ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
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期せずして「今」の扮装情勢を内包あれこれ考えさせられた作品。
抹殺命令対象の子供型のドロイドと、逃走しつつ目的を・・のSFアクションロードムービーかな⁉️っと思いきや、争いの愚かしい部分を盛り込み感動ブルブル作品‼️
私は「アバター2」より素直に感動❗️でした💥
渡辺さんが、タイの奥地での戦闘シーンを撮影時にロシアによるウクライナ進行が始まり、我々が「虚業」で演じている事が、実際に 起きている事に全員ナーバスに陥ったエピソードを、あるインタビューで聞いた。
SFエンターテイメント作品と言う形を取りながら、今、此の世の中で起きている扮装問題をはじめ、様々な問題を、織り込み描き感動と共に定義している点、ギャレスをはじめスタッフ等のセンスや発信力の素晴らしさに、驚きと感謝しかない。
相手方懐深く入り、破壊する[自爆ロボット]には、フォルムから演出までハッとさせられた❗
ベトナム戦争?
アルフィーちゃん優勝😍
映像の面白さがすごい
AIという新しいテーマのようだが、今までの名作SFの良いとこを集めてさらに洗練させた作品という印象を受けた。不満がないわけではないけど、こういう作品がもっと増えてほしいので、少しおまけで★5にした。
ふつうのおじさんおばさんの見かけのロボットというのがなんか逆にスタイリッシュ。
アジア(特に日本)のサイバーパンクというのはブレードランナーがすごく意識されてる気がする。
ストーリーはまるっきりターミネーターの「反転」て感じ。
ターミネーターだと、AI側が人間を弾圧してる世界だけど、この作品は人間が善良なAIを弾圧してる。人間がAIの救世主を殺しに行く→逆にAIの救世主を人間が守る→人間の自己犠牲によりAIが助かる、と、ストーリーも完全に反転してる。
アルフィーがはじめにいた場所だとか、空から攻撃する超強力な兵器とかは、AKIRAみたい。
最後、敵の要塞を破壊して帰還するところはスターウォーズか。
ちょっと面白かったのは、サブタイトルとかに出てくる「勘亭流フォント」みたいなの。あれは日本の感性ではダサいと思うのだけど、海外だとクールに見えるんだろうか。
この映画で不満なのは、やっぱりなんかテーマやストーリーが古いような感じがしてしまうところ。そもそも古典的なSFで扱われてきたロボットというテーマは、「奴隷」問題の暗喩だったりするのだけど、この映画でもそのままの位置づけのよう。
自意識があるAIが実際に存在していたとしたらどんな世界になるのか、という部分のリアリティが弱いように思う。世界観が見た目の面白さ重視であまり精緻に考え抜かれているように思えなかった。
でもやっぱり映像の面白さがこの映画は卓越していると思う。冒頭の古いテレビ映像でこの世界の歴史が概観するシーンの面白さはすごい。アジアの伝統的な少数民族やお坊さんのロボットとかも面白いし、ロボットの仏像(神像?)とかも面白い。
アルフィーがこの世界を救うカギになる、と匂わせておいて、結局彼女は「機械をあやつれる」という以上の存在ではなかった、というのがなんか肩すかしっていうか。「人間のように成長する」という設定が活きていない。
あと、マヤがああいう方法で生き返れるなら、同じ方法をとる人間がたくさんいそうなもんだけど…。マヤのケースだけが特殊ということなのか?
宇宙はなんと美しさに満ちているのか!
