バジーノイズのレビュー・感想・評価
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アニメではなく実写でやった意味は...。
原作未読です。前情報なしで観ました。
女の子が深夜3時にピンポンしてきて、その後窓ガラスを割った時点で、「あ、これは漫画原作だな」と分かったのですが、これは漫画だから成立する展開。
原作漫画ではきっと良いシーンなんでしょうし、これをやりたい気持ちは分かりますが、実写でやったらただの犯罪者でしょ...と思ってしまいました。
いきなり男を部屋に連れ込んで同居させたり、禁断症状のように音楽作り出したり、やたらと土下座したり、急に叫んだり、漫画だったら成立するし面白いシーンだとしても、実写でやると違和感だらけで、観ててそわそわしました。
原作漫画に惚れて、そのまま描きたかったのであれば、アニメでやればよかったのでは?と思いました。
実写でやるなら、実写用に脚本を書き直して制作するべきかと...。原作読んでないので、どの程度脚色しているのかは謎ですが。
作品の雰囲気とか全体の世界観は割と好きだったのですが、そういう登場人物のツッコミどころ満載の言動がいちいち気になってしまって、感動まで繋がりませんでした。
音楽全然詳しくないので、主人公の音楽作りの才能とかは全然分からなかったのですが、ベースの人とドラムの人の演奏はなんかすごいなーと思って観てました。
個人的にはフワッとした心地よいチル音楽よりも、魂こもったバンド演奏の方が心揺さぶられるので、ベースの人が抜けたバンドの演奏シーンの方がグッときました。
あと、ライブシーンの観客が毎回若い20代くらいの綺麗めな女の子たちなのがだいぶ違和感満載でした。
おそらく主演の男の子のファンをエキストラで集めて撮ったんだと思いますが、作りもの感満載で興醒めでした...。
ライブシーンはこの作品のキモだと思うので、そういうところでそういう作り手側の事情とか挟まず、しっかりライブシーンを作ってほしかったです。そこが今回一番がっかりでした。
カット割りもなんかドラマっぽくて、映画らしい広がりがないのも残念でした。
映画の中で作られてる、所詮はSNSでバズる程度の小さな世界というか、、、もう少し演出も映像も殻破ってほしかったですね。
惜しかったです。
繊細で柔らかい心を持った人に見てもらいたい
音楽を作ることが大好きな男と、生まれて初めて好きなことを自分で見つけた女性。すれ違いと接近を重ねながら次第に太くなっていく二人の絆の行く末が気になります。
鑑賞直前までノーチェックでした。
ヒロイン役が桜田ひよりさんと知って気になり
作品紹介を読んでみたら面白そうな感じ。 ふむ。
で、気がついたら映画館の座席の上。・_・ マタデス
さあ鑑賞開始。
主演は2人。 …あれ 3人?。 いや 4人かも (…汗)
アパートの管理人(住み込み?)をしながら、夜は黙々と音楽作り
に勤しんできた若い男が主人公。
彼の住む部屋の上に、どこからともなく真夜中に聞こえてくる音楽
が流れてくるのを楽しみにしている若い女性。
管理人と住人なので、朝の挨拶程度には言葉を交わします。
二人とも関西イントネーション。両方とも神戸出身と分かります。
会話のついでに彼女が尋ねます。
” 下の階に住んでいる人、どんな人です? ”
” 聞こえてくる音楽が、素敵なんですよ ”
つい教えそうになるが、会話の中で彼女には彼氏がいると聞いて
しまいます。その事が影響したのかどうかは分かりませんが、
” 個人情報だから ” と下の階の住人の事(=自分の事)は教えず
断るのでした。(えらいっ)
いつも大音量で音楽を再生するものだから、実は何度も近隣から苦情
(騒音クレーム)が入っているのでした。普通管理人は注意する側…。
” 次にクレームが入ったらクビだから ” と管理会社。
部屋からも出て行ってもらう と通告され、しばらくは大人しく
していたのですが、ある日の深夜。部屋のインターホンが鳴ります。
” 彼に降られちゃった ” とドアの外にやってきたのが例の女性。
” 曲を聞かせてほしい ” と、彼にしてみれば迷惑な依頼…。
無視を決め込む彼。
ドアが開くことは無かったのだが…
部屋に戻って涙でマクラを濡らしていた女性の耳に
聞きたかったいつもの音楽が聞こえてきました。
最初は小さく。次第に大きく。
開き直ったかのように、大きな音量で音楽を再生する男。
その表情には、解放感と充実感。
と、突然部屋のガラスが割れる。
大音量へのクレーム? 怒り? 暴挙?
