クレイヴン・ザ・ハンターのレビュー・感想・評価
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本作品は、ある意味、親子喧嘩で、次回作品が、兄弟喧嘩になるんだろうな・・・
マーベルの最新作品「クレイヴン・ザ・ハンター」を見てきました。この手のヒーロー作品ってあまり期待はしていないんだけど、本作品は、数多くある作品の中でも新発想とも言えるかな・・・「スパイダーマン」のスピンオフなんだから、発想的には、当たり前か・・・ しかし、ちゃっかり次回作品も出来る可能性をしっかり持たしています。 本作品は、ある意味、親子喧嘩で、次回作品が、兄弟喧嘩になるんだろうな・・・ 主演のアーロン・テイラー=ジョンソンがいまひとつかな・・・これならWWEのローマン・レインズの方がカッコイイかな・・・ 噂では、アーロン・テイラー=ジョンソンが有力な次期のジェームス・ボンドでしょ?ピンとはこないね・・・ マーベルもお金儲けよりも一端しばらく制作を休んだ方がいいかもね。 どれもこれもつまらなくはないけど、いい加減、もうお腹いっぱいという感じで・・・・ しかし、これも、しっかり「スパイダーマン」のスピンオフなら、しっかり「スパイダーマン」にお話を繋げて貰いたいと思うけどね。アクションシーンは、勿論、迫力があります。しかし、アクションシーンなど、突っ込み所は満載なんだけどね。
クレイブンザハンター!
SSUシリーズ終了の噂を聞いてショックでしたが、クレイブンザハンターは自分的に楽しかったです! アクションシーンがとてもカッコよくて、あるものはなんでも使う。体一つで戦うところが大好きでした! 今まで巻いてきた種を回収して追わさせて欲しかったですが、どーなんでしょう。 これからに期待です!
アクション意外はいろんな意味で地味
マーヴェルの新作映画は観ておかないとと思う。これはもう染み付いてしまった習性。エンドゲーム後のマーヴェルがいろんな試行錯誤をしていたが、本作もその一つと言える。本作の予告編を見てもマーヴェルっぽさを感じなかったくらいだから。 本編を観てもその感覚は変わらない。とにかく主人公のクレイヴンにヒーローっぽさがない。見た目も特殊能力も地味だ。使用する武器も吹き矢!しかも毒が塗ってある矢だし(もちろん他の武器も使っていたけど)。もちろん話も地味。弟の救出という目的はあるが、基本的にはロシアン・マフィアの勢力争いでしかない。前半は結構退屈してしまった。 それでもアクションはどれもレベルが高い。クレイヴンが車を追いかけるシーンは彼の能力を紹介するものでなかなかよい。能力自体はとても地味だけど。後半のライノとの戦いもそれなりに派手で迫力があって楽しかった。 最後まで観て、これが誕生物語だと今さらながらに気づいた。あれが本来のコスチュームということか。観終わってから調べたが、クレイヴンは元々スパイダーマンのヴィラン。だから地味で暗い映画になっていたのも納得した。そうなると次はスパイダーマンや他の映画に登場することになるのか。楽しみに待っていたい。
カメレオン誕生編
野生動物の動きを取り入れたアクションは見応えがあり、悪くはないのだが…… ソニーの『スパイダーマン』ユニバースは、微妙なのばっかりで期待してなかったから、心のハードル低めで観たのが幸いだったかな?くらいの感覚。 内容的にはダークヒーロー的側面のあるものの、「『ブラックパンサー』の焼き直し」感が満載。 しかも、『モービウス』同様に「誕生・紹介編」で終わってて、真に面白くなるか否かは次作だよね…… アメコミ原作の(どれよという話もあるが)スパイダーマンにとって、厄介な敵はオクトパスやミステリオンらに加え、クレイヴンの弟のカメレオンのはずだから、そこが今後……と一瞬思っても…… SSUは本作でストップ、トムホの『スパイダーマン』を除いて、今後の計画は中止という報道もあったので、前のめりになれず褪めた気持ちになってしまうのが残念。 こいつがいてもいなくても、SSU(ソニー『スパイダーマン』ユニバース)やMCUに大きな影響はないし、まぁヒーローものが好きな人が見ればいいんじゃないかと。
