月のレビュー・感想・評価
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善意の正論 と 悪意【犯罪】の本音 コメント難しい。だが どちらでも無い 目を背けるワシが居た。
実際の事件をモチーフにした辺見庸氏の原作を より客観的に つまりキーちゃんの視点無く映像化らしい。
事件には衝撃を受けた。皆さんと違う意味で・・
申し訳ない 障がい者の方々の施設に勤めるのなら 障がい者の方々はカスタマーでないのかい❓
お客様商売は福祉も同じ、お客様なんだと というヘンテコリンな本音だった。仕事なんだから❗️
ただ 本作観て 正直な感想書く前に大前提述べとく
①命の価値は等価 お偉いさんも高貴な方も 貧乏人も 引きこもりも 同じ
②・人は言語道断だが、暴力自体いけない。反論できない人には尚更
その上で正直な感想書くと
正直 宮沢りえとオダギリジョーのまともな感覚 善意的に 同調する私
磯村勇斗演ずる犯人に 若干 同意する 悪魔👿の俺
の2人のオレがスクリーンの前に居た。
でも 結論は どちらも賛同できない 第三者無関係で居たい 安全地帯に居たい 卑怯者のワシに統合された。
綺麗事は言える。だが 糞尿の問題 暴れる問題 等から正面から当事者意識持つと
俺個人的には綺麗事は言えない。
もしかしたら 私と 磯村勇斗さん演ずる犯人は 警察に捕まるのが怖い死刑が怖い 家族への迷惑が怖い
の違いだけかも知れない。
言語道断の事件であるが、事実から目を逸らしてはいけないということかも。
最後の オダギリジョーの小さな幸せ 5万円の芸術🎨賞受賞で喜ぶ 宮沢りえ役
過去子供が夭折していて 再度の高齢妊娠 に 結論は安直には出さなかった
点は 良かった かえって心が洗われた。
実際の 聾唖の方が犯人の恋人役で好演
また 障がい者施設の入居者の方々もご本人後見者の方賛同で出演されている。
誰でも老いるし、障がい等級に該当する可能性がある
でも、毎日仕事とはいえ 仏の顔だけでは厳しい福祉の現実はあると思う。
【月🌕】のタイトルが意味深。
なんで有料パンフ@1300に触れないかというと
コラム review がいったい何人 というほど多くて さすがに 読むの放棄しました。購入はしました。
映像的には 誰でもわかります 誰でも置いていかれないテンポはある。
でも 決めつけコメントは難しい高難易度作品。誰でもわかります、そこは保証できる。
でも 心が無いから・・・という判定判断はよせや という偽善者の私もいましたよ。念のため。
原作読みたくなりました。辺見さん 上手いからねぇ。
7月26日は玉子の日
知的障害者福祉施設で働き始めた元有名作家と、施設で働き不条理を感じる普通の青年の話。
ネタ探しとして施設で働く女性に、紙芝居を自作する男性に、入所者に酷い扱いをするやさぐれコンビ、そして臭いものに蓋をしようとする施設長という面々に囲まれつつ、自身の過去と夫と対峙していくストーリーに、ズレていく男のストーリーを絡めて行く。
何が正しくて何が無慈悲で何が残酷か、倫理観や矛盾を問いかけている様ではあるけれど、それを訴えかけるが見え見えで少し白々しさも…そんなもの細かい線引は人それぞれだし、その時々で変わるものだしね。
それでも夫婦の描き方は良かったし、モデルとなった事件が実際に起きた時にも感じたけれど、マジメな会話をしようとしてもお話にならないのは誰だよっていう胸クソ悪さは良かったけれど、彼のパートは映画としては投げっぱなしで、ちょっと物足りなさもあった。
雰囲気づくりで狙ってやっているはわかるけれど終始画面が暗くて疲れた。
きれいごとだけじゃない
原作は読まずにみました。
事件にはとても興味がありました。
お世話をしている方の苦労や葛藤があると思います。
理屈はわかるけど、きれいごとだけではすまない部分もあるのもわかります。
だからといって…
なんだか、胸がしめつけられる思いにおそわれました。
すべての答えはみる側になげられてたのかな?
