「焼却炉作りの下町ロケット的な話ではなかった」6月0日 アイヒマンが処刑された日 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
焼却炉作りの下町ロケット的な話ではなかった
2023年劇場鑑賞213本目。
ユダヤ人の処刑を数多く命じたナチスのアドルフ・アイヒマンを捕まえたイスラエルが処刑する事を決めたが、死刑が初めてなのと、イスラエルの習慣通り土葬にしてしまうと遺族が遺体を持っていってしまうのでそれを避けたく火葬にしたいが焼却炉がない事情で町工場に依頼するという予告。
てっきり焼却炉を作るドタバタを描く話かと思っていたのですが、どちらかというとアイヒマン処刑に関わる三人の主役のドラマという感じでした。
アイヒマンが何を思ってああいう蛮行をしたかということは一切語られず、イスラエルの人の感情だけ描かれていたのは第三国の自分から見ると物足りませんでしたが、当事者の国民から見るとまた違った見え方がしたのかもしれません。
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