身体能力の高い人
映像は面白かったんだけど、ちょっとイマイチ乗れなかった。
どうやらスパイダーマンの敵役の物語らしい。
ある一定数のファンがいての映像化なのだろうけど、初めましての俺にはサッパリだった。
悪人からハンターと恐れられる男が主人公で、そのリストに載ると必ず狩られるのだとか。
ヒーローのような立ち位置ではある。
特殊な能力も持っていて、どうやらライオンの化身のような感じ。
強靭な肉体に再生能力と敏捷性だろうか。特筆すべきは目的に対する執着って感じかしら。弟を攫われた時のチェイスはとても楽しかった。
この俳優さんは、走ってる姿が凄く映える。
で、今回の敵はサイのような男。容姿もちゃんとサイっぽくなる。NYには闇医者なんかもいて弟はカメレオンの能力を手に入れたりする。
この弟はただの人間だったのだけど、父親の死後、組織を受け継ぎマフィアのボスとして君臨してるようだ。と言う事は、ハンターリストに載る可能性が出てきた。
…どうにも大味な内容だったように思う。
狩人が狩られるって構図をのっけから見せられたのもあるけれど、もっとシンプルな話でも良かったんじゃないかと思われる。
こんな構図になってしまったから、裏社会のゴタゴタに終始して、主人公の大義名分が霞んじゃったような印象だ。
キッカケになった呪い師がもつ秘薬とか、父から送られるハンターのジャケットとか…漫画的要素も漫画的な帰結にもなるのだから、ご大層な設定とか無視しても良かったように思う。
…とは言え、アメコミ的にはスタンダードなのであろう。
大人な子供も楽しめる内容なんだと思われる。
そして、この主人公は変身もしない。
ワイルドで魅力的な外見ではあるが人のままなのだ。
お楽しみは次回って事なのかしら?
次回あんのか、コレ?
アメコミに疎い俺には、続編が作られたとしても動物王決定戦みたいになりそうであまりそそられない。
そもそも立ち位置としてはヴェノムと似たようなポジションで…ヴェノムはついにスパイダーマンと対峙する事はなかったけど、コイツはあるのかなぁ?
と言うか、スパイダーマンと共演しないと片手落ちなような気がしてならない。
ライオンの目って黄色だったんだな。
意識した事なかったけど、暗闇で光る黄色の眼を見てライオンだと一目でわかったもんなぁ。
狩人の目だったな確かに。
おそらくなら…連載当初は防犯カメラとかSNSだとか普及してなかったろうから身を潜めるハンターって構図が成立してたのだろうけど、現代じゃ難しいよなあ。
ど頭から防犯カメラにバッチリ映されて、身元まで把握されてんだもんな。
その辺の整合性が腑に落ちなかったから、こんな感想になったのだと思われる。
今ちょっと画像検索したんだけれど、結構な強敵っぽいぞ…ライオンの顔のジャケットはさすがにダサいのだけど、キャラは迫力あんなぁ。
でもそこまでのカリスマ性を本作からは感じなかった。
ライノがダサかった〜
マルチバースに飽き飽きだったので,久々に単純なマーベル作品が観れて良かった。 もし続編があるなら『カリプソ』が主人公並みに活躍する内容に仕上げてもらえる事に期待したい❗️
すんなり
他の作品との絡みもなく、前知識なくすんなり楽しめた。残酷描写もなかなか良く、何よりダークヒーローらしい拗れまくった家族関係が肝❗️
アフリカからシベリアになっても野生動物を大事にする悪い人間は即殺す単純明快さにスッキリ❗️