と感じました。
映画なので、誇張されていたとは思いますが、みていて辛かったです。
ただ、3.11のことは必要だったのかな?と思いました。
臭いものには蓋をしたい
洋子と昌平が前向きに考えることができたのは対話のおかげだと思うし、さとくんがあのまま進んでしまったのは彼女と対話ができていなかったからかなぁ。
障害者施設が舞台になっていますが、老人ホームでも同じことが言えると思う。
ただただ考える
映画としてどうのとか論ずる次元の話ではないと思う。
久しぶりに満席の映画館。それが全てではないか。
社会はあの事件を忘れてはいないし、答えの出ない課題を抱えている。
あれだけの事件を起こしたことで、死刑になることの矛盾。
人間はこれからも考え続ける。
う~ん
面白くはあったので星4つつけましたがもっとサトくんが壊れていくさまを掘り下げて欲しかった。
それに、施設での虐待もそこに至るまでの経緯がありそうせざるを得ない状況に施設側が追い込まれてしまっている事にも真正面から取り上げて欲しかった。
障害、介護施設で働こうとする人が「虐待」がしたくて就職するわけではない事にも触れて欲しかった。
施設が一方的に「悪」になって描かれている事に強烈に違和感を感じた。
夫婦の再生物語とするなら全て中途半端で星1にも満たない。
明らかに実際にあったあれだけ大きな事件をモチーフにしている以上「フィクション」で納得できるだろうか?
舞台挨拶付きで拝見しました。 登壇された出演者の方々、言葉に詰まる...
舞台挨拶付きで拝見しました。
登壇された出演者の方々、言葉に詰まるシーンが多々ありました。
この問題は各々意見があるとしても答えを出してはいけない気がするし
言葉を選ばないといけない場でしたので大変だったと思います。
なので正直、レビューもしにくいです。
作品自体、とても考えさせられます。
自分の子や親族が障害者だったら・・・
想像にも限界があります。現実は当事者家族にしか分かりません。
単に『他者を傷つけてはいけない』は綺麗事な気もします。
ただ、赤の他人が首を突っ込んで考えていいことなのか、
そこにすら疑問があります。
何を考えても自分の想像の範疇を超えないのです。
出演者の演技が素晴らしかったことだけは胸を張って言えます。
この作品と『ロストケア』は鑑賞疲れしますので
精神が落ち着いている時に見ることをお勧めします。
おもっ、、。
原作未読、レビュームズイな。
この映画は実際に起きた事件をベースにしたフィクションです、お間違いなきよう。
実際の事件自体はクライマックスと全体のバックグラウンドにはなっているものの、話の中心は障害のある子を失った夫婦の再生の話です。宮沢はもちろん素敵。オダギリジョーの優しい夫が新鮮であった。
映像は美しかったがカメラのワークが少しエフェクティブ過ぎだったと思う。見づらかったし、あんまり効果出てなかったよ。
劇中、結局磯村の優生思想を誰も論破できず、実際の犯人も同様に最後まで考えを変える事をしてないらしい。
会話できるのか?
心はあるのか?
