ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
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to be free
おもしろかったんだけど、AIに親しむアジア人 vs 全くAIに心を寄せないアメリカ人という単純さでよいのかな?私はアジア側だから違和感ないけど西側の人たちの意見は聞きたいところ。
アジア人同士があんな風に民族や言語を超えて連帯できたらいいなあ。アジア連合の夢をみる。
ひとつひとつのエピソードはいいんだけどなんかこなしてる感がある。アメリカ側のロボットが「一緒に働けてしあわせでした」って言っても米軍きょとんとしてる話とか。
上司に爆弾付いてたら私なら助けないで逃げるな。
クラビの海が懐かしいな。
ベトナム戦争のアナロジーで、パレスチナも重なり、見ていて辛い。
相変わらずアメリカ人たちは原爆をでかい爆弾だと思っている。みんな瞬時に死ねないから。放射線被害舐めてるのか。
地獄の黙示録の真似とかジョンウーみたいな演歌と銃撃戦とか、あれなに??
「もういや遊牧民」のプラカードはそこ訳しちゃうと意味合い変わっちゃうかもとちょっと笑った。
世界観がしっかりしてるので、ドラマシリーズにしてもっと丁寧に書いたらおもしろそう。
ギャレスエドワーズは仏教徒なのかなあ。マヤはお釈迦さまの母親の名前だね。
伝統的なSFの形をとった反戦映画
緑の農耕地に着陸した航空機から、飛び出す兵士たち。
小さな農村の住民を集め、情報を得ようと少女の飼い犬に銃を突き付け、脅しを掛ける。
この序盤のシーンは、正に80年代の名作「プラトーン」の模倣だろう。
それを含め、東南アジアの一地域と思われる場所への侵攻シーンは、過去のベトナム戦争を彷彿とさせる。
子供の姿をした最終兵器の抹殺に躊躇するのは、子供殺しと罵られたベトナム戦争へのアンチテーゼなのだと想像する。
後半のネパールにある基地への攻撃は、中国のチベット侵略を思わせる。
物語はSFの形を取りながら、明確な反戦映画なのが伝わる良作。
僅かながら「ブレードランナー」へのオマージュも感じられ、自分の様な映画マニアには、色々、楽しめる作品でもある。
AIは方便で、アメリカの崩壊を告げる映画
日本語だらけの世界、そして実際は人間のミスだったのに「AIのせいだ!」と犯人にされて、追い詰められていくニューアジア(日本語側の)世界。
そのうえでのこの結末を見れば、監督が一体何を言いたくて、脚本まで書いたのか一目瞭然な気がしました。
西欧諸国は、いつも自分たちのルールで世界を支配したがります。
オリンピックでも、自分たちが勝てるようにどんどんルール改変していく。
自分たちが正義だと常に思って戦争を起こしていく。
イギリス人の監督が、アメリカ軍の崩壊を通して描いたのは、そういう独善的西欧諸国の終焉という事なのかなあ?と。
最後のアジア各国の人々の輝く笑顔に、AIは方便である事が力強く感じられました。
950ドルまでの万引きはお目溢しとなり、強奪が横行するカリフォルニア州。また合成大麻でゾンビ化した人々が溢れる街の様子もYouTubeでたくさん流されていますが、今まで「近未来」として描かれてきたディストピアな世界がとうとう現実となった今。今だからこそ、公開できた内容なのかもな〜と思ってみたりも。
考えすぎでしょうか〜…ふつーに良かったですよ。ゴジラがIMAX独占したせいで、IMAXが前日で終わって見れなかったのが悔やまれます…。
手塚作品のような味わい
映像の雰囲気から一瞬、クリストファー・ノーラン監督?と思ったが、ストーリーの明解さが全然違う。大好きなローグ・ワンの監督作品だと知り納得。人類vsAIではなく、実はUS vs New Asia という設定。人間には様々な人がいる、当たり前だが、他人より自己の利益を優先させようとすると軋轢を生む。
人を愛し涙するAIはまるで手塚治虫のお話なようだった。映像の迫力と美しさ、デザインの素晴らしさがストーリーにより現実味を与えている。多くの人に素直に見て欲しい作品。
一度の鑑賞で理解するのは難しいですが、スカッとする映画でした🈵
「(自分にとっては)なんか違う!」
最初の頃は「オー!」という感じで見入ってたのですが、途中から なんかストーリーが好きになれませんでした。主な 理由は以下のとおり。
①映画ドットコムの解説欄の《人類とAIの存亡をかけた戦争》ではないし!
