ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
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ドラマ部分がもう少し良かったら
AIと人類が戦うというのはハリウッドのSFの定番で、この作品もそれに乗っていると言っていい。
しかし多くのしょうもないアクションSFとは違って「アバター」と同じように視点を人類ではない側にしていることは評価できるだろう。正義とは悪を明白に分けたいハリウッドの感覚で言えば、人類が悪側ということだ。
とはいえ、主人公が人類ではない側に加担する人間なことは、少々残念でもある。多少は進んだけれど、これが今のハリウッドの限界なのだろう。
まずは善悪の境界をはっきりさせたい性質をどうにかできなければ、この先に進むのはちょっと無理か。この話は本作と直接関係するわけではないのでこのくらいにしておく。
なんだか最初から文句書いてるようになってしまったけれど、娯楽度は中々高かったのではないか。
既に「アバター」の名を挙げているけれど、他にもどこかで観たような作品をツギハギして、いい感じに作り上げたように思える。
新しそうで全然新しくないが、新しければいいというわけでもない。結局はバランスだ。
お腹の子を少し取り込んだシミュラントのアルフィー。シミュラントのボディに記憶だけが取り込まれたマヤ。そのマヤと抱き合うジョシュア。
これだけでも、おバカなアメリカ人にも分かるストーリーの中に取り込めたことは良かったのではないか。
今後のアクションSFはここを最低基準に作ってもらいたいと切に願う。
ローグワンの監督なのが各シーンで感じられる 視点がAI寄りなのが良...
ローグワンの監督なのが各シーンで感じられる
視点がAI寄りなのが良かった
昨今のAIに仕事を取られるみたいな考え(というか誤解みたいなもの)を崩したいのかな?
AIはツールであるべきととらえる人が多いように感じるがその先にあるAIとの共存
AIともに生活している様子は一つの理想形だと思う
監督のもしもAIだったらが思う存分見れて嬉しい
縦長のノマドは重圧感あってデザインとてもいい
どうしてもブレードランナー+ベトナム戦争系の既視感あって新鮮さが薄め
共存が普通過ぎて映画としてはワクワク感が弱め
アルフィーの力がBluetoothのより強力なやつとか無線的な何かだとは思うがちょっとテレパシー能力的なものに見えてしまう
現実のAIも著作権とか色々な問題解決してシンギュラリティが起きて映画の中のようなAIに進化してほしいわー
少し泣かせるね
潜入捜査に入った兵士が、現地の女性と愛し合い子供まで作るが、西側の特殊部隊投入で妻は殺されてしまうというのが導入部だ。このあと色々あるが、兵士は再度アジア側のAI最終兵器を見つけるために上官に駆り出される。そこで最終兵器たる小さな少女と巡り合い、妻との秘密を知る。最後は、少女AIロボットと心を通わせ、西側の空中要塞を破壊するというようなストーリーだ。AIと聞いて、私としては色々言いたいところではあるが、おとぎ話としてみると、なかなか泣けてくる物語だ。アメリカ人にこんな映画が作れるのかと思って監督(&脚本)の素性を調べると、イギリス生まれでアジアへの旅も子供の頃にしているという。エンドロールを見ていると、ネパール、タイ、インドネシア、日本などで撮影をしている。そこでの映像を素材に、後でSFXで建物などをつけ足しているので、意外に安く作られている(この手のSF大作の半分の予算:8000万ドル)。
エドワーズ監督は(鉄腕アトム級の)AIを肯定的に描いており、そういう意味ではアメリカ映画のAIとは少し違う。なんといっても、少女のAIロボット(マディリン・ユナ・ヴォイル)が可愛いらしいところが、ミゾだと思う。
映画館で見るべきだった
2024
20本目
ローグワンの監督ギャレスが指揮をとっただけあって映像がかなりいい。世界観もあり私は見応えあって好きな作品だ。
AIの反乱的映画は今までもあったが、これは少し先を行ってます。
ターミネーターのように機械vs人間のようなはっきりとした図式はなく、”AIと共存する世界”vs”相入れない世界”の戦争。AIにも感情があり、人間を憎んでいるわけでは無い。だからこそ共存しお互いを支え合って生きている。
この戦争の発端となる核爆弾だが、理由がなんとも人間らしい。人間臭いと言うべきか…なんか悲しくなる。
とにかく近年のSF映画では上位です。
あまり、SF映画って涙流す感動より
爽快感や映像美な見方をしちゃうが、心をエグッてくるようなシーンも多く、涙が出るようなシーンもあった。
ジョシュアとアルフィーの最後のやりとりは感動した。
今ではないが、将来なるのではないだろうか?