まあ判断基準としてもあやふや過ぎるし、どんな症状だとしても人権はあるのだ。
この世界で気に入らない奴や足手纏いを
切り捨てる事は容易い。
それをどこまで認め、容認し、共に生きる道を探し、構造を組み立てる行為が健常者の「徳を積む」「よく生きる」という事でひょっとして「責任」ではないかとも思う。
ホリエモン的合理主義の人には意味ない努力、無駄と言われ、さとくんに現実はもっとギリギリです、、
と怒られそうではある。
現代の日本映画界が成し遂げた偉業 本作の製作に関わった全ての人に敬意を表します
終始、全身が硬直状態、もの凄い熱量に圧迫され呑み込まれそうになる、とんでもない作品、これほどまでの経験はかつて覚えがありません
「”生きるとは何か”
”命の尊厳に斬り込んだ”
”人は一生懸命生きて、何になるのか”
などを突き付けられ考えさせられた」
などと表面づらのありきたりな感想やコメントはいくらでもできるけど、それでは到底終われない、
かと言って文章化もできない、何とも複雑な心境と 言葉にできない とてつもない余韻に包まれ、エンドロール後も暫く動けませんでした
映画館を出て帰り道で見かけた街中にごった返す人々を見かけた時、大いなる命の息吹を感じた反面、何とも言えない気分になりました、この感情は何か?今でも自分でも解りません
そんな本作、メインキャストの皆さんが本当に素晴らしい、彼らなくして本作はありえなかったでしょう
主役の洋子を演じた宮沢りえさん、大好きな女優さんです、彼女の圧巻の演技に感動しました、今や大女優の域に達していると思います
洋子の夫 昌平を演じるオダギリジョーさんも素晴らしかった、妻を必死で支えようと自らも苦悩しながらも静かに力強く、時に繊細に演じきった姿にさらに感動を覚えました
そして・・・さとくん
を演じた磯村勇⽃さん、優しくて明るい青年から始まり、自らの信念に突き動かされる”確信犯(これが人の最も恐ろしいところだと思いますね)”を見事に演じきっており、改めて凄い役者さんだなあと思いました
恐らく本作のクライマックスで一番の見どころであろう、後半の洋子とさとくんの対峙シーンは圧巻、思想の下、さとくんが確信犯へ変貌していくことに気がついた洋子が何度か繰り返す「私はあなたを絶対に認めない!」というくだりがやけに印象に残りました
緊張感たっぷりの暗めの重厚な映像が良かったけど、所々目を背けたくなる描写も出てきます
でも”事件の行為”自体は直接描写されていないなど、想像していたほどの酷い描写は少なく、わりと観やすかったと思います
最後に、この偉業に真っ正面から取り組み、その表現に一切の妥協を許さず、最後までやり遂げた石井裕也監督に心から尊敬の意を表します
また一つ、日本映画界にとても大切な作品が刻まれました
断絶したまま繋がる世界
原作未読。
演劇的で詩的な作品だったように思う。
そうした意味でリアリティを求め鑑賞すると、肩透かしを食らうのではないかと感じた。
こうした作品で欧米型であればひとつ、問いかけや主張をまとめて投げるスタイルが多いように感じるが、本作はひとつの関係構造をあらゆる立場で再現し、それらをコラージュのように散りばめ絡め、互いの関係性の中から立ち上がるものをメッセージとして投げかけていると鑑賞した。
そのためあやとりの様に絡まり、引っ張り合い、大変曖昧だ。
どの方向から、誰に肩入れして物語を追うかで見えてくるものは全く違うと感じる。
似た感触の作品としてか、なぜか李相日監督の「怒り」をふと思い出した。
自身にとって不利益、不快をもたらす「もの」とどう共生して行くか。
のみこめず、さばけず、排除するのは合理的だが動物的で、
人はケモノでない以上、非合理をも当然と行えるものであるといいたい。
その時、互いのあいだに介在するものは何か。
ウソ、が多用されていた劇中。
アートや創作家も多く出てくる劇中。
共生できずとも、せめて互いに「穏やかなファンタジー、ウソの世界」に包まれ、断絶しつつも在ることができればいいのに。としか、結論としては出せなかった。
