怪物の木こりのレビュー・感想・評価
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フランケンシュタインの哀しみ。
感情を取り戻した怪物フランケンシュタインの哀しみ。
あまり期待してなかったからか、意外と面白かった。
菜々緒さん演じる戸城プロファイラーと渋川清彦さんが演じる乾刑事のコンビでスピンオフ作ってシリーズ化してほしいくらい。
最近の歌舞伎役者さんは素行だけじゃなくて人相も悪いから、昔だと考えられない役が回ってくる。「首」に続いて中村獅童さんが実に良い(悪い)役ハマってます。(獅童さんは素行悪くないです)
亀梨くんが阿部サダヲに見えるのは私だけでしょうか。
木こりの正体わかっちゃった
う~ん。血ドバーはやり過ぎかなぁ。遺体のボカシもちょっと。亀梨くんはカッコイイけど終始クール過ぎ。菜々緒さんは悪女か看護士がにあってる。吉岡さんは暗すぎるし、獅童さんは荒ぶれ過ぎ。染谷さんはサイコパス過ぎるし(良い意味で)。なんだかんだ木こりの正体も分かりやすかったし… あっ!と言うどんでん返しが欲しかったかなぁ。主人公の悲しすぎる人生が少し辛かった。
○○○っていうと期待しすぎるかな?笑
めちゃめちゃ期待しすぎると…物足りないかもね。
個人的には、何か面白そう!ぐらいでいったので
面白かった!笑
北野映画の「首」を観た後なのでグロさはさほど無かった。亀梨のサイコパス的なのが前半もっとあっても良かった様な…そうすればストーリーが進むにつれて「うるッ」ってもっとくるかな笑
杉谷(染谷さん)が、一番こわ~!笑
期待していたよりも、真面目でおとなしい
サイコパス対連続殺人鬼という謳い文句から、悪対悪の「倫理」なき戦い、あるいは「毒をもって毒を制す」的な情け無用のバトルを期待したが、思ったほど突き抜けた展開にはならず、やや肩透かしを食う。
むしろ、「怪物の木こり」が悪を退治しているということが早い段階で分かってしまうので、正義の味方として思わず応援したくなってしまった。
事件の構造にしても、連続幼児誘拐事件が発生している最中に、あちこちの養護施設の前に児童が放置されたら、誰だって誘拐された子供だと分かるだろうし、サイコパスを生み出すための「脳チップ」という仕掛けにも、今一つリアリティが感じられなかった。
他の被害者に比べて、亀梨和也演じる弁護士だけが、何度も難を逃れるのも不自然だし、彼がターゲットだと分かっていながら、違法捜査という理由で、なかなか「行確」に踏み切らない警察の対応にもイライラする。
結局、誰が「怪物の木こり」なのかということが物語の焦点になり、いかにも渋川晴彦演じる刑事であるかのようなミスリードがあるのだが、もし彼がそうなら、真っ先に中村獅童演じる殺人事件の容疑者を殺しているはずで、そこから、消去法で「怪物の木こり」の正体が分かってしまうところもいただけない。
ラストは、悪対悪どころか、共に良心を取り戻した者同士の戦いとなり、いったいどちらに肩入れしたらいいのか、気持ちのやり場が分からなくなり戸惑ってしまう。
最終的に、染谷将太演じる正真正銘のサイコパスだけが生き残るというエンディングにも、釈然としない後味の悪さが残った。
けっこうよかった
亀梨和也がかっこよくて憎らしい。悪人なのだけど、児童虐待の被害者でジャニーズの問題と重なって生々しい。中村獅童も同じく被害者で、二人とも脳チップを損壊して、良心が芽生えているのに殺し合ってかわいそう。染谷将太だけは最後までサイコパスの悪人だ。
ただ、脳を奪う必要はない感じがする。社会に迷惑なサイコパスを殺して回るのが目的なら目立たない方がいいのでは。コスプレも出来が良すぎて、楽しそうだし、楽しんでる感じがする。
冒頭のあおり運転を事故らせて首を切るまで眉一つ動かさなくてすごい。しかしマンションに美術品が飾られていて、本当にああいうのが好きなのだろうか。別宅の真っ白いビーチの家はサイコパスっぽい。
