ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
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すごいもの、観せてもらったー!
世界観、国、街、建物、
乗物、装飾、衣裳、装備品、
ガジェットなどなど、
膨大な物量、緻密なギミック、
美術設定等の打合せのメイキングが観たい!
現物を作るのはホントに大変。
書きゃいいってもんじゃないんだよー。
『ブレードランナー』が公開時は映画館がガラガラだったのを思い出した。
ノマドで栽培していた小さな草木は何?
【蛇足】
ノマド、大型戦車、大戦闘機の、
デカ物のデザインはあまりカッコよくない。
ハリウッド作品ではいつもそう。
ギャレス監督もよくご存知だと思うが、
日本には、設定デザイン、メカデザイン、
すごい人たちがいるよ。
それと、マヤ、ジェンマ・チャン。
『ヒューマンズ』のミア/アニータというこちらではAIの役。
人間とAIの尊厳がテーマの作品でヒロインの重要度は同レベル、加えてミア、アニータの二役。混乱させる狙いは無いと思うが何度もアレ?ってなった。
AIなどの今日的な要素を多数取り入れているが、意外にレトロSF感もある一作
テクノロジーの小型化、分散化が顕著となっている現代の延長線上にある未来は、当然さらなる先端技術の不可視化が進むだろうけど、本作が描く未来世界は全く逆。AI対人間の死闘という設定はシュワルツェネッガー主演のほにゃららシリーズを連想させるし、ノマドの大艦巨砲主義もなかなか時代がかったものがあります(かっこいいけど)。突撃ロボットの振る舞いなど、明らかにエドワーズ監督は「分かって」やってるし。
アルフィー(マデリン・ユナ・ボイルズ)やハルン(渡辺謙)らAIが人間からの独立を求めて戦う、という筋立てにも特に新鮮味があるわけではないんですが(渡辺謙の役どころは、トム・クルーズ主演のあの作品と重なり合ってるし)、こうした使い古されているように思える要素を組み合わせて、壮大なスペクタクルに巻き込むギャレス・エドワーズ監督の手腕は本作でも冴えています。
例えばノマドが地上に巨大な照準を映し出しつつ姿を表す描写。実戦であれば実用性は皆無なんだけど、エドワーズ監督版『ゴジラ』(2014)で初めてゴジラが姿を現した時の、神々しさと恐ろしさを想起させる表現である上、ミサイルの装填から発射までの機構やプロセスをじっくり描くという流石のこだわりを見せています。
中盤以降に登場するAIが築いた社会において、人間の文化、特に精神世界の概念、様式が概ね引き継がれている、という描写も、単に人間とAIが入れ替わった以上の厚みがあって興味深いところです。AIが高度に進化したら、やがて人間の精神世界を受け入れるはずだ、という、実は人類の存在意義を最大限に肯定する価値観が本作の根底にあるのでは、と思わせてくれました。
最新の科学的知見と論理を厳密に踏まえたSFじゃないといやだ!という人には不満が残るかもしれませんが、現代的にアップデートされたレトロSFなら全く問題なし!という人には楽しめる要素が満載の作品となっています。とりあえずノマドが地上にレーザーを照射しながら迫ってくる場面だけでも、スクリーンで見る甲斐は十分です。
アルフィー最高だが
ローグ・ワン のギャレス・エドワーズ 監督が描く驚異のビジュアルと世界観で描かれるSFアクション超大作との事で楽しみに鑑賞。冒頭からジョシュア役のジョン・デヴィッド・ワシントンが出てきてなんか「テネット」を彷彿させる予感にワクワクして観ていたが途中から色んな人との戦闘シーンの繰り返しで少し睡魔が、、、素晴らしい映像美とアクションシーン、、ハルン役の渡辺謙 も最高なんですけどなぜか睡魔が、、世界観や音楽などもとても良かったのですが。アルフィー役のマデリン・ユナ・ヴォイルズ は最高でした。
SF映画オタク ギャレス・エドワーズ監督最新作