それもまた人間らしい理由で…
ぜひ観るべき作品。
SFビジュアル(CG)は素晴らしい!
お面が大事
戦場は“新アジア”で見た目はベトナム。よってベトナム戦争を自己批判しながら、地獄の黙示録とブレードランナーを合わせた印象で、アルフィー=ニルマタはカーツ大佐であり、シュミラントはレプリカントだった。
要点はアルフィーが見目麗しい子供であること。言わば無垢な子供の外観をしていることによってアルフィー=ニルマタは殺傷をまぬがれる──というAI側の戦略が描かれている。もっと言うなら愛らしいお面を貼り付けときゃ人間は欺ける──という話でもあった。
ただし悪いのは人間でありロサンゼルスへの核攻撃にしても人間側の誤爆だったのをAIの攻撃だとでっちあげて戦争をやっているわけで、AI側は元来必要のない戦闘を強いられている。名バイプレーヤーAllison Janneyが血も涙もない陸軍大佐を演じていた。
とはいえAIに血や涙はない。
けっきょく手塚治虫やあまたのSF作家たちが提起してきた人とロボットの関係性や、機械が意識を持ち得るのかという命題に漂着してしまうとThe Creatorは楽しめなくなる。
しんだのかオフしただけなのか、それともスタンバイなのか。機械に過ぎないならなぜMadeleine Yuna Voylesの笑顔にぐっとくるのか。美醜で心ざわめくなら、みんな端正な顔のシリコンお面を貼り付けときゃいいはずだ。兵士がみんなアルフィーみたいないたいけな子供であれば戦闘も有利に運べるにちがいない。
はたしてそれは考えすぎなのか。この映画で観衆がシンパシーを寄せるのはゴム素材と思しいお面に過ぎない。
DNAをドネイトすることでAIの分身をつくることが推奨されているが、お面を貼り付けるだけなら、選び放題ではなかろうか。
The Creatorに限らずそもそも人は顔の造形(外見)によって感情の動きがちがってくる。人間は内面の味方ではなく、外見の味方をするもんだ。だからアルフィーをニルマタにしたんじゃないか。・・・とか考える偏屈はThe Creatorを楽しめないという話。
しかし映画はお金もかかっていて壮大な話を効率的にまとめている。さまざまな既視素材が思い浮かぶ──とはいえ二番煎じにはならない品質(プロダクションデザイン)も備えていた。
『彼(ギャレスエドワーズ)はインスピレーションの源として、『地獄の黙示録』(1979年)、『BARAKA』(1992年)、『ブレードランナー』(1982年)、『AKIRA』(1988年)、『レインマン』(1988年)、『殺し屋たちの挽歌』(1984年)、『E.T.』(1982年)、『ペーパームーン』(1973年)といった映画を挙げている。』
(wikipedia、The Creator (2023 film)より)
が、見終えて俯瞰してみると食い足りなさが残って、RottenTomatoesにあった──
『これは、AIによって書かれたように感じられるAIについての映画だ。』
というconsに頷けてしまうものがあった。
imdb68%、RottenTomatoes66%と76%。
こういうのがいい
なんか惜しい
家族愛の物語
映画の設定とリアリティレベルがわからない
天使のようなアルフィー
ニルマータ
A.I.のアルフィーが可愛かった。
一休さんと安達祐実を合体して2で割って作務衣を着せたら
こうなるん!?
そしてアルフィーが合掌して念じれば世界は一瞬にして
停止したり戦意を無くしたり、崩壊する。
SF大作にして、《スピリチュアル》な世界観。
多いに混乱致しました!!