②《人類を滅亡させる兵器》なの? 映画の中では「ノマドを壊すための特殊兵器」!
③特殊兵器を壊すための突入部隊なのに 現地の警察(日本語訳。原文だと違うのかも)相手ごときで苦戦しているし
④AIロボを生産する国にしては 工業化の進んでいない地域が多すぎ!
⑤戦争を止めるための《特殊能力を身につけたAIロボ》のはずなのに、戦争を止めるにしては能力の方向性がちょっと違う。更に「オフ」と「ポーズ」の機能発現が時に異なる。
⑥能力が成長する? はずなのに、終盤まで全然成長してないし!
⑦特殊能力と AIロボでは 技術の方向性が違うはずなのに、両方を開発できる、ニアマタの天才性は描かれていない。
⑧ニアマタ本人が負傷して、後継者もいないのに、AIロボの生産が続くのも疑問?
⑨ニアマタの開発後の数年後に特殊兵器が露見するのも疑問?
A.そりゃ、各俳優さんの演技は良いですよ! また、子役の人の演技も良かった!
だけど 恐らくは、無理やり突っ込んだ設定がストーリーの中でうまく昇華
されていない気がしました!
B.いろいろな映画のオマージュをしているだけ で ストーリーはやっつけ感MAX!
余談
●何かの書物で「ロボを人間に似せてつくるのはよくない!」と見かけましたが、
まさにそんな感じがしました!
●話し変わりますがそういえばロボット3原則なるものが有ったはずですが、
この映画の中では これの適用はどうなっているのですかね!?
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
SFに輝きを取り戻させる快作
今年1番好きな映画(暫定)
現代社会にも通じる「対立」のテーマをSFのジャンルで分かりやすく
AIによりロサンゼルスが核攻撃され、人類とAIが対立。前者はアメリカを中心とする西側諸国、後者はAIと共存するニューアジアが代表。
人類とAIの両者に言い分があり、近い人の死が憎しみの連鎖を引き起こすのは現代社会の民族や宗教対立と同じ構図。
それを難しいヒューマンドラマではなく、わかりやすいSFにしており話に入りやすい。
主人公のテイラーはAI側の最終兵器というべきアルフィーを破壊すべきだが、
死に別れたはずの妻のマヤに再会するために、逃避行を続ける。そのうちに互いに愛情が生まれ、二人の特別な関係も判明していく。
同じSFだが、同監督のローグワンのようにド派手なラストバトルがあるわけではない。
その意味ではアクション自体はある程度控えめ。
この映画は、あくまでテイラー、アルフィー、マヤそして、渡辺謙をはじめとしたわき役たちのドラマを楽しむのがポイント。
映像と主演俳優陣は☆4ですが
あくまで好みとして、映像の凄さと主演俳優が好きなのと、このスケールの映画を作り上げた事への敬意として星4ですが、どのくらい楽しめたかというと、個人的には星3.5くらいでした。(採点を星4にしてましたが3.5に修正しました)
私がこの作品を見ながら考えていたのが「この監督私と同世代だな」で、今調べたらその通りほぼ同世代、同じものを見てハマって来たんだなとわかります。
そこで自分が好きだったものの要素が散りばめられていることに熱くなるのか、既視感にどちらかというと引いた感覚になるかが個人で分かれるのかもしれませんが、私は残念ながら後者でした。
その時代のものに免疫がない人も、逆に新しく感じたりしていいかもしれません。私の場合は既視感と既視感がたたみかけて、どうしても気になってしまい集中がそがれました。
私は新しいものを体感したい欲求があったのでこの作品ではそこが満たされなかったようです。SF作品に求めるデザイン性での楽しさは部分部分ありましたが、テーマにも全体の雰囲気にも、過去の巨匠達が作り上げたオリジナルのセンスを全て借りてるような感覚になり、この監督独自の個性をもっと感じたかった(けど感じられなかった)という気持ちが鑑賞後に残りました。期待ほど心に残らなかったのが感想です。
とはいえ本当に好みの話だと思うので、作品自体は誠実に作られていると感じ、星4にしました。
映像はすごかった
善とは、悪とは、戦争はなぜ終わらないのか
SFアクションというよりも、
人間ドラマ。命のドラマという色を強く感じた。
清く正しく平凡なAI、強欲高慢上からな人間。
ひくにひけない戦争。
映画 第9地区 で感じたドス黒さがそこにある。
全体的に、スター・ウォーズっぽい感じがあるが、
敵側が人間ということで、とても複雑な気持ちで
終始進んでいき、最後までモヤモヤがとれない。
スッキリはしないことが多いが、
VFXの技術は、もの凄いものがある。
全てが自然に視える。
渡辺謙も、凄い存在感。
ラスト サムライ的。
人間の価値とは?