キャストは好演も、ミステリ映画ではない
1. キャストは好演
採点は低めだけど、見処が皆無な訳ではない。亀梨和也が体現したサイコパスも、対峙する菜々緒の凛々しさも観て損はない。ただ、吉岡里帆のポテンシャルを知った今となっては、最後のちょい反撃するぐらいじゃ物足りなかった。
🪓
2. ミステリ映画ではない
「このミス」大賞作なので、原作は面白いんだろう。しかし、映像化された本作はミステリ映画ではなかった。ミステリなら、観客に推理(考察)する材料を提示すべき。しかし、脳内チップのそもそもの機能、チップが殴られた程度で壊れる可能性がある事、チップの故障で精神状態がどう変化するのか等のポイントが、犯人や二宮の独白ではじめて明らかになる。つまり、ミステリとしてはヒントが少なすぎる。結局、最初からいかにも怪しげな人物が"木こり"なのも、ガッカリ。冒頭の少年と二宮のカットバックがミスリードではあったが、二宮自身が木こりに襲われてしまうと、彼が犯人(木こり)とは思い難い。
🪓
3. マッドサイエンティスト?な東間翠がなぜ自刃する?
子供を次々誘拐し、脳内にチップを埋め込んだ東間翠は、冒頭で警察に追い詰められ自刃する。この行動の原理がよく分からない。チップの埋め込みが、彼女の実験であるなら、子供達がどう育つか追跡調査する欲求に駆られる筈。複数の子供を術死で死刑になっても、死刑は何年も執行されない事が多い。運良く無期懲役になれば、何らかの形で被験者の動向を知るチャンスがある。東間自身がサイコパスで罪の意識がないのなら、自刃などせず学術的好奇心を優先しそう。自刃での幕開けは、おどろおどろしさこそ醸成するが自分設定に矛盾を感じる。
真のサイコパスは
俳優亀梨を初めて観たが、
何をしていても眉などが気になり、
サイコパスであろうとなかろうと
亀梨は亀梨だなあと思った矢先、
2%くらい阿部サダヲみがあって
これは異常な目の強さからくるのかなと。
中村獅童は『首』に続き、
ダメな役を演じるとめちゃくちゃいい。
終盤に語り始めると普通であったが。
でも渋川清彦対獅童など、わりと夢のブッキング感。
菜々緒も好演。吉岡里帆も悲鳴はよかった。
話そのものはそうですかという感じ。
わりと早いうちから、
ミスリード含め全体の方向性が見えるので、
驚きはなくとも、落としどころ見たさに楽しめた。
ただ、監督が監督ということもあって、
観たかったのはサイコパスのサイコパスたる挙動や
慄然とするような他人への仕打ちだったのだが、
原作ものの限界もあるだろうが想定内のムーブしかなく、
逆にクライマックスで実はいい人ムーブをされても
ちょっと困惑。
そのクライマックスのカットバックは冗長で、
死ぬだの死なないだの言っているところで
あの説明の長さはダレる。
その場のキャラクターたちの意思疎通や相互理解、
観客に対しての種明かしなど、
話の筋を通そうとするとしかたないんだろうけど、
オリジナルでないと生真面目になる、
いいんだけどつまらなくなる
監督のクセが出た感じだった。
個人的な願望だが、
映画には、ヤクザ犬とか前振りなしの爆発とか、
観たことがないものを見せてほしいんですよ。
で、真のサイコパスは誰かと言えばチップのない染谷将太で、
頭のおかしな話をゆっくり淡白に語る姿は
脳をミギーに支配されているのかと思うほどハマっていた。
ネコのシーンは説明しすぎだけど。
木こりのマスクはカッコいい。
絵本ともども売ってくれないかなあ。
エンディングがすばらしい
まさか泣く映画だと思わなかったので胸が痛い
ストーリーや俳優の熱演最後の主題歌の組み合わせが素敵かった
子供たちの人生がとても切なかった。。
主人公のこれからの人生も見たいなと思った。。
丁寧に作られたスリラーです。いかにもサイコパスな、よくありがちな狂...