破られたガラス窓の外に立っていたのは、上の階の彼女。
” やっぱり管理人さんや ”
こうして管理人の部屋は窓無しになり
通告された通り管理人は宿無しになる。
仕事も無くした男に、女は自分の想いを伝える。
” 貴方の音楽作りに関わりたい ”
「一人よがり」と評された男の音楽制作が、このとき
「二人よがり」に進化した。
…と、まあ
こんな感じに話は進みます。
細かなところまで練って考えられた脚本だと思います。 ・_・
セリフ・会話・場面展開などなど不自然さを感じる場面が殆どなく
最後までドキドキしながら最後まで楽しめる作品でした。
観て良かった。大満足です。 ・_・♫
◇
改めて、主な登場人物を紹介。
海野清澄 (川西拓実) 音楽制作大好き青年。一人でいる事を好んできたが…
岸本潮 (桜田ひより)彼の作る音が好きな女性。ファン一号。世話焼き体質?
速水航太郎(井之脇海) 女性の幼なじみの音楽プロデューサー。下っ端のようだ…
大浜陸 (柳俊太郎) 昔バンドを組んでいたベーシストの男。今のバンドに不満が…
最初に清澄と潮の出会いがあって
音楽プロデューサーの航太郎が仲間になりたそうで
清澄のかつてのバンド仲間の陸が新たに加わって。
まるでロールプレイングゲームをしているかのように
最初は一人の主人公に、どんどん仲間が加わって
いつの間にかAZURという名のパーティができて。
悪い魔法使いの誘いに乗ってしまい暗黒面に堕ちた清澄を
闇の牢獄から救い出したのは ” プリンセス=潮 ” 。
潮のコトバに自分を取り戻した清澄は光の世界へと帰還。
あれれ。
人物紹介するハズが、妙な作品紹介に…。@_@;
で、この作品。
ちょいワル風な人物は登場するのですが
根っから腐った人間は登場しません。(記憶にない)
そんなところも、私的には良かったです。 ・_・ハイ。
◇あれこれ
■清澄と陸のセッション(?)
再会した二人が久しぶりに音を合わせる場面。
「坂道のアポロン」の演奏シーンが頭に浮かびました。
自由に音を創り出す清澄と、受けて演奏を重ねる陸が
なんとなく" 薫と千太郎 ” に思えて " 良い感じ " でした。
音が次第に重なり合って、より深みの有る音楽へと変わるのが
とても楽しそうに描かれていたように思います。 ・_・♪
■天の岩戸みたいな
中に引きこもった清澄を引っ張りだしたい潮たち。
アマテラスを外に誘い出したのはアメノウズメの踊りですが
この作品の潮は踊りません(汗)踊る代わりに手近な所の
イスをドアに叩きつけて壊そうとします (大汗)
ドアは壊れませんでしたが、恐れをなした(…違うかも)清澄
がドアを開けたので、結果オーライです。 (冷汗)
◇最後に
バジーノイズ。この作品のタイトルです。
日本語にすると ” 賑やかな雑音 ” といった意味でしょうか。
雑音であっても、それはきっと人が生きていく上で必要な音。
何の「音」も無い状態では、人は生きていけないのかも。
そんな気がします。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
何ヶ月も前から公開を楽しみにしているわけでもなく、 ちょっと時間が...
何ヶ月も前から公開を楽しみにしているわけでもなく、
ちょっと時間があるから
映画でも観てみようか、くらいの気持ちで観た映画の中で
わっ、これ凄くいいじゃない!という作品が時々あります。
これはまさにそうでした。
あまろっく、青春18×2と
いい邦画、続いてます。
音楽をテーマにしたコミックの映画化ですが、
コミックということは
そこに実際の音楽は無かったはず。
たぶん、映画化にあたって作られた曲だと思うのですが、
サントラがあったら買いたい!と思うほど良かった。
自分の頭の中に流れてきた音を
PCに打ち込んで音楽にすることに
何よりの歓びを感じている主人公。
誰かに聴かせるわけでもなく、
孤独の中での自己完結。
それがひょんなことから
世の中に出ることになり…
人と関わらなければ、
心を騒がせることも、傷つくこともない…主人公の気持ちはよくわかります。
でも、
ひとりでも十分に楽しいけれど、
人と関わることで得られる楽しさは別物…それもよくわかる。
音楽って
あるときはquietであり、
ときにnoiseにもなり得ます。
でも、noiseに揉まれながらも
そこからも美しいものが生まれる…
そんなことが伝わりました。
主人公のミュージシャンの友人役で
柳俊太郎という若手の俳優さんが出ていたのですが、
ワタシ的に推し!
