さよなら ほやマンのレビュー・感想・評価
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東日本大震災の後遺症…
まず、ホヤってあんな風に食べるんや〰️とビックリ 船の周りの海に桜の花びらみたいにホヤが浮いてたけど、これは演出
あの漫画家先生は、あの兄弟にとっては天使👼だったのかも
細かいこと言うなれば、劇中に出てくる司法書士 なんと胡散臭いことか 不動産登記簿も説明とは異なっていたしね
人生色々
ホヤ色
後悔やモヤモヤと戦っている人には見て欲しい作品です。
人生はドラマ
何が起こるかわからない。
そう思って脚本を受け入れて欲しいです。
みんな何と戦っているのか
どうやって心の処理をこなしていくのか
なるほどなって思いました。
あの沖のホヤ色の朝日のシーン
そして周りに…
幻想的でとてもよかったです
彼女は島にいるタイプではないなぁと思ったから
最後にはなぜかほっとしています
泣かされた。ネタバレなので読まれなくていいです
貧乏漁師は昔親がやってたホヤマンをネタにYouTube特撮ホヤマンとかの金稼ぎをやり、女性漫画家が酒飲みで暴力的な女で、漁師の弟が漫画アシスタントもできるようになる。
動画で障害者ぽかったのがネットで指摘されてホヤマン動画障害者搾取とか人権侵害とかでネット炎上。
漁師は津波のあと親の遺体がみつからないから12年以上海のもの食べないが、弟がホヤ食べたの兄が覗き見てぶちギレ、いろいろもめていなかを出ていく漁師兄のはずが金が手に入らず、漁師兄が最後に津波発作になって、女性漫画家がトラウマ克服だとみて船をださせて、両親の最期の姿にシンクロして映画ラピュタみたいな嵐のなかの親の姿をみて(兄が両親に叫びかけるとこに泣かされた。)
映画パーフェクトストームみたいな大波に飲まれる船形の青黒いアニメになって
アニメ獣の奏者エリンの最終回を思わせる
で目が覚めると凪の穏やかな海になぜが大量のホヤが浮いてる
もう漁師にも現実感がなくて浮いてるから食べとくかみたいな頭ぼろぼろ
いやおまえ親がみつからないから海のものは食べないって12年いって揉めてたのにもう何もかも脳の中身流れてるな、あ、泳いだ先で定住するとき脱皮して脳をなくすホヤの生態と被らせてるのか
家は手放すが船所有権経由でお金も手に入りハッピーエンド
ただし女漫画家とはそのあとはとくになし
最後のシーンでの郵便が女漫画家からの何かだった可能性はある
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話の始めにホヤがしゃべるからそこから幻覚かも
んでYouTubeやるためにパソコン買ったり動画編集したりが漁師にできちゃうのも不自然
話の出だしでは女性の生足やタンクトップ胸仰向けシーンあるのにエッチ路線が消える謎
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(PG12と思ってたけど勘違いでした)
PG12でもなくR18になってないことから考えると
人生や大切なことを子供に伝えるための作風にするために変なエッチ話やパソコンスキル習得過去話は消し飛びました、だとおもった。
ただぶちギレ、怒鳴りとか、柄の悪いところで、手はでないけど喧嘩してるから、結局喧嘩しなきゃわかりあえねーんだよーぐああああみたいな印象をもった。
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お金が大事、
家族に死に別れられるとつらい、
生きていくには自分なりの方法でいいから何か克服するなり記憶と同居するなり折り合いつける、
そのために都会の暴力的な女性も心化学反応で役に立つ、可能性、希望
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現実では犯罪ニュースとか多いからこれは裏読みすると