丁寧に作られたスリラーです。いかにもサイコパスな、よくありがちな狂気の演技が無いところがよいです。主人公が次第に変容していく様を、まるでなにかのバグが起こったかのような違和感とともに描いているのがとても面白いです。
二転三転するプロット、スリリングな会話、間延びせずテンポ良く見応えあるアクション、決して綺麗に切り分けることの出来ない善と悪、そしてもう一度見直すと全然意味が違って見える台詞・表情etc、と私の大好きな要素が沢山詰まっていて、結末も納得だったので大満足。キャスト全員良かったですが、亀梨さんと染谷さんのサイコパス友達関係は特に非常にユニークで面白く、もっと見ていたかったですね。
原作を知らない方でもおすすめ。
今年405本目(合計1,055本目/今月(2023年12月度)6本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
本作品、一応PG12の扱いのようです(後述)。
私は原作を知らずに見に行きました。
その場合でも自己紹介パートはあるので理解はしやすく、またいわゆる「犯人当て」についてもかなり配慮があり、「絶対に無理だろう」ということはないとしても「ひねりのひねり」がありかなり推理を要求する点などは良かったところです。まぁ、PG12でいいのか気になりますが…(R15くらいついても文句は言えないか?)。
今週(12月1週の配給分)はどうしても「ナポレオン」一強ムード(ついで、先週からひっぱりの埼玉)かなというところですが、本作品は「謎解き+「ある意味で」ホラー(一応PG12です)」な部分もありかなりおすすめ枠といったところです。いわゆる「6回みたら1回無料」系でも推せる作品です。作品の放映時間が適正である点も良かったです。
気になったのは以下の通りで、4.4を4.5まで切り上げた形になります。
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(減点0.2/夜間に家宅捜索(令状執行)をできることはできるか)
令状に「夜間でも行うことができる旨の記載」がない限りできません(刑訴法116条)。逆にあれば可能ですが、なければできません(ただし、賭博等夜間に行われることが主とされる事案の捜索は特例。同117)。
このことは一般常識ではないので、一言入れておいてほしかったです(警察ものでもある、という事情もあるため)。
(減点0.2/人を助ける行為と事務管理、無権代理関係)
事務管理の管理者にあらゆる代理権が与えられているのではなく(判例)、また管理者は本人の意思が推知できるかわかる場合、それに従う必要があります(民法697以下)。さらに勝手に救急車を呼んだりすると(表見代理を満たさないなら)ただの無権代理にしかなりません(判例)。
(減点0.2/PG12でよいかやや疑問が残る) ※ レーティング一つ違い関係は0.2固定
まぁ、映倫が決めたことなので仕方がないと思いますが、R15ついても仕方なしかなと思います。明確に血が飛びまくるシーンもありますので、これらが苦手な方は食事(ポテトだのチキンだの)には注意です(ただ、余りにもグロすぎてどうにもならないと酷評された樹海村ほかに比べればだいぶマシ)。
※ 気になるかたは直視にならないようにスクリーン後方をお勧めします。
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罪に優しくない世界
【ストーリー】
静岡のとある森の中の一軒家、警察が令状を持って乗り込んできた。部屋の奥を見ると妻の翠と頭に包帯を巻いている子どもがいた。すぐに翠はその場で自殺した。その数年後かにサイコパス弁護士二宮を襲う仮面の男性がいた。傷を負ったが、二宮は仮面の男性への復讐を計画していた。しかし、なぜかサイコパスな二宮が段々と性格が温厚になる。一方で相次ぎ脳泥棒と呼ばれる連続殺人事件が起きている。二宮の幼少期までさかのぼる。
原作未読
【良かったところ】
今までに見たことない亀梨和也さん、キャストたちの演技は良かったけど、何か違う
SEKAI NO OWARIの主題歌がいい
【いまいちなところ】
・グロ、サイコ、シリアス期待するとがっかりします。
・テンポが悪い
・pg12の年齢制限で過去をより具体的に描けない。日本の映画あるあるですが、なぜこういう作品をpg12制限にしているのか?