近い将来、AIと人間が対立するというのは、誰もが想像していることである。その現実味がどの程度のものなのか、私には見当つかないが。大多数の人間よりもAIの方が合理的で生産性が高いものになるのは確かだろう。
そうであるならば、人間の価値って何だ?非合理的で、負の感情を抱え、暴力的なこの生き物は、地球上に存在する意義があるのか?
2023年のウクライナやガザに限らず、人間はその叡智をもってしても争いをやめられず、憎しみの連鎖が渦巻いている。人間が産み出したAIという新たな知能に次を託した方が、宇宙規模でみたらより良いものなのかもしれない。そんな妄想が止まらない。
本作において、元特殊部隊の男性・ジョシュアがAIの少女・アルフィーと出会い、物語が展開していく訳だが。少なからぬ能力を有するアルフィーが、無礼なジョシュアと行動を共にするに至るには、やや無理があるような。あんな言葉遣い、態度だったら抹殺に値すると思うんだけど。私が少し繊細に過ぎるのか?
あと未来において、デジタル使用した行動ならAIが即察知できるような気がしないでもない。それを言ったら物語が進まないのは百も承知だけれど。
野暮だが、ブレードランナーやアルマゲドンの幻影が、大人心をくすぐったことは告白しておきたい。
ニューアジアの世界が良い。
AIの世界はどこまで行くのか?恐さを感じつつ‥
AIが人間の顔をしている。
AIと人間の境目をなくそうとするのは危険過ぎやしないか?でも人間は危険すぎることを平気でやれる生き物でもあるのです。
とてもドラマチックな物語でありましたが、その感動がこの世界を肯定することになるのだとしたら、ちょっと待ったをかけたいです。
人間が作ったものと戦争をするなんて、馬鹿げてやしませんか?
物事には「いい塩梅」というのがあります。それを探りながら生きていくことが大事だと。この映画を観て感じたことはそんなことでした。
技術革新や発展の前に大切にしなきゃいけないことを考えたくなるような作品でした。
「たかが映画にそんなに真面目に考えなくても‥」と言われるかもしれません。でも、これは近い将来の姿かも?僕にはリアルに映りました。
「スターウォーズ」や「ブレードランナー」を感じさせる世界観は楽しめましたが‥。
アメリカ人が作った中身のない映画
A.I.が暴走して、反対派のアメリカv.s.賛成派ニューアジアの対決になるのだが、主人公のテイラーは自身の役目を無視して行動する。愛する妻を想う気持ちは大切だが仲間を犠牲にして自己中。
「ブレードランナー」をオマージュ・リスペクトしているのかもしてないけど、いまさら超劣化版にしかならない。
東南アジアをイメージする場所で渡辺謙のみ日本語を話す。英語字幕があるから分かるけどいきなりの日本語は聞き取りできない。中途半端な制作者の日本贔屓はいらない。
A.I.が暴走したのではなく、人間の操作ミス。しかしアメリカはニューアジアを攻撃する。もう映画を観ていても怒りMax。ニューアジアの人々はあんなにA.I.と共存しているのに。A.I.のアルフィーは事あるごとに合掌するが、これの意味することが理解出来ないであろう欧米人にとっては意味のない事である。
せめて主人公がラストでアルフィーを助ける時、過ちを悔いる場面でもあれば救われたが、アメリカ映画だからそんな事期待する方がバカだよな。
説明なしのご都合映画
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