女性が一人旅するのは安全ではないが安全だというストーリーにしたい
トラウマは消えないが消えるストーリーにしたい
映画だから現実にめったに起きないことを起こす
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老婆がいちばん生き生きしてたような
シャーマン能力か何か持ってそう
アドバイスや自分語りが他者の運命いい方へ変えてる
良い作品に巡り会えました
トークイベント付き上映
震災で止まってしまった時間を再び動かす物語。
石巻市の離島に住む兄弟と、島に押しかけてきた漫画家。
その不思議な共同生活から、ゆっくりと動き出します。
初めてキービジュを見た時「え?ひょっとしてMOROHAのアフロ⁉︎」とたまげたの覚えてます。
そのアフロは芝居云々というより、その存在感がすごいですね。
一度思いついたら他は考えられない配役でしょう。
シゲル役の黒崎煌代もしみじみとしてたし、呉城久美のやさぐれた感も良い。
その若い三人を松金よね子とツダカンがしっかり支えてました。
あとなんでしょうか、島感がすごいんですよね。
何だか自分がその島に放り込まれたような、島民みたいな感覚がありました。
監督自身が石巻出身らしく、島の日常をうつすのがうまいのでしょう。
あと、ほやってあんなゴッソリ食べるもんなんですね?驚きました。
エンドロールはMOROHAと思ってたらボガンボス。このチョイスも良いですね。
あと「ババアだって、悩みながら生きてんだ!」
すごい沁みました。
残された者の喪失、認められない気持ち、口にしない海のもの。そしてそこから踏み出す一歩。
とても良い作品に巡り会えました。
終演後は監督とアフロのトークショーです。
何故かアフロはほやマンの衣装に身を包み、徐々に脱いでいくという謎の進行でしたw
やはりそのビジュアルで「どんな映画かわからない」って事に困っていたようですよ。snsで宣伝しても中々伝わりにくいとの事でした。
あとタイトルは当初もっとキラキラしたものだったのですが、試行錯誤してここに着地したようです。
またアフロのアプローチも本気で、撮影にあたって船舶免許を取ったり、素潜りスクールやロープの結びも覚えたみたいです。
またほやマンの衣装は海で取れた物で制作しており、最終的に脱いだパーツ(ブイで作った筋肉)が客席にも回ってきましたw
とっとと帰るつもりだったのですが、作品が良かったのと応援も込めて久々にパンフも購入。サインもいただきました。
ご当地B級コメディに見えますが、結構真面目なヒューマンドラマ。
本当おすすめですよ。
余白のある映画
伊集院光さんがラジオで勧めていて見に行きました。
ほやを食べるシーンはエロく感じました。それ以外にも呉城さんのちょっとセクシーなシーンもあり気になる女優さんです。押し付けがましい映画ではなく、色々自分なりに考える余白があります。見終わった人のあのシーンどう思った?など話したくなります。
ほやマンが活躍するヒーローものかと思っていたので、良い意味で裏切られました。
あとサイン会にも参加させてもらいましたが、園山敬介さんはめちゃめちゃ感じの良い人でした。
自分の中でまとめきれないのですが、映画館で見ることができてよかった
最初に予告を見たときは町おこし系のB級作品にも思えたのですが、第二弾の予告を見た後、「これは見なければ」と思った作品です。
震災とどう向き合い、どのように区切りをつけるかは、被害の大きかった地域に行けば行くほど多様な事情があるものと思います。
離島の漁師として生きる彼らと、彼らのもとを訪れる訳ありの漫画家、そして彼らを見守る大人たちが繰り広げる震災から止まってしまった時を動かすための話でした。
まだ十分整理しきれていません。この作品を見て、彼らと「会えた」ことが何よりも喜ばしい作品です。
演技や演出って大事なんだなぁと。
