ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
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つまりはルックス重視
ややこしいが、AI嫌いとAI擁護が対立する話。
それぞれの狙いも、話の終わり方もよくわからない。
良い点
・未来的な部分と民族的な部分のとりあわせ
悪い点
・言語が無理やり混ざっている
・合理的でない部分が散見される
日本へのリスペクトを感じる
好きな監督の一人であるギャレス・エドワーズの最新作は日本への尊敬を感じる作品で嬉しかった
変な日本語や片言の俳優もおらず、日本語のセリフには日本人を起用しているのも有難い
昨今の外国人に無理やり日本語を話させるのは本当にやめてほしい
新旧入り交じった独特のSF観、緩急見事なテンポ感と映像美も相まってのめり込めた
宣伝でも子どもが最終兵器と明かされていただけに展開が読めたのが残念だが、それがあまりに強すぎるということもなく、SFだが親子の逃避行のような現実味が見事
機械や武器が未来的でワクワクするものが多く見れてよかった
今作の作風はニール監督作品に似たものを感じた ニール監督が得意な社会風刺をSFと織り交ぜて痛烈で皮肉った物語に落とし込むといったものに酷似していたと思う 特にエリジウムの雰囲気に近かった
今作のテーマはAI、洗練させたターミネーター映画を身近に感じさせてくれるのが手腕の凄さを感じた
あと禿筆すべきは子役の演技が凄まじく、SFすぎる世界だが映画に入り込めた要素の一因に違いない
この作品の底上げを担った彼女の今後も楽しみ
小島監督も褒めていただけに、映画館で観なかったことを悔いている
アイディアは良いが退屈な凡作
ギャレス・エドワーズ監督の前作「スター・ウォーズ ローグ・ワン」は何故か評判が良いが、俺にとっては「スカイウォーカーの夜明け」に次ぐ駄作だった。だって主人公の2人が死んでから俄然面白くなる展開で、しかも追加撮影した後付エピソード。本編はとにかく退屈でキャラクターに全く魅力を感じなかった。
そしてこの「ザ・クリエイター」は「ローグ・ワン」の時に感じた退屈さと全く同じものを感じた。とにかく出てくるキャラクターに魅力を感じない、感情移入出来ない。そして今回も「地獄の黙示録」のパロディですか。AIロボットに人権を!ってよほど人間を描く事ができてないと難しいアイディアなのに、平均以下の描写なのでとても無理。それにアジアと言う括りでの世界観もアジアに対する無知が垣間見えて違和感だらけ。
それでも特撮は凄いし、絵は良いし、物語上のアイディアも悪く無いので、何とか映画としては平均的なものに留まったかな、という所。
映像美は素晴らしいが、ストーリーが浅い
まず、世界観のスケールにストーリーが見合っていない。
アメリカを中心としたAI反対派の西側諸国とAI支持派のニューアジアの対立、というスケールの大きい世界観なのに、ストーリーは主人公の元からいなくなった奥さん探しがメインだ。また、ニューアジアには高度AI設計者=クリエイターがいるという設定だが、そのような普通の人間を超越した存在なのに、ストーリーにはさほど関わってこない。世界観を考えれば、例えば軍上層部や政治家による会議や外交のシーンだとか、ニューアジアにおけるクリエイターの暗躍(映画中では寝たきりだったが)を描くとか、スケールの大きなストーリーにするべきだったと思う。そのため、世界観に期待をして観に行くと、ストーリーが世界観のスケールに見合っておらず残念な気持ちになる。
主人公と行動を共にすることになるAIの少年アルフィーは、主人公と最後死別することになる。2人は涙を流しながら別れるという、悲劇的な演出がされている。しかし、道中で絆が深まった様子があまり見られないため、観ていて全く感情移入できず白けた気持ちになる。
銃撃戦やラボ潜入シーンなど、部分的には面白いところもあるので、暇つぶし程度になる凡作だと感じた。
架空と現実
AIを守ろうとする人と、それを排除しようとする人たちとの争い。
この物語は持つものと持たざる者という普遍的な要素含み、いまのイスラエルとパレスチナを彷彿させる。
そこには権力者たちの強欲さが垣間見え、自身の欲や傲慢さがもたらす結果を皮肉っている。
これは全てを助けることが出来ない世界を皮肉るかの様に、弱きものの心の奥底に反骨心という拭いきれない悲しみを植え付けることになるだろうことを描き平和への願いが心に染みる。
AIが脅かす近未来
近未来のAIが脅かす世界に焦点をあてた作品になるのだが、アルフィーが何と言っても可愛い!
