセル・マルソーの真実に迫ったドキュメンタリー。

ボロボロのシルクハット姿に白塗りメイクをほどこした道化師のキャラクター「ビップ(BIP)」で世界的に知られるマルセル・マルソー。言葉を発さずに身ぶりや表情のみですべてを表現する彼のパフォーマンスはどのようにして生まれたのかを、豊富なアーカイブ映像を織り交ぜながら描き出す。

さらに、第2次世界大戦中にマルソーとともにレジスタンス運動に身を投じた従弟、パフォーマンスアーティストとしてマルソーの遺志を継ぐ3世代の家族、ろうの世界的パントマイマーであるクリストフ・シュタークルの証言などを通し、さまざまな角度からマルソーの人物像とパントマイムの真髄を解き明かしていく。

2022年製作/85分/スイス・ドイツ合作
原題:L'art du Silence
配給:パンドラ
劇場公開日:2023年9月16日

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映画レビュー

4.5全ては一つでしかないのに

2023年11月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

分けて隔てて区別することでしか理解できない。
そう言う人間が大多数の世の中で、
区別するのではなく融和させ
一つのモノゴトとして提示する人のことをクリエイター。
と言うのだと思うが、ちょうど本作を公開した時代はそのクリエイターが多数出現する時代なのだろうな。
と本作を観ながらふと思った。

取り急ぎロウの争いはそのようなクリエイターが出現する
格好の機会だったが現れず、世界の流れは現在
世界最古の分け隔てと区別により生み出された歪みへと
注目が集まる時代である。

ジョーカーやチャプリン、マルソーは
産まれないかもしれないが
隔てて区別する世界を
水の如く混ぜ合わせ一つの流れにする人物が現れること
を期待したい。

ここ最近僕の心に浮かぶキーワードとしてのゆいまと老子は本作へのプロローグだった。と信じて◎

良作に感謝。

追記
タイトルはマルセルマルソーとその家族。ではダメだったのかなぁ?と、マルソーが混ぜ合わせたのは手話とダンス(^^)

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tomokuni0714

5.0素晴らしかった。すべてのシーンと人物と、とにかくすべてきれい。 人...

2023年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

素晴らしかった。すべてのシーンと人物と、とにかくすべてきれい。
人の身体ってこんなきれいに動くもんなんだなあ。

家族や従兄弟や弟子、さらに監督のお父さんも出てくるんだけど、明確な説明がないのは、わざとなのかしら。

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まるぼに

3.0マルソー家の映画

2023年9月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

マルソーの家族がたくさん出てくる。マルセルに関する証言は当然だが、現在の家族自身の描写はあんなにたくさん必要なのかな?
監督が聾唖の父親を持つということで、聾とマイムを結びつける部分が多々あり、個人的にはあまりしっくりこなかった。ユダヤの子どもたちを救っていた話は初めて知って驚いた。他にもマルセルに関して新たに知る情報が多くためになった。

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cycycy
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