脚本や、石巻の人たちの様子、立ち振る舞いはよくできていると思いました(石巻出身者です)。この映画でホヤに興味を持って、食べていただければ地元民としてはうれしいです。おいしいですよ。
ただ台詞の掛け合いがどうしても学芸会的で少ししらけてしまった。会話のはずなのに台詞どうしがまったく被らず、片方が全て喋り切ってから一拍置いてもう片方が喋るといった感じ。普通は相槌くらいあるだろうし、特にお互い感情が昂っている会話なら会話を遮ったりするのが自然だと思う。漫画家先生の会話のはじめ方、「あたしさぁ」が毎回同じ口調なのも少し気になった。
近年、震災にスポットを当てた映画が増えてきたけれどこの映画はより地元にクローズアップしていてうれしかった。
震災から12年。石巻の離島を舞台にした、忘れられない物語
穏やかに熱く、しみじみと切なく、人生も捨てたもんじゃないと前向きになれる、震災から12年後の石巻を舞台にした、海鞘(ほや)にまつわる忘れられない物語
石巻出身の庄司輝秋監督は、本作が長編映画デビュー作。
主演アフロ MOROHAは、初主演デビューのミュージシャン。
初ヒロインの呉城久美は、朝ドラ常連、京大卒の実力派女優。
ブギウギ弟役でデビューの黒崎煌代は、本作が映画デビューでこちらでも重要な弟役。
脇をしっかり固めるのが、松金よね子と津田寛治。
主要登場人物は五名、ところは石巻から船で揺られて着く小さな離島。そして海と海鞘。
タイトルの印象でこの映画をスルーするならば、損をする。
人生一度きり、動けるときに動かないと後悔する。やりたいことがあるならば、やれるときにやらなきゃ、と。
タイトルの意味が、後からじんと沁みてくる…。
バンド「MOROHA」のMCであるアフロ。この役は彼でなければならなかった。
ミハル役の呉城久美。これほど美しくやさぐれ感を出せる女優は、おそらく他にはいない。
最後に庄司監督の言葉。
「ふるさとを育み、そして奪った美しい宮城の海に、この映画を思いっきりぶつけたい。感謝と畏怖を込めて」
出来るだけ多くの人が、この映画に出会えますように。
さよなら ほやマンは、いずい阿部一族!
少しは、きだいしてみだんだげっとなぁ。
映画館でもらっだパンフレット以外のこどは何もねがったな。
家族の再生どが、人生ばあぎらめかげているひどへって、どこがらのみがただ。
かんどくの庄司輝秋さんゃ、すこすばり、かだに力、入ってんでねーの?
ひとづひとづのじんぶづは、わがんだげっども、かなり滑ってんなやぁ〜。
あにぎは、今でいうトラウマつぅーの?ありぎたりだべや。
しゃでもや、朝の連ドラだべや。あぎだど。
東京からぬげてきだ漫画家が?なんだが、非現実すぎで、見でるこっつぁが、おしょすいべや。あ、この姉こも、朝ドラだ。でも、こっつのほうが、めんこいな。
でな、半端な方言、やめでけろ。
それにや、チュウボウ並の脚本、やめでけろ。
そんなごど思っでみでだら、こぇー。こぇーべや。はー、しゃます。
いぐら、ほやマンがおやずだからって、そのおやずをぬぎすてるどが、
いぐら、ホヤ漫画になるがらって(笑)、最後に大漁旗と漫画、イラねぇべや。
みろや。
エンド・ロール。島の、阿部さんばり、出てきてっぺや。阿部さんだど、阿部さん。ではってきだ!やっぱ、こっつぃのちいぎは、阿部さんばりだ!
みでで、なんでホヤなのに、ホヤ娘、いねんだべ。あんなにホヤホヤいっでんのにや。
えらい気になったべっちゃ。そのあだり、考えでけながったのすか?しょーずさん!
#上記、ネイティブが理解できない時には、ご一報ください(笑)。
胸が痛くなるのにまた観たい
とても素敵な映画です。
笑って泣いて胸が苦しくなって、登場人物みんなを応援して、実は応援されていて。
本当に素晴らしい映画です。
観終わったあと、潮の香りがずっと鼻の奥にある感じがして、がんばれ、いっしょにがんばろう、俺たちもいっしょにいるよと言われているような、何とも不思議な感覚が観終わった3日後も続いています。
役者さん全て最高です!!!!ものすごい演技でした!