無垢なロボットだからこその、質問する内容も至ってシンプルでアルフィーがジョシュアに対してどうしたら天国に行けるの?と遺体を見て率直に思ったことを訊ねられた際に"善い人が行ける場所"だと返事を聞いたあとのアルフィーが"じゃあ私もあなたも天国には行けないね"というセリフにはグスンとくるものがあった。
アルフィーにどうして惹かれ、そしてアルフィーが誕生した理由も説明されるが、やはり待ち受けるのは悲しい結末であって予想は出来たんだけどやっぱり悲しいのは悲しいことでちょっとウルっときた。
多分、詰め込みすぎたんやと思う・・・。
生ぬるい超豪華SF
ギャレス・エドワーズの「ローグ・ワン」は比較的好きなので、SF映画として期待して観たのだが、AIとの共生は可能なのかという比較的重いテーマの割に結果メロドラマという、生ぬるい映画で残念。
AIの暴走でロサンゼルスで核爆発が起きた。
アメリカはAIを排除したが、「ニューアジア」ではAIを使い続けており、高度なAI兵器を作り出す「クリエイター」がいる。
その暗殺をミッションにニューアジアに潜入したジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)の前に現れたのはAIの幼い少女アルフィーだった。
この辺りの設定はどこか大友克洋のAKIRAを想起し既視感がある。
任務に背き、アルフィーを守るジョシュア。
ストーリーはハードなサスペンスにも出来たと思うが、根幹は潜入捜査中に恋人になったマヤ(ジェンマ・チャン)の行方を探す展開。
誰もが共感しやすいようにラブストーリーを軸にした展開はハードなSFを期待した人には生ぬるいファンタジーに感じるだろう。
未来において高度化したAIとの共存は可能か、というテーマも結局ははっきりしない。
ただILMによるVFXはSF超大作として見応えあるし、ハンス・ジマーの音楽もいい。
ストーリーは別としてSFファンは、それだけでも観る価値はある。
最後にたどり着いたのが意外
SFX技術も凄いです。
人間とAIが共存する世界をつかむお話
渡辺謙が迫力ある演技を見せてくれて、圧巻
子役が丸坊主のせいもあり終盤まで男の子と思っていた。
早めに判っていればもう少し楽しめたと思う。
僕って呼び方を改めめるところで女の子って表現したかったのでしょうけど、判りにくかった。
SFX技術がすごくて、本編よりそちらに目が行ってしまって残念。
もう少しドラマパートに力を入れてくれたらもっと楽しめたのに。
クライマックスに無音になった瞬間は、鳥肌が立ちました。
どこかで観た映像の完成形
公開されてから、かなり経ちましたが滑りこみで鑑賞。
ローグ・ワンが大好きならば、すぐに行けばいいものを
みなさんの評価などを読んでたら警戒心が湧いてきて後回しに。
結論から言うと、劇場に間に合ってよかった!
確かに既存のアニメやゲームで観たことがあるデザインや設定が多く
あーなるほど、これは言われるなと思いました。
が、それをこんなにセンスよくまとめたことがすごい。
印象としてはニール・ブロムカンプとクリストファー・ノーランと士郎正宗が
仲良く相談しながら作ったような作品でした。
キャストもよかったですね。特にアジア系の俳優のセレクト。
何もかもがこのSF作品を上質にしているんだな。
ギャレスすごいじゃん!おしゃれオタクじゃん!
