違国日記のレビュー・感想・評価
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相手を心配するっていいな…
子どもとの距離、母親との距離、同僚との距離… 人間関係って距離が大切だと思う。
この映画を見て、一番気に入ったところは、アサが学校から飛び出し、なかなか家に帰れなかった時、マキオちゃんが、外で待っていたところ。
「決してあなたを踏みにじらない」とは、ともすると距離が離れすぎることがある。「踏みにじらないこと」と「関心が薄くなること」は同義ではない。「あなたを尊重しています」「自由な関係でいよう」といいながら、心配したり相手に関する責任をもったりするのを、サボっていることがある。この私がそうだ。
心配して待つっていいなと思った。相手がいない時に、相手を思うっていいな。「余計なお世話」と言われがちだけれど、私も言いがちだけれど。相手がどんな気持ちだったかを知る、私がどんな気持ちだったかをわかるように伝える、このめんどくさいやりとりが、お互いの心をあっためてくれるし、時間が経っても、ずっとあたたかい。
最初のシーンいらんよね
恐らく予告などでこの作品を見ようと思うような方にはジャストフィットなのではないだろうか。
人物描写が良くできていて、反応の違和感などから引っ掛かったところが大体あとから回収される。
周りがガチ過ぎて朝が拙い演技も相まって非常に可愛らしく見える。(これは褒めている)
オープニングのシーンだけ作品が安っぽくなってしまうので要らなかったなと。
これだけ緻密に作れる監督があんな余計なことをするとも思えないので、偉い人にでも言われたのかな。
原作の世界観そのままに
原作が大好きで、槙生の「本当のこと」しか言わない言葉のつぶてに痺れていました。映画ではどうかなと心配していたのですが、新垣結衣の透明で自然な存在と話し方が、原作の世界観を見事に表現してくれていました。大好きな登場人物たちが映画の中でも生きている!!と、とっても嬉しくなりました。
長いです
長い。
槙生の姉との確執やら元カレとの関係やら朝の学校生活のあれこれとエピソードが多いがどれも浅い。多い分散漫になった感じ。同じところを何度もなぞっているのでもう少し整理してほしかった。
全体的に単調で冗長に感じた。
気づいたらうとうとしていました。
ガッキーの槙生は目力が強く、仏頂面も含めて自分の生き方を持っている女性で良いのだが、両親亡くして槙生に引き取られたもうひとりの主人公の朝がいかにもな少女漫画の主人公。
原作が少女漫画らしいので仕方ないところかもですが、常に甲高い声を張って話し、手足をヒラヒラさせて跳ねてて、天真爛漫さとの合せ技であざとく見えてしまって乗れませんでした。両親(母と内縁の夫ですが)を一度に亡くしても、あんな感じなんだろうか。
同性が恋愛対象の朝の親友とか、懸命に頑張ったのに女の子だという理由で奨学生(だったかな)になれなかった同級生とか、興味を惹かれるキャラクターはいるが、あまり生きていないのが残念。
正直なところ退屈でした。
せめて1時間半くらいにまとめられていたら評価が違ったかも
50代女性の自分には退屈であった
両親を亡くす寂しさや辛さは想像を絶する。その気持ちを表現しているのだろうけど
自分には全く理解できなかった。特におばあちゃんの無責任さも理解できない。新垣結衣が改めて綺麗だな、朝ちゃんが透明感あっていいなとは思ったが。全て現実感がなくしゅうじポエムなかんじ。最後の演奏は若々しくて青春で良かった。株主優待券のせいだろうか観客は高齢者多かったけど理解できたのか謎。
癒し系の姪っ子ちゃん☺️
3本ハシゴの2本目です🙂
観客動員が芳しくない事もあって、二の足を踏んでいましたが、楽しく観れました😊
まあ、1本目がメチャクチャ重いテーマであった事も理由の1つですが、やはりハシゴする時は、順番が大事だと改めて思いました😏
まあ、世の中、そんな簡単に、毎回、自分が観たい順番にはなりませんが(^^ゞ
好きな場面がたくさんあった。 子どもから見た大人という存在。これま...