パンフレットも買いましたが、また更に好きになりました。
俺は
美しいレビュー書くつもりは無いです。
描かれてるのは世界の拒絶と世界からの拒絶、なんか難しい事言ってるみたいだけど誰にも有んじゃん、皆んな死んじゃえ!とか消えて無くなりたいとか。
たぶん俺も人生どっかで思うんだろな、そん時お金とか人とか故郷にすがって、すがって何も無くなったら映画に泣き付いてどっかで思い出す1本かもね。
シャレでチケット買ったけど掘り出しもんだったわ、こういうのと出会いたくて映画館行ってるって思い出したわ。
極めて 名画座的
言いたいこと
心の痛みはわかる
被災した方々 亡くなった方々の苦悩は 当然わかる
アフロ【バンドMOROHA】
呉城久美 漫画家役
黒崎煌代【本名かもしれませんが 読めないし 女性と間違える💢 くろさきこうだい】
石巻出身の監督が石巻の離島舞台に撮影 その意気や良し❗️
生まれたこと 育ったこと 死んでいくこと
人間は故郷から容易に離れることができない
便宜的に 学校🏫と就職の関係で
それを契機として きっかけがあって 大義名分があるから 離れるのだよなぁ
離島で家があれば、どんな不便があっても 住めば都
しかも、本作のように両親の面影あれば 当然。
そんな 傷心💔の漫然とした日々に 訳あり漫画家が乱入
YouTubeという化学反応も・・
松金よね子さんも良い演技 島の風景➕演劇的抽象
ただねぇ いきなり若い女性が 男所帯行かないし
普通、一緒に住めば 男女とも劣情あるのが当然
なんか NHK的綺麗事に違和感。 イヤイヤ 青年期➕思春期でしょう❓
あと、抵当気づかないのはなぜ❓
人生何らかの光あり、困難だけど乗り越えて頑張れぇ というのはわかった。
復興対策はいまだに政策として重要
ただ、ワシも事故で突然大事な人失ったことあるけど
10年経ったら 事実として受け止めようね、もう区切りだから というワシがいました。
ホヤ は 海沿いの街ではポピュラー 好きな人は本当に好き【ただし大抵 しつこい酒飲み】
よく、あんなにたくさん口に放り込めるなぁ という漫画家役呉城さんに感心。役者根性❓
観客5人 連休なか日なのに、でもこじんまりした こじんまりと観る作品です。
名画座的なの好きな人おススメ。
思ってたより兄ちゃんしっかりしてた
2023年劇場鑑賞262本目。
予告の印象だと田舎のバカ兄弟のところに変な女がやってくる、という感じでしたが、お兄ちゃんはめちゃくちゃしっかりしていました。もうちょっとほやマンが暴れまわる話かと思っていたのですが。
なぜ兄弟が海のものを食べないかは予告でネタバレしていたのでそこに対する感動は一切なし。アホすぎるだろ広報。
女性漫画家が妙にエロいのと津田寛治のぶっきらぼうだけど優しい感じが良かったです。
ホヤって食べたことないけどあんなスナック感覚でもっしゃもっしゃ食べるんですね。意外と柔かそうに食べていたので今度自分も機会があったら食べてみたいですね。しかし成長すると脳みそがなくなるってそれ死んでるのと変わりないのでは・・・。
さわやかなNHKのスペシャルドラマ?って
観終わった後の気持ち良さ。
主要5人が見事に其々の色を演じ折り重なって見事な1つの作品になっています。
低予算のB級映画だろう…⁈ってハッキリ言って舐めてました。ごめんなさい。
素敵な作品です。
ラスト もしかして?って思わせるところも好き(笑)
ネタ映画と思いきや特殊な知識を要求されたり結構厳しい状況。
今年370本目(合計1,020本目/今月(2023年11月度)2本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
まず、「ホヤ」は映画内でもちらっとでますが、海産物のひとつで、「海のパイナップル」とも言われます。その性質上、現地で食べられる傾向が強く、あまりこちら(大阪市)では見ないな、といったところです(ふるさと納税すれば送ってくださる自治体もある模様)。
タイトルからしてある程度「ネタ」な部分もあるのは確かですが、一方で東日本大震災の爪痕の論点、離島暮らしの不自由さの論点なども入っており、タイトルや一部の描写がネタ的に見えるのですが、結構真面目な映画ではあります。
テーマとしては「島への移住と国内移動の自由(憲法論)」といったところも一応入ってはきますが、主だって憲法論が取り上げられることはありません。