ラッセル・クロウがラスボスで超人化と思えばあっさりと。
ダークユニバースではジキルとハイドだったのにMARVELでは1回限りなのは寂しい…。
次回作もありそうなラストだけどスパイダーマンのヴィラン❓物はおわりなのかな。
血は争えない
アメリカで酷評されてるほどでなく、面白かったと思います。
ただ、スーパーパワーを得るくだりとか、あの秘薬もまだあるんかい❗って感じでしたし、ちょっとな~、な部分はありました。(笑)
が、全体的にはアクションやストーリーは面白かったです。
で、血は争えないですが
私の考えは血(血統)が鍵だと思いました。
ライオンの血もそうですし、結局、兄弟2人とも嫌いだった父親と同じような自分のエゴを貫くような人生を歩む事になったのだと感じました。
兄はハンターとして、弟はマフィアのボスとして。
続編があるなら、そのあたりを描いてクレイヴンは、自分こそが正義だと考えるヴィランへ変貌していくみたいな続編が見たかったな~と思いますが、SSUは終わりなんですよね~確か
残念~
String
SSU最終作、今考えればスパイダーマン微塵も登場しなかったなと振り返りつつも結構楽しみにしていた一本なので大スクリーンで鑑賞。
やはりストーリー面ではちらほら難はありましたが、このユニバース嫌いにはなれないんだよなという感じの絵力やキャラの濃さを感じれる作品で単体作品としては十分楽しめる作品になっていました。
現在→過去→現在といった流れで進む作品なんですが、過去パートが若干長めに感じてしまったのもあって大丈夫かな?と思いましたが、現代パートに戻っても明確な目的が見えなかったのもあって困惑しながら進んでいた中でクレイヴンの生き方が分かってきてからは乗れていけました。
過去に助けてくれた少女と再会してからの流れは飛び飛びで呑み込むのが大変でしたが、そんな事はお構いなしと言わんばかりの爆発と爆裂の連発でどんどんテンションぶち上がっていきました。
それまでのアクションも相まって今回こそは、今回のSSUは良いんじゃいかという手応えもあったりしたんですが、そこからのストーリーは平行線多々…。
クレイヴンの戦闘シーンはメチャクチャカッコ良かったです。
驚異的な身体能力で地を這いまくって街中を駆けまくる姿は勇ましかったですし、壁を伝いながらの移動だったり、車にしがみつきまくったり、ヘリに付けたロープに引っ張られまくったりととにかく派手さメインな絵面が多くあったので満足度高めです。
森の中にあるトラップも既視感があるものもあればなんて残虐なものを用意してくれたんだってくらいのトラバサミの使い方だったりと、もっと見せて欲しかったですがこのユニバースに求めていたものはしっかり摂取できたと思います。
動物たちが参戦してくるところはB級映画感満載で笑いましたし、ヌーの突撃なんか迫力満点でやってくるもんですから楽しいでしかないです。
敵方がサイの皮膚をもっての戦闘シーンはゴツゴツしたパワープレイで見応えありましたし、とにかくグーでやり合う姿勢は称賛に値します。
終盤は丸く収めたかと思いきや、弟関連での出来事だったり父親との決着だったりを差し込んでくるのでちょっとモヤっとしていたところに決めポーズがお出しされるので、終わりなのにまだカッコつけるのか?という気持ちになってしまったのは残念でした。
ムキムキマッチョなアーロン・テイラー=ジョンソンの色気はかなりヤバかったですし、権力を持つ大人を演じたラッセル・クロウもお見事でした。
これにてシリーズ打ち切りという悲しい結末を迎えてしまいましたが、何らかの形でヴィランたちにまた脚光が当たってほしいなと思ってます。
鑑賞日 12/16
鑑賞時間 12:40〜15:00
座席 S-30
また新キャラ?もーええ…いや!面白っ!!
