「【”そして男はライオンの目になり、最強の頂点捕食者が降誕した。”今作は、極悪ビジネス王を父に持つ異母兄弟の兄が覚醒する様と、数々の仰天ハイスピードアクションを堪能する逸品である。次作も待つぞ!】」クレイヴン・ザ・ハンター NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”そして男はライオンの目になり、最強の頂点捕食者が降誕した。”今作は、極悪ビジネス王を父に持つ異母兄弟の兄が覚醒する様と、数々の仰天ハイスピードアクションを堪能する逸品である。次作も待つぞ!】
■セルゲイ・クラヴィノフ(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、極悪ビジネス王の実父ニコライ(ラッセル・クロウ)の跡継ぎとして期待されていた。
異母弟のディミトリ(フレッド・ヘッキンジャー)は父に認められない思いに悩む虚弱な男だが、兄とは仲が良かった。
そんなある日、アフリカで狩りに出た一家はライオンと出会い、セルゲイはライオンに襲われ三分間脈が止まるが、居合わせた呪術師の祖母を持つ少女カリプソが持っていた、祖母が調合した秘薬により奇跡的に蘇生する。そして、彼は獣の如き高速移動し、遠目が利く特殊な肉体を得たのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。鑑賞後に読んでね!>
・いやあ、今作、ハッキリ言って凄く面白かったなあ。VFX使いまくりなんだろうけれども、ハイクオリティな作りで、劇中に登場するライオン、豹、バッファローなどのリアル感が凄いのである。
■アーロン・テイラー=ジョンソン演じるセルゲイの、ビルを物凄いスピードでフリーソロで飛ぶように駆け上がる姿や、ディミトリを誘拐した車と並走して走る姿や、その車に飛び乗って弟を助け出そうとするシーンなどは、迫力十二分であるし、大スクリーンに釘付けになる。
・ニコライを演じるラッセル・クロウの、妻が自死しても”弱い奴だ。”と涙一つ流さない姿や、あのバスヴォイスは矢張り魅力的である。
そして、彼がセルゲイをキャンプに招くシーン。彼は初めて実の息子に本音を話すが、セルゲイはその言葉を聞き流し、父のライフルから実弾を抜き去り去るシーンは、セルゲイの父に対する怒りと、ヴィランの姿の発露ではなかったかな。
・悪役のキャラ立ちが良い。
1.特殊な手術を受けたライノ(アレッサンドロ・ニヴォラ)が、普段は普通だが(背中に溶液を入れたリュックを背負っている。)溶液の管を外すと、激しい痛みと共に皮膚が硬化する。
2.催眠術により相手を斃すザ・フォーリーナー(クリストファー・アボット)
・更に、大人になったカリプソ(アリアナ・デボーズ)が、弁護士になっていてセルゲイを助ける様なども良きかな、である。
<今作のラスト、ひ弱だったディミトリが、ライノと同じ特殊手術を受けていて、兄に対する屈託した心を初めて披露するシーンなどを観ると、”次作は勿論あるんだろうな!!”とハゲシク思ってしまった作品である。
今作は、極悪ビジネス王を父に持つ異母兄弟の兄が覚醒する様と、数々の仰天ハイスピードアクションを堪能する逸品なのである。キッパリ!>
共感ありがとうございます。
片角バッファローは手を貸してくれましたが、他は知り合い?程度なのが良かったですね。ユキヒョウは騒がしいな!位で部隊を襲ったんでしょうか。