さよなら ほやマンのレビュー・感想・評価

完成披露試写会にて鑑賞。
主演のMOROHAアフロさんご本人もオファーが来た時にタイトルを見てB級映画と思ったと言っていて、同じくそう思ってました(すみません)
しかしその予想は見事に裏切られ、心にグサグサくるA級映画でした！

震災から12年半。
石巻の離島に2人で暮らす兄弟の元に転がり込んできた謎の女との出会いから、それぞれの時間が動き出す。
ほやマン絡みのシーンはおそらく地元の方達？
心が苦しくなる場面もありますが、登場人物それぞれの思いに共感するところがあり、感情を持っていかれました。
弟の役の黒崎さんも初映画とのことですが、とても生き生きとした「繁」でした。
個人的には、松金よね子さんの本音を話すシーンや「ババアだって、悩みながら生きてるんだよ！」という台詞が好きです。

映画の後に5分ほどのメイキングムービーが流れたのですが、そこで流れるアフロさんの歌が映画ともリンクしてとても良かったです。

マンガ家とほや漁師の兄弟とのこころ温まるおはなしでした。
出口で、監督がほやマンとの記念写真を撮ってくださってました。
呉城さんが、ほんとにおいしそうにほやを食べるシーンが素敵でした。