イノセンツのレビュー・感想・評価
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オチ以外は満点。
久々怖い映画見たわ。
北欧映画の飾らないリアリティに襲われて客席で凍りついた。目を背けたくなる描写もあるがアリアスターみたく汚いナマモノ並べず、最小で良くここまで掘り込んだと思う。確かに子供って、、、いや、自分の子供の頃思い出してみても怖いし弱者に容赦なく、残酷だ。ハリウッドだと人は何人殺してもいいが動物はやめろ、、といわれるらしい、、まあそれも変な話だ。
監督も大友の「童夢」は参考にしたと発言してる。漫画「童夢」は大人目線のクライムサスペンス的な話だが本作は完全に子供にフォーカスしている。
オチがまあそういう事なんだけど、そこに辿り着くまでは見事だと思うし、わかって見ててもエンディングは盛り上がったよ。子供の残虐性とその中で揺れ動く子供達の描写が絶妙であった。大人が何にもわからないうちに事が終わってるのも怖いよね。
子供の頃って、やはり見えない物が見えたり、ちょっと先の事を夢にみたり、身近な人に聞いてもポツポツあるんだが、そんな事出来た事自体忘れちゃってる人も多いんじゃないだろうか、、、、。
特殊な力が無くても誰もが成長過程で可哀想とか、善悪とか気づいて大人になるんだけど、自分は何がきっかけだったんだろうか、、思い出せない。
観ていられない!
団地ってところがいいよね
(試写会で見た作品は内容のいかんにかかわらずネタバレ扱い)「わたしは最悪。」と相性があうかどうか?
今年237本目(合計888本目/今月(2023年7月度)23本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
fansvoiceさまのご厚意で早く見ることができました。
北欧発のサイコスリラーというもので、北欧映画自体が珍しいので(しいてあげれば、ロスバンドくらい?)、そこでの目の引きようはあると思います(ただ、今のところミニシアター中心の模様)。
また、2時間と結構本格的な割に表現についても配慮があり(何の表記もないけど、一般指定?あってもPG12だと思いますが…)、ここは安心して見られるところです。
通常、子供どうしのトラブルには親なり警察なりが合理的な範囲で介入しますが、介入しなかったり、介入の度合いが不適切だったり配慮が不適切だったりすると、子どもはどんな反応を示すのか…というのがテーマで、日本では福祉の在り方が違うので一概には言えませんが、設定的にはありだろう、というところです。
どうしても映画の趣旨的にネタバレ要素が異様なまでに強く(一応、「これには触れないで」という扱いはないものの、どう考えてもダメでしょみたいなのは3つくらいはある)、どう感想を書いてよいか…といったところです。
なので、関連する作品やヒントになりそうなところなどなどを。
まず、日本では北欧映画というのは結構珍しいもので、本作品が正式公開される日も含めても、1年間に2~3本あるかどうかというもので(去年はロスバンド)、ロスバンドなり何なり、旧作でもよいので何かVODで課金して、「北欧作品とはどういうものなのか」ということを事前に把握することをお勧めします。
また、北欧映画あるあるなのですが、登場人物の名前(趣旨的に子供の名前が大半)が一般的な名づけと違うようで、余り聞きなれない名前の子も出てきますが、「誰が誰か」を整理できないと詰むところがあります(ただ、趣旨的にはスリラーものないしホラーなので、そこが理解できないと全体がワケのわからないということにはならない)。気になるなら、何か作品を一つ見るだけでも、「北欧映画ってこういう名前の人が多くて、(インド映画やドイツ映画等と違い)こういう独特な進み方なのね」ということがわかるのでお勧めです。特に後者、「登場人物の整理」に関しては、オンライン試写会では都度巻き戻して公式サイトを参考にしながら見ることはできますが、実際の映画館ではそれはできないので、2時間と長い事情もあり(一応、1時間57分ですが、そこに映画館の予告編やら、「勝手に盗撮するな」とか入れると2時間10分くらいか?)、途中で「半つまり」が発生しますので、公式サイトなどで事前に「予習」しておくだけでも違います。
なお、このスリラー・ホラーものは後半の1時間に多く集中しますが、前半の自己紹介的なパートの部分にもヒント描写は隠されています。とかく長い映画は「本質でない部分」が軽んじられる傾向がありますが、この映画はそこを飛ばしたり適当に見ているとさらに詰まるので注意です。
また、タイトルにも書きましたが、脚本が「わたしは最悪。」の方と同じである事情もあり、ストーリー展開が多少似る部分もあります(ジャンル分類が違うので、「多少似る」程度であるにすぎない)。この点でも同作品を見て賛同できたかどうかも、チョイスのひとつの選択肢になりうるだろうと思っています。
減点対象としては特に見出しにくいのでフルスコアにしています。
やはり「わかりにくい」点は、北欧映画という「レアさ」から出る部分はどうしてもあるので、試写会参加者も正規の公開公開日にもう一度見ることも、また想定されているし、それもあまり負担はかからないのかな、という気がします(2時間というのは一応、標準より少し長いかな、程度でしかないので)。
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