画面の中で、AI少女がアメリカ軍の空飛ぶ大型基地のノマドの中心部に向かって走り出した時、なぜか感情が爆発的に高揚していく気がしました。ヒーローに依頼された任務を遂行するためなのですが、父親が信頼する娘に南アジアの命運を託しているようで自然に涙がこぼれました。そして、ヒーローとAI少女の別れのシーンは、少女はロボットなのに本当の親子のように見えて号泣です。またこのヒーローは、愛する妻のコピーであるロボットとともに命を捨てることになりますが、とてつもない大きな幸せ感に満たされているようで嬉しくなりました。ストーリーとしては、アメリカ軍とAIロボットの戦いなのですが(スターウォーズのイメージ)、結局誤解が元で発生した戦いなのです。今から42年後の話ですから、科学は飛躍的な進化を遂げています。舞台は南アジアで、まるでベトナム戦争を想起させるような展開ですが、AIはその地域の人間たちに愛されています。そのAIをアメリカは核戦争(ロサンゼルスの100万人が死亡)を起こした張本人として撲滅を狙うのです。しかし、最後は宇宙の愛の力によって見事な安着をします(AIと人間は共存できると教えてくれています)。ラストには強権的なアメリカが産んだ巨大基地ノマドは瓦解し、南アジアの人々が救われるのです。こういう戦争を見ていると、所詮戦争は正義感のぶつかり合いであり、大きな誤解から起こものであると示唆しているようです。いずれにしても稀有な感動的な傑作であり、よくぞ創作してくれたと感謝しかないです。
理性的なAIと復讐鬼と化した人間
AI時代戦争を馬鹿たちがドンパチ
結論:馬鹿は戦争するな
どこまでAIが馬鹿なのか測りかねる、というか、観ていく過程で、えっ?こんなに馬鹿なの?センサー皆死んでるの?食べるの?寝るの?こっそりスタンバイモードにできちゃうの?と驚きながら、えっ?人間側もこんなに馬鹿なの?あのノマドって結局地形を測量しているだけなの?最初からAI基地知ってるなら地上戦仕掛けないでミサイル打たないの?馬鹿なの?と段々と呆れながら腹が立ってきながら鑑賞しました、キツイ。
子供をダシに使うな、奥さんお前のこと許してないと思う、米軍大事な作戦馬鹿たちに託すなたしメリハリなさすぎだし最高の軍事施設に民間の航空機が乗り付けられる設計そもそもするなだし、もう、キツイ。
これもう俺と監督との相性が悪すぎるんだと思いました。
ローグ・ワンもGODZILLAもおんなじような感想だったから。
唯一テンションあがったのがレディオヘッドのKIDAだったってが、キツイ。
あーキツイ。
"Terminator" の逆で "Creator"?
"Terminator"シリーズの命題は、ロボットが支配するディストピアの回避。一方本作は、ロボットを弾圧する人類国家の最終兵器から、ロボット(AI)が開放される噺。ベクトルが逆なので、終わらせ屋(teminator)の逆で創造者(creator)? 人類側がアングロ・サクソン中心で、ロボット側がアジア圏かつ、有色人種が協力する構図。AI側やアジア側が勝利する展開は、アングロ・サクソン圏には新鮮かもしれない。SF映画的な予定調和からは抜け出せていないが、その分安心して愉しめた佳作。
キャストで印象的だったのは、Alphieを演じたMadeleine Yuna Voyles。無垢であればある程引き立つ役なので、新人を起用して正解。妹も子役の美人姉妹なので、これから色んな作品で見かけそう。John David Washington主演なので、無意識にTENETと比較してしまい、分かり易い噺ではあるが、分かり易すぎる事自体に物足入りなさも感じた。Ken Watanabeは、Benedict Wongの代役と思えないほどハマっていた。出番こそ多くないが、表情の演技が素晴らしく、作品の格調を上げる存在感があった。
AI軍隊VS人間の軍隊の戦争
予想と違いました。
未来の映画が好き
AIの反乱というありふれたテーマだけどCGがよくできていて迫力があった。渡辺謙だけ日本語なのが変な感じ。再会?できたところは良かった。アルフィーをずっと男の子だと思ってた笑
見たかったものは見れたが話はつまらなかった。