ニルマータを妻に持った兵士とその娘A.I.の愛の物語。
エモーショナル(おセンチ)なラストでした。
始動した時の題名は「TRUE LOVE」だったと
ギャレス・エドワード監督がインタビューで語っている。
しかし、
ラスト30分のアルフィーと西側アメリカの闘いは、圧巻だった。
航空機・武器・宇宙船のフォルムは見たことあるよな無いような⁉️
空中要塞基地ノマドが崩壊・崩落する様は迫力があった。
さながら宇宙戦争のハイテクノロジーで、空中を戦闘機が飛び回り
アルフィー(A.I.で特殊な能力、電磁波も動力も止める能力を
(持つ少女)とのチカラの出し合い=戦いは見応えあり引き込まれた。
そこまで1時間半に見せられた世界観を翻されて、
説得されそうになった。
だが、しかし、この映画は本当に2075年を現すSF映画なのだろうか?
多分、壮大な予算(2億ドル位)のSF大作であるが、
2075年が1975年に見えて仕方がないのだ。
A.I.が基地としているのはどう見ても《ベトナム》で、村人は
ベトナム人。
これはどう見てもベトナム戦争ではないか?
ベトコンとアメリカの作った戦闘型ロボットとの戦い。
爆破されるロボットは自爆テロか!!
AI基地の軍の司令官が渡辺謙。
日本語を連発して「撃てーっ、」だの「待てーっ」だの、
日本人としては嬉しくもあり、
謙さんも凄く渋く格好良くて風格があり大満足しました。
やっぱ、唯一無二の素敵さ。
それにしてもA.I.基地はなんともロー・テクノロジーではあるまいか?
第一に「ニルマータ」の意味がどうも納得が行かない。
ジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が恋焦がれ愛する妻
マヤ(ジェンマ・チェン)が《ニルマータ》なんでしょ?
マヤは人間でマヤの父親が《ニルマータ》だった。
マヤは2070年。
愛するジョシュアと共にノマドに襲われて行方不明になる。
そしてロサンゼルスで核爆発が起こり100万人が亡くなる。
ジョシュアは両親と兄弟を亡くし、自身も片腕を失う。
そして2075年。
マヤの行方がやっと分かる。
チベットの山の頂上に建つ金色のカタツムリ形の寺に5年間、
意識不明で植物人間として生きていた。
その意識不明のマヤが、AIで超能力者で電磁波も何もかも制御できる
アルフィー(マデリン・コナ・ヴォイルズ)を創造した?
意識がないのにも関わらず⁉️
アルフィーにマヤは《人間を愛する特性》を植え付けた。
もちろん父親の代理であるジョシュアを愛する特性も。
ベトナム戦争と宇宙戦争。
《A.I.》対《人間》の戦争。
それにアルフィーのAI側が勝利しても人間とAIは
共存して生きて行くのだろうか?
そしてアルフィーは《ニルマータ‼️ニルマータ‼️》と
指導者のように喝采を浴びている。
もうA.I.は自らを創造者とみなすのか?
分かったようで分からんのだった‼️
どうもSF映画なのに人の温もりとか体温を感じる。
ジョシュアが恋焦がれるマヤ。
マヤとジョシュアの愛を交わす(海辺での••)シーンは
イメージビデオみたいで困る。
「ローグワン」も「ブレードランナー」「ブレードランナー2049」も
「スターウォーズ全作品とスピンオフ」もぜんぶ観ているけれど、
(残念なことに理解しいるわけではない私。)
……………………………やっぱSFは苦手だわ。
でもアルフィーは創造者というより、
《救世主》だよね、そう思う。
タイトルなし(ネタバレ)
アルフィーが何か創造者的な役割を果たすからクリエイターというタイトルなのかと思ったが、、、結局、創造者の出番は殆ど無いし、特に何かする訳でもなく、ちょっとタイトルがミスマッチに感じた。
アルフィーの力も、この世界では稀有なんだろうけど、無敵というほどでも無く、もっと神がかった能力で圧倒していくものかと期待してたんだけど、意外とありがちな能力だったし、万能という訳でも無いので、ちょっと期待外れだったかな。
最後のジョシュアとマヤのシーンも、出来過ぎてて個人的には蛇足に感じてしまった、、、
一番見たかったのは、あの後アルフィーがどう成長して、どんな世界になってくのか、少しでもいいからエピローグ的な感じで、そこまで描いて欲しかったな。
ちょっと期待してたものとは違ったけど、ノマドとかテクノロジーの描写は割と好きでした。
AIの姿も技術的には完全に外見を人に似せて造れそうだけど、多分わざとメカメカしく造ってるだろうな、それが独特な世界観を造ってた気がする。
人類側が、とても怖く執拗に且つ圧倒的武力でAIを駆逐していく様子は、まるでターミネーターの逆を見てるような、そんな物語だったかな。
AIは脅威なのか、共存すべきなのか
映像、、、、素晴らしかった!