どこかで見たような…と調べたら、
ゴールデンカムイの双子の軍人役で怪演だった人でした。
人とのつながりが人間、音楽を成長させていく素晴らしいストーリー
引っ張る→背中を押す→見守る→手を差し伸べる→引っ張る
前半は潮がグイグイと清澄の事を引っ張って行くんですよね。
そんな中で清澄が陸に誘われた事を相談した時、潮は答えを清澄自身に委ねたの。
この辺りから、潮は引っ張る役目から背中を押しつつ見守る役に変わっていったのでしょうね。
そして、人は最初の一歩を踏み出してしまえば、流れる様に歩んで行けたりする。
しかし、意図せぬ流れに巻き込まれてしまう事も有る。
そんな時でも、手を差し伸べてくれる人はいるんですよね。
それから、私は(合法的な)連れ去りシーン好きなんです。
なので、あの潮が清澄の手を取って走り出すシーンが好き。
桜田さんの表情が強いから、絵になるんですよね。
あのシーンだけでも、この映画を観て良かったと思えるくらいに。
アニメの方が向いてたかも?
メンヘラこじらせ女子?
原作未読
普通なら観ないテーマ?なんですが寅さん映画で印象に残っていた桜田ひよりさんがメインキャストということで鑑賞
良かったです
(勝手に超簡潔あらすじ🙇♂️)
引きこもりの天才音楽家清澄をメンヘラ女子潮が彼氏に振られた腹いせに強引に説得して音楽を通して仲間と繋がるようにする
立ち直りつつあった清澄を見て訳の分からない理由で潮が失踪
潮を頼りにしていた清澄はショックで再び引きこもり
やばいと感じた潮は仲間と協力して清澄を自分達のもとに取り戻す
そんなお話かな?
(妄想的改変🙇♂️)⇦個人の趣味です
ラストの2年後以降からライブシーンは無くしその前の海辺のシーンで終わりにした方がよかったように感じました
ライブシーンが必要なら冒頭に持ってきて「その2年◯ヶ月前」として物語を続けるとかもあったかも
2人よがりヤ!ベースやキーボードも大事だね
2024年映画館鑑賞33作品目
5月12日(日)イオンシネマ石巻
dポイント−300円→1500円
監督は『チア男子!!』の風間太樹
脚本は『愛してる!』の谷口恒平
粗筋
マンションの同居人の潮が音楽家清澄をネットで売り込み大手レコード会社に注目される話
ロックバンド「マザーズデイ」のベース大浜陸は軽音楽部の先輩だった
マザーズデイを脱退した陸は清澄とユニット「AZUR(アジュール)」を組む
1人で音楽作りに没頭し人付き合いが苦手だった清澄は音楽を通じて心を開くようになった
その成長ぶりを確かめファン1号の潮は清澄の元を去る
業界系音楽青春映画
マンションのガラスを破るシーンは妄想ではなかった
一人ぼっちになったから会いたいとマンションの同居人に迫る潮に『異人たちの夏』の名取裕子を彷彿させた
なんといっても桜田ひよりの顔ヂカラ
大きなスクリーンのドアップの破壊力
パッチリお目目にたらこ唇がたまらない
桜田ひよりの顔が好きで好きでたまらない人はぜひ映画館で観てほしい
早々と途中退席した人が3名
よっぽど合わなかったのだろう
とはいえドタバタと音を立てて退席することなかろうに
放課後教室に残るよう言われ残っていたこまわりくんに忍び寄るドカドカと怒りを込めて階段を上がってくる阿部先生くらいの音だった
僕はどんな作品でもエンドロールならともかく本編の途中で退席することはない
配役
パソコンで音楽作りを楽しんでいるマンションの管理人の海野清澄に川西拓実
清澄が管理するマンションに住んでいた神戸出身の岸本潮に桜田ひより
潮の地元の同級生でレコード会社契約社員の速水航太郎に井之脇海
清澄の軽音楽部時代の先輩でマザーズデイのベースの大浜陸に栁俊太郎
ガールズバンドを脱退しソロ活動しているドラマーの内海岬に円井わん
マザーズデイのボーカルの洋介に奥野瑛太
マザーズデイのドラマーに柳谷一成
マザーズデイのギターに吉田カルロス
マザーズデイのサポートベースに木村寧臣
陸と同棲している彼女の千尋に天野はな
清澄から楽曲を提供されている若手アーティストの辻井凪に駒井蓮
アンクヘッドのボーカル&ギターの慶二に櫻井海音
アンクヘッドのメンバーに田中偉登
アンクヘッドのメンバーに大友一生
清掃会社の責任者に吉田ウーロン太
スナック「歩M」の客に吉岡睦雄
スナック「歩M」のママに馬場園梓
レコード会社のアレンジャーの尾崎に夏目知幸
レコード会社のプロデューサーの沖にテイ龍進
潮のバイト先の店長でパクチーで潮の嗅覚を攻撃する亜弓に佐津川愛美
足りないもの
音楽映画というので、観に行ったら、先輩ミュージシャン役で奥野瑛太さんが!勿論、ラップではなくゴリゴリのロックボーカリストだったけど、自分には、もう、マイティにしか見えないっ!芝居も素晴らしく、まるで「サイタマノラッパー」のその後を見ているかの様!そのシーンではかなり込み上げるモノがあった!