アメリカをはじめとする欧米諸国連合軍と、ニューアジア(アジア圏の設定)で暮らす人間のようなAIの戦いが続く50年後の未来。人間のようになったAIが、戦争に勝利する兵器を開発したと察知した連合軍は、武器のクリエイター(創造者)抹殺を図ろうとするが、兵器とはAIの少女であった。これが映画デビューのAIの少女役マデリン・ユナ・ボイルズが何とも可愛い。日本語吹替版の堀越麗禾も上手く演じています。ギャレス・エドワーズ監督は大のゴジラシリーズファンで、2014年、渡辺謙と組んで映画「GODZILLA ゴジラ」を監督、「スター・ウオーズ」のスピンオフ作品「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」(2016年)も手掛けています。「ザ・クリエイター/創造者」本編に何と、日本のSF映画「スーパージャイアンツ悪魔の化身」、「宇宙快速船」がチラッと挿入されていたのにはビックリ。ゴジラシリーズのDVDを全巻お持ちだそうですから、その他日本のマニアックなSF映画もDVDで楽しんでいるのでしょうね。「スター・ウオーズ」育ちのギャレス・エドワーズ監督はSF映画オタクですね、きっと。主演はジョン・デビッド・ワシントン、「GODZILLA ゴジラ」でタッグを組んだ渡辺謙を再びキャストに迎え、近未来の世界を舞台にしたハリウッドのSFアクション大作、大スクリーンでの鑑賞がお薦めです。
映像は凄いが世界観がチグハグ
AIが人間に近くなりすぎているのはちょっと珍しいが、話的にはあとはノマドぐらいで特に目新しさがなく、映像が凄いだけの映画にしか見えなかった。
そういう意味ではアバターに近い印象。
何かしらの強い主張なり独自性を出して物語を展開してほしかった。
フォントを勘亭流にする前に映画の中で主張してほしい。
映像は凄い(2回目)
考えさせられる...
AIロボットが人間と決定的に違うのはプログラムではない真の意識や欲求がないこと。
寝たり食べたり愛情を持ったり戦勝を喜んだりするAIロボットの存在意義はちょっと理解できなかった。
でも「人間もAIも同じ」みたいなセリフがあって、これは人間対AIの話しでもAIは是が非かってことでもないんだと気づいた。
ちょっと飛躍し過ぎかもしれないけど、今自分たちのことをなんの疑いもなく人間と思ってるけど、もし高度な文明が開発したAIだとしたら...
そうではないとどうして言い切れる??
人間って、、、人間の存在意義って何?
そんなことまで考えさせられた映画でした。
今、この映画がハリウッドから出てくるとは
STARWARSとブレードランナー以来の衝撃的かつ美しく創造的でかつ比類なき映像
そして深い思弁と批判的な精神に満ちたストーリー
ハリウッドから出てくるSFはもうダメなのか?と思っていましたが、AIの規制の法案が審議され、ヒステリックな戦争が人々の憎しみを煽るいま、この時代に封切られたのは運命なのか?
危害を及ぼす危険な存在を自己欺瞞による正当性主張して殲滅しようとする「アメリカ合衆国」という国
架空の国名を使用しないストーリーテリングは、揶揄や批判にとどまらない製作者たちの覚悟のある思想を感じさせる
NOMADという軌道を制する要塞の静かなるスキャンによる着弾光景は機構に刻み込まれました
そのほか、溢れるアジアへの敬愛とイマジネーション
いいでしたらキリがないクリエイター魂
真のクリエイターによるクリエイターという映画を観た
ニルマータ
話は全然小難しくなくB級感溢れるSF映画で個人的には好感⤴️
出てくるロボットが映画泥棒みたいなやつやR2-D2に手足を付けたポンコツ感も好き⤴️
世界観もブレードランナー+地獄の黙示録+子連れ狼味で、監督のギャレス・エドワーズのこういうのが撮りたいんだという意志がビンビン!!伝わる
渡辺謙が基本英語でたまに日本語を混ぜてくるのだが(ジョン・ウィックの真田広之も同様)この演出は何なのだろう!?(ま、別に文句は無いのだが…)
何をクリエイトした話なのかな?