アルフィー可愛かった!
兵器やAIのデザインがかっこいいし、
特に音が厚みのあるズシッとくる感じがいい!
「ローグ・ワン」の雰囲気も受け継ぎつつ、
攻殻機動隊っぽさもある。
チャプターで出てくる漢字のフォントがどすこいなのとか、縦書きのカタカナの音引きが横だったりちょいちょい気になるけど、渡辺謙がきちんと日本語を話してくれたので、それが救い。
それ以外は総じてクオリティー高い作品だと思う。
AI映画って、脅威に描かれがちだけど、
本作はとても考えさせられる作品だった。
結局は昔から人間は自分と違う者を警戒し、
排除しようとする生き物。
でも、他者に心を寄せて助けようとする人間もいる。
今回は珍しく?アメリカが悪者になっている。
容赦なく村を破壊する様は本当に恐ろしい。
意識を取り出してAIに移すあたりが
「チャッピー」を思い出す。
人間のように作られたロボットはあるが、
AIと人間のハイブリッドが誕生するのも
そう遠くない気もする。
壮大なストーリーなのに、駆け足で終わった感がある。
決して手抜きではないが、もう少し長くてもいいぐらい。
AI版ローグワン
面白かったよ、面白かったけど!
......ローグワンじゃね?
帝国→アメリカの人間社会
反乱軍→西アジアのAIと人間の共存社会
名もなき犠牲によってここから反乱が始まるのだ!
ってラストも一緒だよね。
ローグワン大好きだが!一緒すぎて展開読めちゃったのはちょち残念かなー。
AIのビジュアルは好みやったな👌✨
映像が凄い
うーん…
前半ダラダラ
後半雑
ノマド内ガラガラ
ジョシュアには終始イライラ
最後ローグワン
マヤ、裏切られた記憶が最後なのに無条件に
「ジョシュアー!」
抱き合いからのキス
ってなるー?
ずっと乗り切れずにモヤモヤしてたら
終わってました…
つまりはルックス重視
日本へのリスペクトを感じる
好きな監督の一人であるギャレス・エドワーズの最新作は日本への尊敬を感じる作品で嬉しかった
変な日本語や片言の俳優もおらず、日本語のセリフには日本人を起用しているのも有難い
昨今の外国人に無理やり日本語を話させるのは本当にやめてほしい
新旧入り交じった独特のSF観、緩急見事なテンポ感と映像美も相まってのめり込めた
宣伝でも子どもが最終兵器と明かされていただけに展開が読めたのが残念だが、それがあまりに強すぎるということもなく、SFだが親子の逃避行のような現実味が見事
機械や武器が未来的でワクワクするものが多く見れてよかった
今作の作風はニール監督作品に似たものを感じた ニール監督が得意な社会風刺をSFと織り交ぜて痛烈で皮肉った物語に落とし込むといったものに酷似していたと思う 特にエリジウムの雰囲気に近かった
今作のテーマはAI、洗練させたターミネーター映画を身近に感じさせてくれるのが手腕の凄さを感じた
あと禿筆すべきは子役の演技が凄まじく、SFすぎる世界だが映画に入り込めた要素の一因に違いない
この作品の底上げを担った彼女の今後も楽しみ
小島監督も褒めていただけに、映画館で観なかったことを悔いている
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