…何の話をしているのか…、「バジーノイズ」ね。
音楽映画で、この手の内容で、圧倒的に切実さが足りないと思いました。先にあげた「サイタマノラッパー」や昨年の「キリエのうた」にはあった、ギリギリの今にも壊れそうな切実さ。確かに台詞では書かれているが、薄っぺらく伝わってこない。
結果、目立つのは漫画的な台詞と展開のみ。
折角の良い音楽が勿体無い。
#バジーノイズ #サイタマノラッパー #キリエのうた
紺碧
まさかのフライパンを持ってガラス割り
現れるとは………。
天真爛漫というか豪快過ぎる。
まあ、其れくらいだから音楽に没頭する
清澄は少しずつ潮に自分の心を開いて
いったのだろう。
潮役の桜田ひよりさんはいつも可愛い服装してて脚が綺麗。
川西拓実さんは細かな演技の表情が良かった。
もしかしたら少し本人と被る部分もあったのかも。
陸と清澄の音が重なるシーンは印象的。
一気に世界が広がった。
陸役の柳俊太郎さんはゴールデンカムイの
二階堂兄弟役とは違って新鮮。
現代のSNSに対しての旨味と苦味がそのまま
人の心情として表現されてた。
AZUR、アジュールはイタリア語の
AZZURROから来てたんだね。
深い海の色、紺碧。
音楽への熱い想いと鼓動を青い海と大空へ
これからも響かせて欲しい。
86点 青春だな…いい仲間持ったなぁ!!
まずまず
鑑賞後も音楽が鳴りやまない
音楽に好みがあるように、賛否、好き・嫌い、両方出そうな映画だな、という印象を受けました。ド直球青春ストーリーに反して、突拍子もなく現実感がない出来事もちりばめられ、特にヒロインのやっていることは違法性を感じたり…ノンフィクションが好みの方が観たら、許せない事象が多かったはず。原作が、夢とフィクションの塊でもあるコミック本でもあるし、音のない世界から具現化したことで、原作ファンの方のイメージとの乖離もあるだろうし、監督は、初めから万人受けを目指していなかったのでは、と勝手に想像しています。演者は相当に怖かった気がします。登壇イベント時に、原作者さんからのお褒めの言葉で、涙をこらえきれなかった桜田ひよりさんを見て、尚更思いました。映画は縦横無尽なファンタジーというスタンスで観ているので、私はこの映画が大好きです!
この高評価はなぜ?
いろいろと駄目でした
タイトルにも書いた通りいろいろと受け入れられませんでした。
まずはと言うか、ここが最も駄目だったのがオープニング。出だしで観客にインパクトを与えたいのは分かりますが、それにしてもやり過ぎ。
何度も苦情が来ているのに夜中の3時に上の階まで聞こえる音量で演奏する主人公を見てがっかり。自分が楽しければ他人に迷惑をかけてもいいと思っている時点で人として嫌い。女性の方もいくら彼氏と別れて音楽が聴きたいからといって夜中にどんな人が住んでるか分からない部屋のインターフォン鳴らした時点でまたまたがっかり。さらにベランダの窓を割ったときには、この先どういう展開になろうともこの二人は好きになれないと思ってしまいました。
また、音楽がメインとなる作品の割には似たような楽曲ばかりで飽きてしまい、あまり響いては来なかったです。
そして主人公の歌声も曲も好みのものではなく、ラストの「二年後」のコンサートシーンは無い方がまだ良かったのではと思いました。あと、彼女が突然OLになっているのもスナックを下に見ているようで少し不快に感じました。
という訳で、主人公の二人、楽曲、歌声等、メインとなる物がほとんど受け入れられず苦痛の2時間でした。
感情の揺れが伝わってきました
予告で抱いていたイメージと違いすぎた
潮の行動に全く共感できなかった。あんな理由でいきなりフライパンで人の家の窓ガラスを叩き割るなんてあり得ない。犯罪でしょう?怪我もなく無事で良かったけれども。それに、それほど親しいわけでもないのに男性と同居し出すのも、突然部屋を引き払って姿を消してしまうのも全て意味不明。これはファンタジーですか?ストーリーの内容が薄すぎて、役者さんや監督さんが気の毒に思えた。もっと感動できるものになり得ただけに…。
全206件中、41~60件目を表示