【古いアカウントで投稿していたので、削除して再投稿します】
舞台設定、SF考証、技術考証、キャラクター設定、メカデザイン、プロット、ストーリー、戦闘シーン、など個々の要素に「驚き」のようなものが感じ取れなかったのは自分だけ?
しかも、地球規模(~成層圏?)の対AI巨大兵器と、戦車やトラック、ライフル(と何故かスターウォーズっぽい光線銃)なんかの超局地戦闘のスケール感が整合していない感じで、結構、違和感ありまして。
スターウォーズ、マーベル映画やDC映画って、どこか遠い宇宙が舞台とか、宇宙人がやって来て、とか、異次元の世界とか、魔法の世界とかっていう設定だから、単純にファンタジー(おとぎ話)、エンタメとして楽しめると思うんですが、地球が舞台で近未来(2065年!)ってなると、さすがに現代社会と地続きの話として見てしまうので、技術的・科学的なリアリティはじめ、あらゆる要素のチグハグさが気になってしまって、全くストーリーやキャラクターの感情に入って行けず。
とても映画が長ーく感じて、最後まで座っているのが若干しんどかったです。
AIと人間の関わり方(敵対、連帯、恋愛etc)をテーマに描こうとしているようだけど、捉え方が前々々時代的というか、古典的というか、すごく”浅い”感じで、結局、作り手ののメッセージとか問題提議が何なのか、よくわかりません。「AIと仲良くしようよ」ってことでしょうか。
タイトルの「クリエイター」が何をクリエイトしたのか?も説明不足だった気がします。
この辺りは、他の皆さんのレビューも読んでもう少し理解を深めてみたいと思います。
30年前の文系監督さんが、現代にタイムスリップして今の映像技術で撮った大作SF風映画、といった形容ができるかもしれません。「ローグワン」も「テネット」も「アイ・ロボット」も「チャッピー」も「インターステラ」も観たことがない自分なら、きっともう少しワクワクしながら観られただろうなと思いますけど。
IMAXで観たこともあって、CGの出来や映像・音声の迫力はなかなか凄かったですが、戦闘シーンなどに真新しさはさほど無かったかと。例えば、最近でいうと「ミッションインポッシブル」「ジョンウィック」「トランスフォーマー」みたいな、「とにかく監督が撮りたいシーンを繋げてみました!」的な確信犯的能天気さや、それによる爽快感も特に無く...。
渡辺謙さんやジョン・デヴィッド・ワシントンさんの熱演も、キャラ設定がブレているせいなのか今一つしっくりこない感じです。また”西側”の軍人たちも単なる「バカな悪者役」の感じで、こちらに反感を感じたり、逆に感情移入したり、ってこともできませんでした。
お金のかかった映画っぽいので「金返せ」とは全く思いませんが、正直「私の時間を返して」とちょっと思ってしまいました。劇場映画のいいところって、映画館にいる2~3時間のあいだ実生活と切り離されて「映画の世界に没入」したり、「モノ思いにふける」ことができるところだと思いますから。
ネガティブ要素が多いレビューになってしまって恐縮ですが、AIは敵か味方か?ていうのは、現実世界でもホットな話題なので、もう少し斬新な切り口やハッキリとしたメッセージがあると思って観に行った(期待値高めだった)せいかもしれませんね。
監督はAIを分かってない
理系でプログラマーのワイからして、
この監督は全然AIのことを分かってないです。
凄いAIが周りの機械を全部ハッキングするとか、
お粗末すぎて残念な気持ちになりました。
見せ場である戦闘シーンも結局銃で戦うというもの。
爆弾人形が二足歩行で走るシーンは、
効率悪すぎだろうと見ていてイライラしました。
映像はめちゃくちゃ凄いです。
なので悪くはない映画です。
近未来の愛に溢れたSFストーリー
ボロ泣きしたあとの感想なので頭が回っていないが、
取り敢えず一種のメリーバッドエンドのように感じた。
展開的に予測はしてたけど、やはり辛い…クソ辛い…。
