「ある施設の事件という事でなく」月 ぷぷぷさんの映画レビュー(感想・評価)
ある施設の事件という事でなく
ある事件をきっかけに作られたもののようですが、今の社会の本質を突いていると感じます。
ただ、事件の関係をそこまで深く知った上での発言ではないです。
まず思ったのは‥宮沢りえさんって、こんなに疲弊したおばちゃんにらなれるんだ😳
メイクなのか、ご本人の演技なのか分かりませんが、本当にびっくりしました。
私が感じた事というレベルでしかありませんが、宮沢りえ演じるようこ夫婦とさとくんを対比(?)しながらストーリーが進んでいく感じです。
以降は、私感です。賛否あると思いますが、書きます。
昔は、ちん◯、びっ◯、つん◯…それは今は差別用語として使うことはない言葉ですが、ある意味このような言葉を使っていた時は、障害者をインクルーシブしていた気がします。
それが、障害者になり、障がい者になりまた障碍者に、表記の上では良く(?)なってきたと認識しています。
それと同時に、障がい者が普通の世間から隔離されてきました。
隠蔽というか、無かったことにしたい人の思いがあったのでしょうか。
施設の隠蔽体質はそれはそれと置いておいて、私たちは社会に効率的に貢献できない人たちを、見なかったことにして、置いてきぼりにしてたと思います。
できる人できない人、いろんな人がごちゃ混ぜで生きられる社会だったらいいなと思います。
また、本当に障害も高齢者もそこの現場で働く人たちはとても高度な技術を求められながら、低い賃金で働いている事実を、そのままにしてはならないと思います。
この国は、どこに向かっていきたいのか分かりませんが、小さなチカラでも良き方向に向かっていけたらいいなあと思います。
最後に、映画に自身のありのままを曝け出して出演された障害をお持ちの方々に敬意を表します。
まとまりませんが。