来年以降のアベンジャーズ の復活に 現状、不安しかなく 固まってないのにシリーズスタート? それって例えるなら大阪万博??みたいな。 そんな中、MCUではないSONYさんの方から 新キャラ登場。宿敵主役化計画。 これを“斬新感”ととるのか “ネタギレ”ととるのか。 とはいえマーベルの新キャラは ことごとくコケてるから あまり期待しないで…いやいや‼️ めっちゃ面白いんですけど‼️ 登場人物多いのに凄い整理されてて見やすいし アクション凄えし物語面白い‼️ 変身理由のこじつけ感もなんか好き‼️ (ほとんど本編に触れてませんが素直に楽しかったという事で(^_^;)) 今後の展開に期待……あれ?? ポストクレジット後も ミッドクレジット後も映像がないぞ??? どーなるんだろー?????
異色なダークヒーロー
すぐにストーリーに引き込まれて没入感が凄い。とにかく面白い作品でした。テンポと物語の構成が良かったのと敵のキャラも独特で興味深い。しっかりと親子・兄弟のストーリーも盛り込んで見どころ満載。トドメはカリプソのカリスマ性?勝利の女神? 是非映画館で🎦 マーベル作品もスピンオフっぽい場合はおまけ映像ないのかなぁ。ちょっと寂しい😔 146
「◯殺し」の先を見たい
悪くはなかったです。
もうちょっとテンポよくしてもいいのでは……とは思いましたが。
原作は読んでませんが、「父殺し」の話であることは最初からだいたいわかるわけです。
ラストでその先に行きましたね。
本当の物語が最後に来ました。
しかし、続編はつくられないという話なので、残念です。
前半退屈
いわゆる誕生編だが、弟が誘拐される中盤まで話が展開せずモタモタしている。 他のユニバース作品に絡まず、独立作品なのは分かりやすいが、華がないのでイマイチパッとしない。 カウントダウン男は最後までなんだったのか?(笑)
悪名高いのかな…?
悪名高い最強のハンター、と説明にあったけど密猟者を追ったり兄弟を大切にしたり良い人に見えました。 森の動物達も彼の味方に見えた。 子供の頃はすらっと綺麗な少年なのに大分雰囲気変わったな。 最後の弟にはびっくり…悲しい…。 皮膚の厚い大男はアベンジャーズのあの人にちょっと似てるような。 争いシーン多くこの2時間沢山血が流れるのを見た気がします…。
面白かったです
アメリカのロッテントマトの批評家評が酷く、興行成績も悪いらしい。 個人的にはそこまでかなと。 ストーリーもマーベルらしく分かりやすい。 しかも引っ掛けの無い直球な内容。 最後の落ちもマーベルっぽい。 違和感はクレイヴンをアンチヒーローと称している点。 普通にヒーローにしか見えないのだがどうだろうか。 アーロンテイラーは格好いいしアレッサンドロ・ニボラの演技も良い。 次がありそうな終わり方だけど興行成績的には微妙かな? 次作があれば個人的には嬉しいです。
豪快な肉弾アクションで見せる、大人向けのサスペンスドラマ
超人的な身体能力を使い、武器を持たずに敵を殺していく、圧倒的なパワーを持った殺人者を主人公にした、大人向けのサスペンスドラマ。 腕力だけで強すぎる、まったく道具に頼らないスーパーヒーローが、ジャンプして走って殴って投げとばす。 マシンガンを持った連中に囲まれても、みごとにさばく。 迫力を感じさせる豪快なアクションを見せてくれる。 ハルクとキャプテン・アメリカの中間くらいの超人ぶり。 アクションだけでなくドラマがいい。 麻薬密売組織の大物ラッセル・クロウの存在感と影響が大きすぎて、その息子である主人公とその弟が人生を狂わされてしまうというメインのドラマだけでなく、ちょっとした枝葉の部分、たとえば感覚器官も鋭敏すぎる主人公が、すれ違ったカップルの香水を褒めたために、浮気がバレた男がひっぱたかれるという描写など、わずか数秒のものなのに印象的だった。 3秒間だけ止まった時間を動けるらしい、ディオのザ・ワールドみたいなことをやる正体不明の男が、主人公につながる連中を次々に殺しながら追跡してくるというサブエピソードも良く、退屈させない。 続きを匂わせる終わり方をするので、期待している。
身体強化++のダーク?ヒーロー?