ただ最初にも書いたように、ある種ネタ的なタイトルであり、映画の描写も一部ネタ描写があるかと思えば、きわめて特殊な知識を要求したりとヘンテコな部分が多々あり、微妙かなぁといったところです。
採点は以下の通りです(4.1を4.0まで切り下げ)
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(減点0.3/東北弁が聞き取りにくい部分がある)
・ どうしてもこの手の映画はついてくる問題ですが、この映画もある程度聞き取りにくい部分もあります。中には「YesかNoか」だけでもわからない部分もあるので、最低限の字幕は欲しかったなといったところです。
(減点0.2/民法177条と不動産登記)
・ 家を買うには「当事者間では」契約だけでOKですが、第三者に対抗するには登記が必要ですから(民法177条)、この点「ただのお買い物」とは違いますので、その点ちゃんと入れておいてほしかったです(その割にそのあとに登場するものが本格的すぎてバランスが変)。
(減点0.2/一部の法律ワードがマニアック過ぎる)
・ このある種「ネタ的なタイトル」でもあるこの映画で、「抵当権」や「抵当権設定」「不動産登記」といった語はかなり厳しいです(それが極端だったのが「シャイロックの子供たち」で、こちらはある程度配慮はされているものの、こういった法律ワードが飛び交うのは結構きつい)。
(減点0.2/抵当権の設定について「不法占拠だ」)
・ 抵当権自体は普通にマンション、一戸建て住宅等で銀行からお金を借りていればつくものですので(普通通り家賃なり何なり支払いをしていれば何の問題もない)、それについて「不法占拠だ」というのは民法上も刑法上も根拠を欠きます。
(減点なし?/参考/兄弟は自宅を取得できるか?)
・ 要は民法162条の2(所有の意思を持ち、平穏公然、善意無過失)の10年間の短期取得時効を援用して(時効は援用する必要があります。勝手に発動しません。例外除く)取得できるか?という問題があります。
※ 時効は原則として明示的に援用する必要があります。この例外が年金関係の法律に多く見られ、一般的な解釈でよいように「届いていた請求書を払っておけばやがて年金がもらえる」ように、多くの国民が書類を出したり逆に受け取ったりということがないようになっています(特に年金税金など「お金にからむもの」は行政との間では大半「時効は明示的に援用できないし、するべき日に自動的にしたものとみなされる」ようになっています)
東日本大震災が2011年、現在が2023年なので12年で、映画の描写を見るとどうも兄弟は今いる家に10年以上住んでいるものと思われ、かつ上記の10年間の短期条件も満たしているようにも思われるところ(抵当権設定の登記があることを知っていることは、善意無過失の有無に関係しませんから(昭和43.12.24))、かなり微妙なところがあります(善意無過失は「占有開始時に」そうであればよく、のちに悪意や善意有過失になっても結論は変わりません)。
※ なお、他の方も指摘されていた通り、「抵当権がついていたことを本人も知らない」のは謎です。郵便事情が乏しいと思えること、また、今住んでいる家は引き継いだものである(映画参照)ことから、書類が見当たらないといった可能性もあります(通常、これらの書類は内容証明郵便等で来ますから、「知らない」ということはおよそなく(勘違いしている可能性は除く)、かなり変な設定ではあります。ただ、抵当権はそれ自体好き勝手発動できるものではありません。
ただ、この話題はかなりマニアックな上にこれを持ち出すと「時効取得と177条」という発展論点が登場して恐ろしく面倒なことになるので(これだけで5000文字いきそう)、完全にカットされたものと思います(そもそもそうしたことを描写する想定もなかったものと思います)。
※ ただその割に「不動産登記」や「抵当権」といったややハイレベルな語を出してくるのもヘンテコで、ある種「その意味でもネタ」ではあります(なんでこんなマニアックな展開にしたんだろう…。シャイロックの子供たちほどまでではないですが、この手のいわばネタ的な映画でまさか登記簿だの抵当権だのといった語を見るとは思いませんでした)。
全43件中、21~40件目を表示