忘星のヴァリシア 第一章 劫火のレビュー・感想・評価
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驚異的な自主制作・同人アニメ
「手描きロボットの戦闘」一点突破の作品。
脚本はまだエヴァなど既存アニメの影響を感じる。
誰しも新海誠の再来を期待する個人制作のトリウッド上映に「メカ作画」という別方向からの物量を受けたのは良い意味で予想外。
懐かしさを覚えるTVアニメ的な画面と展開に、中盤は少し単調にも感じたが、終盤の急(超と言ってもいいか)展開~メカ戦闘シーンにかけて勢いが大爆発する。決して商業作品にない暑苦しさとほとばしる熱量を感じて、生々しい線のタッチの荒さも却ってプラスに感じられた。
監督とプロデューサー(この方もクリエイター)のトークから良き同人精神の炎を感じた。
少女たちのキャラクターデザインは独特な可愛さがあり、監督の個性とフェチズムを感じたのも好感。
※星評価は第二章とセットで鑑賞した際の物、単体なら3~3.5。
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