世界線の説明は冒頭に簡潔に挿し込まれるので、
話においていかれず、
鑑賞できるように配慮している点がいい。
簡単に言えば(現代ではこれから危惧されている)、
AIと人間が共存出来ず戦争になる世界線。
多くの人と“機械”が巻き込まれる中で、
生まれてきた一人の少女。
一見他のAIと大差ない彼女は、
日々学習し強大過ぎる力を持って仕舞う結末を迎える。
さて、そんなときに元軍人のジョシュアさんが現れて、
破壊対象の彼女を保護していく展開。
最初はよくある展開に収まるかと思っていたが、
思い切り飛び越えてきた…。
最初の場面で娘を探すAIロボットが出てきた際、
女性が「まるで人間のように…!」と恐怖に慄いていた。
現代でAIが当たり前のように活動しだしたら、
誰しも「常識の範疇」から外れたものに怯えることだと思う。
いい感じの場面でそのような描写を入れたことで、
観客の心を上手く掴んでいたと思う。
はい、僕は思いっきり掴まれましたし、
潰されていく義体のシーンで軽く泣きかけた…。
そんな中でもAIと共存していく地域もあり、
AIでも確かな愛情を育む人達もいる。
ジョシュアとアルフィが出会う人達には、
戦友であったりパートナーであったり多様性が描かれている。
今後の社会でAIと共存することになれば、
いつかこのようなことも「常識」として当たり前になるのかぁ…。
想像上であるこの描写が上手すぎて終始のめり込む。
…大体みんな爆発に巻き込まれるんだけど。
ジョシュアは「クリエイター」である妻を求め、
アルフィはジョシュアと共に生きる意味を探していく。
大半は過酷な世界を逃げ回ることになるので、
呑気に観光とかしてる暇は無いんだが、
よく見れば街並みや風景が細かいので、
面白いぐらいに溶け込んでいるのは迫力もあった。
さて、
そんなところで一気に爆撃なりのシーンが終盤から始まる。
最愛の人達を失いながら、
それぞれの為に必死に生きる姿は、
人であれAIであれボロ泣きするしかなかった…。
大体主要人物が背中に爆弾をつけられて、
無残に爆炎と散る展開は見慣れたよね、うん。
まぁあの人達は…、
話の中にそこまで深く関わってこない…わけではないが、
話の主軸の為にちゃっちゃとご退場させたのは案外良かった。
(テンポ感という意味では)
今までの旅でジョシュアとアルフィの絆は深まっているのはよくわかるし、
お互いの協力プレイは良かったぞ。
逆に言えば、
アルフィの成長速度がえげつないことにもなるけど。
そして終盤の脱出の展開にて、
アルフィ…もう大活躍じゃないですか。
お母さんの身体にメモリを差し込んで起動させておくとは…。
お陰で英雄が念願の最愛の妻に出会い、
お互いの愛を確かめ合いながら朽ちていくクソ重い展開になったんだよぉ!
僕からしたら辛すぎる展開だけど、
アルフィは生きているしジョシュアは妻に逢えたし、
ある意味彼等からしたらハッピーエンドなんだろうなぁ…。
愛を託され、世界を担う少女。
これからも永遠に少女として生きることになるが、
まじでスピンオフとかで今後のアルフィの様子とか、
ロードムービー的にジョシュアと奥さんの話とか作ってください。
いやまじで。
あんな世界で生かされるアルフィが可哀想でもあり、
それでも結末は変わらないからこそ、
カタルシスを得たい…。
頼む…続編でもいいから何から作ってください(土下座)
映像も迫力あるし、
何より多種多様なAIが表情豊かに喋り泣いたりすること、
BGMのセンスからまじでこだわりを感じる。
個人的今年ベストのSF映画になる。
単に人間とAIの戦争話で終わらせず、
愛にも溢れた号泣必至の作品。
ネタバレレビュー観てる時点で鑑賞後だと思うけど、
みんなにこれはおすすめする。
もうすぐそこに迫るAIとの共存をテーマに、
非常に丁寧に繊細に描いてあるからこそ、
非常に得られるものがあると思う!
