「中途半端で分かりにくい。」6月0日 アイヒマンが処刑された日 kinako-catさんの映画レビュー(感想・評価)
中途半端で分かりにくい。
実際に焼却炉を作った人の息子をインタビューがきっかけになり生まれた作品。
ナチス戦犯アイヒマン処刑後の遺体の処理のために焼却炉を依頼された町工場と、
拘置したアイヒマンを警護する警察官や、アイヒマンを取材したい記者などの群像劇。
最初、ひとりの少年の目からの焼却炉制作の物語かと思いきや、
途中からは拘置所に舞台が移ってしまうので、唐突に集中力が削がれてしまう。
そして拘置所界隈の物語が今一つ整理できておらず中途半端で分かりにくい。
色々な思惑で焼却炉を作った話やその周囲の話に興味があるので、
もうちょっと詳しくそこら辺を描いて欲しかった…
せっかくのいい素材、なんだかちょっと残念。
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