好きな場面がたくさんあった。
子どもから見た大人という存在。これまでここまで子どもの視点から写る大人像が蘇るように伝わってくる作品は他にあるようでなかった気がする。
ガッキーの力の抜けた「行ってらっしゃい」も、夏帆ちゃんとの3人でのやりとりも、微笑ましくて、優しくて、愛おしかった。
ガッキーは『正欲』みたいな重め社会派を無理にやるより、個性を活かしたラフな役をやっていってほしい。
主演女優は良かったです
原作漫画を1巻だけ読んだことがありますが、ほぼ初見で。
まず、姪役の早瀬憩が良いです。「ショートカットが似合う」という高レベルの美少女であり、表情が豊かで、透明感のある声。これから楽しみですが、スペースクラフトって若干微妙な事務所、頑張れ〜
ガッキーは、、、ガッキーでした。前作「性欲」は観ていないですが、キャラ変しようと模索中なのかな。本作も、背が高くて痩せ型、ってのは合っているのですが、、、、やっぱキラキラが滲み出てしまう。もう、ガッキーに合わせた役をやればいいと思う。
同世代の、綾瀬はるかは何歳になっても、綾瀬はるか的な役で違和感ないので、結婚とか年齢は関係ないと思うのですがね〜。
作品としては、まあ普通な話。原作知らんので、深読みしすぎてかもしれないが、姪っ子の同級生に外国人をキャスティングしたり、本編とは関係なさそうな同性愛を入れてみたり、姪っ子のウジウジも相まって、なんかスッと感情移入できない作品でした。
見て良かった作品
原作は途中まで既読。新垣結衣が?と最初思ったが、なかなかどうして、まきおでした。長身でシルエットがピッタリなだけでなくコミュ障ぶり、絶妙な他人との距離感、朝との関係のゆっくりとした変化、こんな演技できたんだ、と新たな発見でした。
朝役の子の演技も、友人たちとの関係、高校生活も瑞々しい。
劇的な何かは起こらないけど、じんわり伝わるいい作品。二時間半の長目の作品ながら終わるのが惜しく感じました。
心地良い時間
人は夫々、心地良さを感じる時があると思います。
例えば、温泉に入っている時、友人とお酒を飲みながら話しをしている時、車を運転している時...等々。
私が元々、この種の映画が好みである事が前提となりますが、この映画を鑑賞している間、
心地よい感覚で時を過ごし、鑑賞後は少しの元気と幸福感を味わえる素敵な映画だと感じました。(おススメです)
しぬきでやれ
こんなに刺さるとは。ある意味では想像通りに展開していくし範疇の物語なのだが、きっとむしろそれが心地良い。「大人」を試されて再確認させられる映画(物語)。自分を大人だと誤解している人たちの描き方が個人的には秀逸で、それらに素直に反応してしまう(大人の行動と誤解する)子供達の世界が興味深かった。そして、出会ってしまった好きな事に対する向き合い方と"プロ"であると言うことへの言及。是非とも「ルックバック」とセットで観て頂きたい作品でした。
ズレと合致のよろこび
中学高卒業前でこれから高校生になる朝(早瀬憩)の両親が亡くなってしまう。葬儀の時これから朝がどうなるか親戚たちは口々に言い合い、朝も不安になっていたところ母の妹槙生が、朝と一緒に暮らすと言いきり、二人は一緒に暮らすことになる。二人の距離感や年齢のズレ、独身で子供のいない槙生、親といつも一緒にいた朝、違う世界に生きていた二人が一緒に暮らすことになる。槙生は朝に「私は、決してあなたを踏みにじらない」と宣言する。。
瀬田なつき監督は過去の作品、「ジオラマボーイ・パノラマガール」「嘘つきみーくんと壊れたまあーちゃん」で高校生くらいのほぼ同世代の男女の気持ちの「ズレと合致」を描出していた。この二作品では、同世代ということでズレも小さく結果合致のよろこびも限られていた。今作も同年代の親友えみりや同級生の森本との小さなズレと合致をさりげなく描出している。
槙生の親友の奈々(夏帆)や元恋人で友人の笠町(瀬戸康史)が朝を決して子供扱いしないで一人の女性として接する。奈々と槙生と朝が餃子を作るシーンはほのぼのしている。そして三人の信頼にもとづいた関係性を見事に作り上げていた。朝は槙生と笠町が一緒にいるとき、結婚する、しない、だけでなく多様な関係性があることを知る。特に槙生に恋バナを仕向けるえみりにはそれなりの要因も隠されているのだが。これらの会話は大人と少女のズレの大きさをそれぞれが理解をするという合致をもたらしている。
槙生も朝もそれぞれのズレに戸惑いつつもお互いの領域をしっかり守る、そこに信頼と愛という美しい合致をもたらしている。槙生が言う「私は、決してあなたを踏みにじらない」という言葉がいきている。朝は自主性を持ち溌剌とした姿として描出されていた。
瀬田なつき監督は、この原作をえて、ある種強引な姉御肌な槙生を演じた新垣結衣と高校生役をみずみずしく演じた早瀬憩、夏帆、瀬戸康史らのキャストへの的確な演出が見事な演技を引き出し、監督の映画の核心であるズレにほくそ笑みながら、お互いがお互いを尊重する自主独立という合致の多大な幸福に酔いしれた作品であった。
こーいう話なのかなぁ???