心、こころ、ココロ…
むかしはSF映画に出てくる宇宙船はみんなピカピカで綺麗だった。
でも、すべての宇宙船やメカ、マシーンが新品同然なんて、考えてみれば…そんなことはありえない…。
そこで、わざと「汚れ」を入れるようになった。
むかしはSF映画の未来都市は、人工的でキラキラ輝くビルが林立していた。美しく、ある意味、自然と相対する象徴めいていた。
でも、そんなことはないから、古くて汚れた建物や、ダウンタウンなどの雑多な区域もある、混交玉石な都市が描かれるようになった。
よりリアルに。
舞台はニューアジア。
田園や森、人々が生活している自然の村、そこで人と同じように生活しているシュミラントや、自然の風景に影を落とす宇宙船や攻撃メカ…の描写は、新鮮だった。新しいものを観ているという感覚だった。
そして、さらにリアルだと。
メトロポリス、SPACE ODYSSEY 2001、STAR WARS、ブレードランナー、ターミネーター…等など。同じくらい価値のある作品だった(自分の中では)。
考えてみれば、映画も「作り物、not REAL」だけど、どんどんリアルに近づいてる。
映画に影響をうけたり、人生を左右される人もたくさんいる。
という事実。
カテゴリーも規模も、力も、もちろん違うけど、AIに似ていると思った。
あの地上をスキャンするノマド がカッコよかった。
アメリカって、ほんと”正義を勝手に作るよね”って映画
あまり期待してなかったけど、意外や意外!面白かった!
まず最近難解なSF映画が多い中において、ストーリーや関係性が解りやすい。
AI撲滅を訴えるアメリカを中心とした西側諸国とAIとの共存を望むニューアジア(アジア諸国)。
アメリカは「AIが人類を滅ぼす」という旗を上げて、ニューアジアのAIロボットの撲滅作戦を進める。
「もう、ほんとアメリカって自分正義を振りかざして、勝手に人の国を攻撃してくるよね」って話。
多分そう。
いろんな名作の詰め合わせ?
ドルビーシネマにて鑑賞。
映像と音響のスケール感が半端なく、地球上の物語なのに宇宙を感じました、くらいです。
なお、観ていて、各種ベトナム戦争映画、ブレードランナー、アバター、などなどの名作要素を貪欲に取り込んだ?など既視感満載でしたが、とても自然にストーリーが進んでいく、不思議な納得感がありました。
また、随所に日本を、特にバブル期前の、感じるところも多く、懐かしさも感じました。
ラスト、そうくるか!でローグワンでした。が?!(笑)
いやー、映画観たなあ、という重量感でした。傑作ですね。また、映画館で観てこそ面白い作品です。
(追記)
IMAX GTレーザーでも鑑賞。フルサイズの映像はないので、普通のIMAXレーザーで問題ないです。
音の表現はドルビーシネマには及びません、だけでなく、建物からのビビリ音は不快でした。
『バルス!』と口ずさみたくなるw
思わず『バルス!』と口ずさみたくなるw
ギャレス・エドワーズ節満載の
実写版『天空の城ラピュタ』w
AIなのにネットワーク化されてなくない?とは思ったが、スタンドアローンでないとウィルス対策できないからが理由なのか、その辺の説明みたいな世界観が不明なのでモヤモヤした。
微妙にイケてないデザインのアンドロイドやロボットの泥臭いアクションを『よし』とすれば、それなりに楽しめるかもw
手塚治虫の鉄腕アトムやPLUTO(浦沢版含む)が好きなら見ても損はないかも?