内容とか全く知らずに来たけれど面白い。
ストーリーも分かりやすくサクサクと進んでいい!家庭環境からスーパーパワーを得て、非人道的な動物に仇なすやつを殺していくダークヒーロー。戦い方が野性的で見ていて面白いし、何より強い!ただ、敵も割と魅力的ではあったのに思ったより呆気ない。3秒のやつとかかなり強いと思うんだが、そーゆー倒し方ねっていう。サイの方も悪くはないんだけどねぇ、、、っていう。弟も意味深な感じはずっと出てたけど、、、。多分2がありそうだからそこに期待です。
野性味溢れる珍しめのヒーローで戦い方もカッコイイ!ヒーローでは無いけれど、筋の通った感じが良き!見応えのある映画!
ヴァイオレンスで、SSUで一番好きになった
スパイダーマンを狩ることに執念を燃やす狩人(というヴィラン「クレイヴン・ザ・ハンター」を主人公にした実写映画であり、ソニーが製作するマーベル映画シリーズの最新作。
アニメで初めてクレイヴンを見たときは、何とも地味なキャラクターだな、と思った。
派手なアーマーや超能力はなく、全体的に茶色で、素肌に毛皮のベストを来て、弓矢でスパイダーマンを狙うその姿は、中世ヨーロッパから現代にタイムスリップしたのか?と思えるような。
しかし実写映画では、それをまさに実現しつつも、非常に説得力のあるキャラクターに仕上がっていた。
マフィアの長男として生まれ、傲慢な父から離反して、亡母の故郷の山奥で自給自足の生活を営みながら、ハンターとしての技量を磨くクレイヴン。
演じるアーロン・テイラー=ジョンソンの肉体は、そんなクレイヴンの半生を示すかのように、究極なマッシヴに仕上がっており、男くささがムンムンする。
父への反発か、ポリシーか、彼は火器を使わない。
弓矢やナイフなどアナログな武器や、自然環境を生かしたトラップ、その場にあるもので敵を狩っていく姿は、銃火器を使う敵との対比になっており、一見装備不足で不利なクレイヴンが敵を倒していく様は爽快だ。
マフィアである父と反目し、裏社会の人間を容赦なく屠るクレイヴンだが、一方で人間らしい側面もある。
彼の標的は、亡母の遺産である山奥に息づく生き物たちを勝手に殺す密猟者や、彼らの顧客である裏社会の人間など、悪人のみ。
実家に残してきた弟ディミトリを溺愛しており、毎年誕生日には会いに行っている。
争いが嫌いで、ピアニストとして生きたいディミトリと、タキシードを着てもマッチョであることがわかるクレイヴンの対比も良い。
そんな兄弟の父親ニコライが、本作のヴィランの一人。
弱者を唾棄し、自らを強者と驕る彼をいかに乗り越えるかが、クレイヴンの本懐の一つだ。
演じるラッセル・クロウは、マーベルの『ソー』の映画でゼウス(ヘラクレスの父親)、DCの『スーパーマン』の映画でジョー・エル(スーパーマンの父親)を演じており、また再びスーパーヒーロー映画で父親キャラを演じたことになる。
はっきり言ってクソ野郎で、「こ、こいつ~~~~!」と思わざるを得ず、クレイヴンを応援してしまう。
そしてもう一人のヴィランが、コミックでも有名なライノ。
『アメイジングスパイダーマン2』でも、サイ型のアーマーを装備するヴィランとして登場したが、本作では人体改造による強靭な肉体と硬質化した肌を持つヴィランになっている。
クラヴィノフ家と対立するマフィアのボスであり、変身前は眼鏡をかけたインテリキャラと、ライノというパワータイプなヴィランとギャップがあって面白い。あと犬を飼ってる。犬を飼ってる奴に悪い奴はいない(偏見)
クレイヴンとライノの激突は、圧倒的なパワーを持つ怪物に対し、(比較的)非力な常人がどう立ち向かうかが迫力満点に描かれる。
クレイヴンは孤高の存在であることが、本作では描かれている。
弟ディミトリは前線に立たない弱者だし、ヒロインのカリプソも、あくまでサポート役だ。
