「犯人の言葉に...」月 映画食わず嫌いさんの映画レビュー(感想・評価)
犯人の言葉に...
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実際にあった障害者大量殺人事件を基にしてるものと推定されます。この映画ハッキリ言って冒頭から重すぎます。ずっしりと重いです。こんな重い展開とテーマで映画というエンタメとして成り立つのかとも思えました。しかしこの映画は社会派映画として見る人の心に訴えかけるものがある。犯人は言います。心がないやつ(意思疎通が出来ない)は人じゃないと。反論する主人公に犯人は問い掛けます。ゴキブリは殺しますよねと。障害者に対して汚いとか臭いとかいなくなればいいのにとか少しでも思った事ありませんかと。その言葉に自分は絶対無いとは言い切れない自分がいたことに恐怖を覚えてしまった。実行することはしないが脳内ではそう望んでる自分がいるのではないかと。実際にああいう施設で働いてるとそういう考えが芽生えても仕方ない部分もあるのかなと。本当に怖い映画です。フィクションだが命の大切さとか簡単に単純に言えない映画でした。
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