矛盾が多い作品
AI対人類と思ってたが完全に別。てかAIの反乱だったらLAだけを標的にしないし、継続的にアメ狙ってくるだろ。AIもヒューマンエラーだって言ってたけど15年も経過してそれはないだろ。ちょっと期待していただけに残念…
涅槃で待つ
「この映画は日本へのラブレターなんです」ギャレス・エドワーズのこの発言は、衰退著しい日本に対する単なる社交辞令なのだろうか。お隣の中国に比べるとマーケットへの影響力は格段に見劣りするものの、なぜか本SFは日本のサブカルへのオマージュに拘って作られているようなのである。西洋、東洋、そしてAIと、3者の視点がチャプター形式で強調された本SFは、やはりエドワーズが敬愛する黒澤明『羅生門』へのリファレンスなのかもしれない。
隻腕隻脚の潜入捜査官ジョシュとクリリン?似の女の子アルフィーの愛妻マヤ探しの旅は、『どろろ』からの引用かと思いきやなんと『子連れ狼』にヒントを得ているのだとか。アルフィーお気に入りのTV番組は故宇津井健主演の『スーパージャイアンツ』(古)である。渡辺謙演じるAI軍人は、興奮するとなぜか英語と日本語がチャンポンになり、タイトルバックのクレジットには英語表記とともに日本語のカタカナが並記される念の入れようだ。
本SFはまた、東京はもちろん、タイにベトナム、カンボジア、インドネシアにチベットといった(中国抜きの)東アジアでロケ撮が行われている。AI殲滅を掲げる西洋vsAIとの共存をはかる東洋との未来戦争における日本のプレゼンスの高さは、近年の映画においては大変珍しい現象だ。まさか岸田首相のバラマキ外交が功を奏したとはとても思えないのだが、監督ギャレス・エドワーズの目には、日本の文化がSF的インスピレーションをかきたてるものに映るらしいのだ。
『TENET』でも名無し潜入捜査官を演じたジョン・デヴィッド・ワシントンは本作においてもキリスト的な役割を演じているが、同じ英国人監督でありながら、ギャレス・エドワーズとクリストファー・ノーランでは、兄弟国アメリカに対する態度が180度異なっている(ような気がする)。非武装の一般住民やどこか愛嬌のあるAI🤖に容赦なく空爆や熱感知ミサイル攻撃を仕掛けるアメリカ軍。まさにガザにおけるイスラエル同様、その殺戮行為は残酷きわまりなく描かれるのである。
ノーランの上から目線に対し、エドワーズの視線はどちらかというと下からの目線が中心だ。ノマドと呼ばれる宇宙船からのショット(神の目線)は非感情的に描かれるのに対し、水田を耕す民がノマドを見上げるショットはどこか慈愛に満ちている。ユダヤ教vsイスラム教の戦いが注目されている昨今、本作は傲慢なキリスト教と穏健な仏教との宗教戦争を描いたともとれなくはない内容なのである。死んだら天国へ行けると信じているキリストことジョシュが、最期に行った場所はおそらく、涅槃=ニルバーナだったのだから。
近未来に到来か?
過去にあったベトナム戦争を思い出してしまった。
現代においてはイスラエルとハマスやウクライナとロシアと戦いはなくなっていないけど寂しさと虚しさが漂う。
人間が作ったAIロボットがそれぞれの運用目的で作られたにも関わらず人間の都合で排除されて行く姿は本当に悲しいシーンの連続でした。
米国中心の作戦がアジア系住民を巻き込み無界な殺戮を繰り返す姿に怒りを感るのでした。
この映画はただのSF映画にとどまらずこれから訪れるAIロボット社会と人間との視点をみてると思いました。
ラストシーンは犠牲を伴う終わり方だったけど未来に続くと思わせぶりはあった様な😅
アメリカ=正義に一石を投じる内容が興味深い
最近のトレンドは”AI”なのは仕方ない事なのだろうが、本作品はそれを更に昇華させている内容になっている。
序盤はAI(ネオアジア)svアメリカの構図で「アメリカ=正義」と言う感じで、ネオアジア(中国&日本他)が悪と言う流れで、『また、中国が悪者かぁ』と言う感想でしたが、中盤以降は「アメリカ=正義」ではなく、アメリカのエゴと言う皮肉が込められた物語になっているのは興味深かった。
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