平和な誤解や、詭弁や、都合のいい○○があれば。
大変むずかしい。
主演の宮沢さんもさすがの迫力だったが、オダギリジョーさんの頼れそうで頼れない、人の好さげなダメ気味夫が好演だと印象に残る。
案外、あの夫が主役で、全ての要なのかもしれない。
追記
ウソの世界が隠蔽につながるのか、とも省みる。
だが一方、本当のせめぎ合いにヤラれて狂うのも地獄だ。
それら地獄を負う者が限られた少数だから個々を圧迫するのなら、この映画の意義はそれら重みをできるだけ多くで分担しようよ、そうすれば何とかしのげるくらいに軽くなるかもしれない、ということかもしれず。
だから主人公は1人でなく、夫婦として描かれていたのかもしれず。
わたしたちが主人公夫婦になれるかどうかは、この作品を語り続けることで少しは成されるかもしれず。
本質の解釈が大事
ユダヤ人の迫害について外国記者から問われたゲッペルスは、「貴方も体内のウィルスを殺すのに躊躇はしないだろ。ユダヤ人は社会のウィルスなんだ」
これがこの作品、彼の、全てだと思います。要は、根本的な考えの相違が有る限り絶対に理解し得ないと思います。ユダヤ人は、人間かウィルスか、と。
その彼が、「ナチスは嫌いだ、悪いから」。これがもう一つ気になりますが。例の、ガラの悪〜いコスプレ女性議員にぜひ見てもらって、感想を聞きたいです、はい。
日常の出来事として描かれる凄み
人を殺すと言う事はショーではない。
淡々と行われる殺人を坦々とこなす磯村くんがいい(もうアランさまと呼ぶのはおこがましい⁈)
その『佐藤くん』にも日常の生活が当たり前にありそれをもちゃんと描かれているのもいい。
ジョーくんとりえちゃんの新しい門出の答えが気になる終わり方だけど暗闇の中に光を見出せるか?と思わせる終わり方がいいのかな…?
意思疎通を信じている『高畑淳子』はちょっと無駄遣い。
全カットでもなんら影響無いよね。
盛り上がりを作らない分上映時間は長く感じると。悪くは無いんだけど。
日本最高峰の役者達が素晴らしい
テーマやストーリーに賛否はあるかと思いますが、作品としては素晴らしく、宮沢りえはいつもながら完璧で最高。迫真の演技だった「湯を沸かすほど〜」同様に代表作になりそうです。オダギリジョー、二階堂ふみの抑えた演技にしびれ、磯村勇斗は狂気すら感じる圧巻の演技で最高でした。サ道の時のイケメン蒸し男クンの時くらいから恐るべき成長力ですね。オダギリジョーの作る(設定の)モーションストップアニメもとても素晴らしかったです。大手作品でないこと取り上げにくい題材であることから番宣も難しそうで興行収入は厳しそうですが(頑張ってほしいが)石井裕也監督には今後も期待大です。角川原作だからか昨年9月14日にオリンピック関連疑惑にて逮捕されたKADOKAWA会長の角川歴彦がエンドロールの最初に出てきて違和感があった。
生きる、とは。
とても引き込まれて食い入るように観ました
実際の事件の悲惨さから、そこに関しての思いを語れるほどの語彙力はないのですが…
「月」というタイトルが、最後にそこにそうくるのかと、なんとも言えない気持ちになった。
全体を通してずっと画面が暗く、だからこそ最後の明るい未来を示す様な光に違和感すら覚える
磯村くん、私の中の2023年最優秀助演男優賞です!二階堂ふみさんの異質な感じもいいし、わずなか出番で心を持っていく高畑淳子さんよ…
鑑賞後数日間「あの歌」が頭から離れませんでした
絶望の彼方
石井裕也脚本監督。極限に追い詰められた人間の、本音と建前を剥き出しにさせられる。回答が無い、という回答が許されない追い詰められ方を、観客に強いる。宮沢りえ、二階堂ふみ、オダギリジョーも素晴らしいが、なんといっても磯村勇斗が凄い。この四人は演技賞レースを席巻するのでは?もちろん石井裕也氏も脚本監督ダブル受賞あるかも。
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