と言いたいのですが、彼のCGやデザインの外注への発注は
かなりざっくりしていたようで、外注のミラクルコラボの賜物みたいですね。
とはいえ、よくまとめました。
丁寧に作られた良質な野菜を、さらに上質な料理に仕上げた名コック、
ギャレス最高。山崎監督に続いて次回作が大変だわ。
終盤のまとめ方がきれい
デートで行った。
あまりSFは得意ではないので期待せずに行ったが、普通に感動したし面白かった。
銃の音やノマドがスターウォーズ感あった。
女の子がとにかく可愛かった。(最初男の子だと思ったが)
AIは首(耳)あたりが機械になっているが、あんなにリアルだと普通に感動移入してしまいそう。AIだと割り切って簡単に殺せる人間の方が残酷。
怪しい日本語が沢山あった。字体も怪しい。
急に渡辺謙出てきたし、アジア人もたくさん出てきた。
終盤のまとめ方がきれいだった。
父は娘に手をかけたと思いきや、'オフ'にしただけ。
娘が母を生き返らし、父は娘を生かすため犠牲になるが、最後は母と感動の再会を果たし一緒に死ぬ。
お涙頂戴映画だが、そういうのは好きなので普通に泣けた!
人間とAIは共に住めるのか。
何百年後か分からないけど、本当にそういう世界になるのかなぁ、、。
思ったより壮大では無いSF
おお凄い!と思う所と
う〜ん…と思う所があった
お話自体は結構分かりやすいと言うか、時々ご都合主義的にちゃっちい部分があって。。
人間とロボットとか、AIとか似たようなテーマの映画はいっぱいあると思うし、良くあるパターンと言ってしまえばまあそれまでか
日本語があちこちに出てくるんだけど、そういうの出すんだったらハリウッド映画はいい加減にちゃんと監修出来る人雇ってね
とりあえず日本語のフォントがダサくて興醒め
中国製日本語フォントみたいなん使うのやめれ w
渡辺謙はまた英語が上手くなってた
あの歳でまだ進化出来るなんて凄いなぁ
もうすっかりハリウッド映画の俳優さんですね
でも逆に変な日本語のセリフ言わせるのやめれ w
良かったのはSF的な世界観とかデザイン
この監督さんはそういうところが上手いよね
音楽はちと手抜きのジマーさん? w
やたらと既存の音楽が流れるシーンが多くてちとうるさかったというかワンパターンだったかな
面白い部分もあったけど
ニューアジア好き!
予告編(Official Trailer)は素晴らしい!
最近、良いSF作品に出合えていないので、予告編に釣られて、とびついたものの。。。
説明映像が多いわりに、まとまりがなく、ストーリーは予告編とはかけ離れ、スケール感もショボく、人類は1万人も残っていないのか?
高校生向き、安価なD級SF映画でした。
あまりにも 下らないD級SF映画の中でも、
主演の男の子(女の子の設定)が可愛いし、演技力はバツグン と 渡辺謙さん は沈没したままの船の中でも検討はしていました。
また、"特攻ロボット"は感情が有って、斬新で良かった。
"ニューアジア"は、C国やインドを無視して、どうみても、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)そのものです。
主人公が所属する 西側勢力は、ラテン系もメキシコ系もいない 白人王国にチョコレートが混じる「ザ・アメリカ」
最近のディズニー映画は、チョコレートにだけ、気を使いすぎる気がします。
この映画を観たら、「ターミネーター」「アバター(ジェームズ・キャメロン監督)」「地獄の黙示録」あたりでも、フィスブックしながら観るかな。
オープンAIのアルトマン解任劇の翌日に思うこと
ギャレス•エドワーズ、カッコいい絵を作るのが上手い。耳の穴が大きい(貫通してる)ケン•ワタナベ、新しい。あとビデオカメラ顔の人型ロボはいい。
ただ、それ以上のものが出てこなかった。
少し期待しただけに残念だった。
展開に対していちいち疑問が起こり、気になっている内に次へ進む。その繰り返しで、大概こう言う時は残念な映画ということになっている。
以下、疑問。
①本当にAIに心は宿るのか?
この映画後半からそれが当たり前に描かれるので、この疑問に意味はなくなる。人間と同じなら、それ以上物語を紡ぐ必要はない。乗り越えるべき「壁」も、埋めるべき「溝」も何も無いのである。ヒトは何にでも感情移入するので、多くの人がAIも人間と同じように生きる権利をもち、共存すべきと考えるだろう。そのため後半からは単純な勧善懲悪ものに変わり、退屈になる。(これは「アバター」にも言える。あの青い宇宙人は見た目は猫のようでありながら中身は人間のように振る舞うので普通に共感•共存すべきものとなっている)
さらに、この中のAIたちは酒は飲むわ、寝るわ(充電中は何で意識ないねん)、涙は流すわ。いやいや、いやいや。AIに人格が宿ることはあるとしても、さすがにに人間と同じ生理現象を起こすのはやり過ぎ。
②人類を滅ぼす危険性はどこいった?