幼い頃から強権を振りかざしてきた父ニコライも超人的な肉体を持つライノも、マフィアという組織を率いている。
常人が超人や組織に立ち向かう姿は『マダム・ウェブ』でも描かれたが、『マダム・ウェブ』が常人たちのチームで立ち向かったのに対し、クレイヴンは独りで立ち向かう。
そこに、古臭い価値観かもしれないが、「男の世界」を感じた。
最終的にクレイヴンは、ライノを倒し、父に応報を与え、守るべき存在の弟とも決別する。
残されたのは狩人としての人生だけ、というところで幕が下りる。
本作には、「今後の展開」を思わせるシーンがない。
『ヴェノム』や『モービウス』のような続編や他の映画とのつながりもないし、スパイダーマンの影もない(強いて挙げれば、敵の攻撃によって、大量のクモに襲われる幻覚を見る程度)。
マーベル映画お決まりのポストクレジットシーンさえない。
あくまで、クレイヴンというキャラクターを見せることに注力している、シンプルさがある。
正直、ソニーのマーベル映画の中で一番好きになってしまった。
色々と言われているソニーのマーベル映画であるが、本作は他の映画など考えず、単体で見ることができる。
クレイヴンが身一つで敵に立ち向かっていく様は、シンプルにカッコいいし、父親との確執も王道だ。
「他の見てないから」という理由で見ないのは勿体ない。
シルベスター・スタローンやジェイソン・ステイサムなどの単体アクション映画と同じように、ただ「面白いアクション映画」と捉えてもらってもいい。
悪人を狩る!
ソニー製のマーベル作品(スパイダーバースって言うんだっけ?)、「ヴェノム」が公開中なのに早いサイクルでの新作です。
スパイダーマンの宿敵ということなんですが、全く知らないヴィランです。ただ本作を見る限りでは、何故スパイダーマンと戦うのかが疑問?悪を懲らしめるヒーローだと思うけど・・・
時代劇の「必殺」シリーズが大好きな自分にとっては、悪人をバッタバッタと倒していくクレイヴンにメチャ興奮だったのですが・・・
如何せん、丈夫過ぎでしょ!高いビルから飛び降りたり、車とぶつかってもピンピン。どうなってんの?
そのくせ、拳銃で撃たれてピンチになったり・・・
【ネタバレ】
ツカミはバッチリでしたね。冒頭の刑務所内の標的を倒して逃げるところは、ホンっと面白かった。
その後の回想シーンが、ちょっと間延びしていて長い瞬きしちゃいました。
弟を助けに行くところも見応え十分のアクションで楽しませてもらえて良かったです。
でも、最後がね〜・・・
悪の権化とも見える父親に対し、自分が手にかけられないからと、熊に襲わせたのはどうなんだろう?ご丁寧に猟銃の銃弾まで抜いていたのに。
まぁ、それだけ悲惨な目に合わせようって目論見だったのかな?
もう一つ、腑に落ちないのが、弟が悪事に墜ちていくだろうラスト。父親だけでなく弟まで、狩らなければならないのか?を匂わせる展開は、ちょっと切ないかな。
まぁ、悪人といえど人を殺めるものについては、それなりの見返り、因果があるってことなのかな。
そこまでヒドイ映画ではない
アメリカでは散々な評価を受けている今作は、「スパイダーマン」や「MCU」とは一切関係のない内容になっているが、脚本や設定、演出は良い仕上がりになっている。 イギリス、アフリカ、トルコ、ロシアなど場所がコロコロ変わる展開は見飽きないし、ロケーションもかなり本格的だった。 マフィア出身のヴィラン兼主人公というのも新鮮だった。唯我独尊の父親をもつ苦悩や腹違いの兄弟が織りなす絆といった感情を共感できるストーリーになっていてアメコミ映画では珍しいキャラクター構成になっている。 マルチバースではなく一本の映画として見るならB+の印象でした。
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