・原作をもっと大切にしてほしい。映画化をしていただけるのはありがたいですが、お客さんより自分の世界三池監督ワールド全開です。
【考察】
・サイコパスも性格の1種でありどのように共存をすればいいのか?
・映画のみでは伝えたいことが曖昧で、原作には興味を持ちました。
・誰もが幸せではない事件
・無辜にコントロールされている被害者たちは生きるべきであると思う。
テレビCMと印象違う
ラスト緊張の糸が切れましたセカオワの曲も良かったです
怪物は頭のおかしい大人
子供達は被害者、アイツらのせいでこうなったと叫んでいいのに罪を受け止めて淡々と終わる姿に悲しく複雑な気持ちになりました
傑作です!
主演の亀梨和也さんの演技がとても良かったです、顔が良いし、キレの良いアクションはカッコイイし、サイコパスっぶりに惚れ惚れしました、繊細で丁寧な演技にグイグイ引き込まれました、ストーリーは深くて悲しくて、予想すら出来なかった衝撃のラストシーンが絵画のように美しくて号泣しました、また観に行きます、素晴らしい作品をありがとう!
ストーリーが面白い
安定した面白さです。
強いて言うなら、彰のサイコパス感がそこまで無かったので、序盤でもっとサイコパスぶりがあってもいい気がしました。
最後に彰が映美を抱きしめるシーンで彰がハッとした時に、映美の頭を触ってたので、映美の頭に脳チップの手術跡があったのか!と思ってしまいました。(チョット前の彰と武が揉み合うシーンで映美が壁に頭をぶつけたシーンがあったので、余計にそう思ってしまった)
「百武朋さんマスク造形美術」
今年227本目。
11月24日映画工房はマスク造形美術の百武朋さんがゲスト。俳優がマスク被って演じる時、手を曲げて腕ここまで見える?アクション大丈夫か確認しながらの撮影。またマスクは左右非対称だと面白い。材料は子供用の油粘土。本来の物とは違和感が出ているのがいい。死体造形や特殊メイクも担当し、今作で欠かせない血糊も。仕事の原点は「グレムリン」。可愛いギズモとグレムリンが骨格が同じで、百武さんの見解だとギズモを剥いだのがグレムリン。自分も子供の時に好きだった映画が原点って嬉しい。
作品はサイコパスの謎またサイコパスどうなるのと共に警察の心理が深く描かれていたので、作品に重みが出て非常に良かったです。
かなりスリルがあり、見応えがあった
見た感じでは、吉岡里帆さん主演の「見えない目撃者」と同じぐらいのかなりのスリルを感じ大満足だったので、自分の評価基準通り星5にしました。脳内チップ等突っ込みどころはいくらでもあるのですが、気にしないでよいと思います。
以下は個人的解釈で示してみます。
怪物の木こり→脳内チップを埋め込まれ たことによってサイコパスの考えや行動をする者
木こり→脳内チップを埋め込まれたが、一般人と同様の考えや行動をする者、もしくは脳内チップが壊れたことによって一般人と同様の考えや行動をする者
怪物の木こりの絵本では、「モグモグ、ムシャと食べ、新しい友だちを作った。友だちがいなくなったので、他の村に行った」というような内容があり、サイコパスは次々と悪事を働き、際限がないことを示していました。
本質としては、善良な心に戻ったとしても過去に働いた悪事はなかなか消せないものだと痛感する内容でした。
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