ChatGPTのオープンAIでは真剣にAIが人類を滅ぼさないかどうかを議論していて、これ以上の開発を中断するべきとの意見も実際にあるくらいだ。意見の衝突によりCEOのアルトマンが解任という大事件が昨日起こっている。
序盤の設定が、後半であっさり「あれ、AIがやったんじゃ無いから」と撤回され、「AIは無垢で良いもの」になったけど、あまりにも問題を単純化している。むしろ逃げたとしか思えない。
③なぜ最終兵器が子供なのか?
後半、集中力が切れて劇中の説明を聞き漏らした可能性もあるが、プロットとしては大友克洋のアキラがやりたかったのだろう。グラウンド•ゼロもアキラのだし、ニューアジアはネオトーキョーとダブる。しかしなぜ訳もわからないで主人公について来たのか?いくら子供のAIでも「知らない人について行ってはいけないよ」という鉄則は教えないと生存率下がるだろう。後半は母を訪ねて三千里。
④やっと出会えたニルマータ、会って2分で生命維持装置オフ(=殺人)にするか?そっちはAIじゃ無い。生命だ。AIをオフにし過ぎてリアリティが麻痺したんじゃない?
一応、作品の根幹に関わるような疑問はこんなところだけど、もう少し。
⑤ニューアジアって何であんなに弱いん?
極秘作戦では少数精鋭で行くもほぼ全滅。警察とやらがなかなか手強かった。この辺の容赦の無い展開は嫌いでは無い。しかしそこからはニューアジアでは他国の軍人が侵入してるのにセキュリティはザルでやりたい放題。戦時中ですよね?今の中国みたいに監視カメラでの顔認識機能とか普通にあるはずなんだけど。ていうかデカい戦車が国土を蹂躙してますがな。どこから来たの?それに対しては何故かゲリラ戦。ベトナム戦争やりたかったんやろうけど、ありゃないよ…ニルマータ作ったり最終兵器作ったり、AIを大勢匿えるほどの高い技術力があって何でやねん…
⑥お母さん型ロボットがノマドの中に大量にあったのは何故?まあ何でもいいけど、最後に少女が会いたかったんだから、起動を途中で終わらせるのもどうだろうなあ…母親と会わせてあげたかったなあ。あのお母さんロボを引きずるシーンは唯一切なかった。
多分細かいのあげたらキリが無い。
一方で新しくて面白いシーンもあった。
死者のメモリーカードを他ロボットに挿入すると少しだけ話せるのとか、ノマドのでっかいバーコードリーダーとか(何してるか意味わからんけど)。
あとは序盤の、ネアンデルタール人を滅ぼしたのが人類だとする最近の研究結果(『サピエンス前史』に詳しい)を挿入したシーンは良かった。ヒトは決して「完全なる種」などではなく「狡賢い種」である。だから今まで生き延びたと。逆にヒトよりも有能な新しい種(この映画ではAI))によって滅びる可能性があることが論理的にあり得ることになる。しかも実際には滅ぼしたのはネアンデルタール人だけでは無い。ジャワ原人などの多数の原人や旧人、猿人さえも今の人類が滅ぼしたのである。この「諸々の種族を滅ぼした」という今の人類(ホモサピエンス)が持つ「罪」をどのように捉えるか?というのはまあまあ大きな問題提起だと個人的には感じている。
と色々書いたけど、まあ仕方ない。
総括すると、監督の中にある映像化したい絵やプロットがまず存在し、それに合わせてストーリーがあるタイプなのだが、何か色々と引っかかってしまう映画だった。カッコ良いデザインもあるんだけど。何度もご都合主義が続くと、「あ、この展開にもっていきたいんだな」と冷めてくる。用意された別れのシーンも全く心が動かず…
私の感情よ、どこへ行った?
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