前評判は聞いていましたが、実際視聴するとかなりの良作でした。
本作から自分の受けたイメージは、「鉄腕アトムの前日譚」です。最後、子供姿のロボットがそのままPLUTOの鉄腕アトムになったと言われても、うまく行けばなんとなくいけると思います。
手塚治虫は鉄腕アトムの世界で、人間のように生活するロボット達との未来を描きました。この映画に出てくるロボット達はまさにその通りの存在です。ある意味、ロボット好きの自分にはたいへん馴染み深いテーマでした。
以下、簡単なあらすじです。
高度に発展したAIは、ついにシンギュラリティポイントを超える。ロボットという物理的身体を得たAI達は、人類の良き友人達として、時に助け合い、時に競い合う、いわば互いにとっての最良の伴侶として、共に支え合って繁栄していく。
そんなさ中、ある日AIが突如としてロサンゼルスへ核攻撃を行うという恐るべき事件を起こす。この日を堺に米国は、AIを絶対悪とする御旗を掲げた西側諸国連合軍を組織し、東南アジアを中心として広がるAI擁護勢力、ニューアジアに対し、テロ掃討戦の名の下に戦争を仕掛けていく。
戦端が開かれてから5年、西側諸国の圧倒的な物量はその趨勢を一方的なものとしていく。テロ対策の名の下、アメリカが開発した対AIの象徴でもある巨大空中要塞「ノーマッド」からの小型核弾頭が、ニューアジア諸国の街々を次々と殲滅してゆく。
そんな中、アメリカ国防総省に一つの情報が入る。ニューアジアがついに、戦局を覆す新兵器を完成させたらしいと。
かつて、米軍で潜入調査を行った主人公に、再度の敵地潜入が命じられる。目標は新兵器と、そしてAI達から「創造者ニルマータ」と呼ばれる人間の捕獲だった。かつての潜入捜査の手違いで妻を失った主人公に、ロサンゼルス核攻撃の真実と、そして妻が遺したものが明らかになっていくー
全編を通してですが、AIは人間よりも少し弱い存在として描かれます。これは恐らく作中のAIの基本設計が、人類を助けるための存在として作られたという設定のためでしょうが、これはアメリカ映画としては珍しく、例えばアイアン・マンやロボコップ、アイアン・ジャイアント、ヴィランではスライサーロボなど、基本的には人間よりも遥かに強い存在として描かれています。ここら辺も既存映画との違いとして楽しめました。
アクションシーンはそんなに派手ではありません。もちろん少なからずありますが、ターミネーターのように人間とロボットとの間の激しい銃撃戦を期待すると、かなり拍子抜けするでしょう。また、ゴア描写も少なく、何よりやられる側は基本ロボット達なので、撃たれても血は出ず火花が散る、頭は取れたりするがやはりそこはロボット、残酷なシーンとは映りませんでした。
全編を通してのテーマは、妻を失った主人公の家族愛、でしょう。ラストは主人公にとっての救いです。
日本のロボット好きならオススメの一本です。
それぞれの立場や価値観。
ロサンゼルスに核爆弾を投下したAIと生き残った人間との戦いというテーマの本作。
ターミネーターをまるで連想させる舞台設定だが、個人的にターミネーター2を愛してやまない身としては少し斜に構えながら本作を鑑賞した。
観ているとこの作品、敵がAIだと思ってたらいつの間にかアメリカ側の人間が敵に映ってくるのが面白いなと思った。
まるで善と悪はそれぞれの立場、価値観といったような揺れ動くものであることを教えられたような気がした。
それぞれの立場があって衝突するAIと人間の戦争の中で、主人公は亡くしたはずの愛する人を探す選択をする。
この選択が正しいかは分からないけど人として美しい、ドラマチックだと思った。
そして出会った子供型のAIに感情移入するようになり、自らの命を懸けて逃す。
ラストのシーンにはそれなりの感動をした。
あと劇中で流れてる音楽もいいなと思ってたらエンドロールでこの映画の音楽を担当していたのはハンス・ジマーだという事実を知り、1人納得でした。
細かいツッコミどころは無数にある
話の骨子は今更語るまでもないほどSFにとっては普遍的なテーマ、『AIどうする?』。
必然性とか合理性を気にしだすと細かいツッコミどころが沢山あり、意外とストーリーや展開もガバなので話にのめり込むことはできなかった。
でも、サイバーパンクな画面や音楽がとても良かった。僧位を着たロボットや後頭部メカむき出しのアンドロイドは村田蓮花感ある。
渡辺謙のアーマーだけが鎧のテイストを感じさせる特別仕様なのもよかった。
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