思いのほか新垣さんの演技が良かったです。
とてもいい感じで「私はわたし」でした。
これは収穫。
さて、本作ですが、原作未読で鑑賞です。
結構淡々と進んでいくんですよね。
勢いきっかけで始まる物語なんですが、
なんか、登場人物たちが基本
「そのまんま」で皆で
「納得しながら」進んでいく感じで・・・。
うーーーん、うまく言えないなぁ。
なんかあまり心の揺れってのを
感じることができなかったんですよね。
あぁ、あなたはそうなんですね?
私はこうですから、そこんとこ
分かってね。・・・・
な、冷静な感じが終止なんですよね。
まぁ、姪っ子が大人っぽい中身
だからこうなるのかなぁ・・・?
そりが合わなかった姉の子供・・・
ってことで生まれることってもっと
あるように思うけどなぁ・・・
なんだか、相手に対する「感情」って
ものがあっさりしてる気がして
物足りなさを感じてしまいました。
余韻を感じる映画
余韻を感じる映画だと思う。冒頭から描かれる姉妹の不仲の明確な理由や、苗字の異なる両親の関係性、父親の存在感の薄さの理由、母親に対する感情、など、はっきりと描かれておらず、不完全燃焼に感じる人もいそう。でも槇生が言うとおり、人と人は全てをわかりあうことはできない。槇生と朝の間においてもそうであるのだから、観客が全てを知るのも、なんだか違う、ということなのかもしれない。
私にとってはとても心に響く映画だった。
出演者は皆、いい演技だった。ガッキーは変わり者でぶっきらぼうで、でも愛情深いところのある女性を、もしかして素はこうなのかも、と思うくらい自然に演じていた。あと、元彼役の瀬戸さんが、可愛い男子のイメージが強かったのだけれど渋格好よくて、こういう大人な男性の役をもっと演じてくれたらいいのにと思った(知らないだけかも)
なぜか途中で離席して戻ってくるお客さんが何人かいて残念だなと思っていたら、結構長いのだと後から気づいた。逆に言うと、私は長さが気にならなかった。事前にトイレには行っておいた方がいいのかも…
配役が気になった
原作を読んだ上での感想です。
映画自体は面白かったが、ガッキーはミスキャストだと思う。ガッキーの演技が下手とかそういうのではなく、顔が良すぎるのが問題で、
槙生は小説でしか生きれないような不器用な人間で、顔によりチヤホヤされてないから成り立つ感じがしたからだ。
顔が良すぎると周りから言い寄られるだろうし、それによる苦悩もあればメリットもあっただろうし、もしそうであるならああいう性格や雰囲気になっていないような感じがする。
原作ではそういうのも踏まえたキャラデザな感じがしたけどガッキーからは美容に自分のリソースをきちんと割いてる感じがするしきちんとそのことを自分の武器としている気がするので自分の解釈する槙生とバックグラウンドが違う気がしてなかなか馴染めなかった。
その点を除けばいい映画だったと思う。
漫画は未見
映画の完成度って女優が魅力的か、そうではないかでだいぶん変わるけど主演二人のキャスティングが絶妙でもうそれで満足しました。これはクワイエットプレイスの新作には出来なかった事だな。
可哀想な境遇の女の子が健気で健気で、叔母さんとうまくコミュニケーションとれないとこは悲しかっただけに、後半ではっちゃけてバンドのボーカルしているシーンは我が子の発表会を見ているようで微笑ましかったです。一つの家族が出来上がっていく過程を丁寧に描写した。良い作品でした。
BSのスペシャルドラマでもいいのでは。
全体に透明感(ガッキーがでているからそう感じた?)のある映画。特に何もおこらず淡々と心のひだをすーと通過していくような、言葉の使い方が面白い。途中、なかだるみなのか眠気が襲うが最後まで鑑賞。ですが映画館でやるべきものなのかなと思ってしまう。
全240件中、21~40件目を表示