ザ・フォーギブン 襲撃地帯のレビュー・感想・評価
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ルア・タプヌイ・ケナナの精神
テロリストを恐れたニュージーランド当局がマオリのトゥホエ族の住む村を襲撃する話。
過去の因縁から集会で首相を揶揄する言葉を発言する様子を偵察し、特殊部隊を派遣する流れになって行くストーリー。
どこまで事実で、どこまで公平公正中立なシナリオかはわからないけど、武力を持つ当局がチキン過ぎる指揮官によって民間人を襲撃するという情けな過ぎるしあってはならない展開にやり場のない憤りと胸糞悪さを感じる。
もし全て事実なら、そりゃあこんな政府に事実と認められる器はないわな。
投げっぱなしといえば投げっぱなしな作品ではあるけれど、強烈な衝撃と後味の悪さが堪らない作品だった。
原題は「保護する」「防ぐ」
という原題が「ザ・フォーギブン 襲撃地帯」という題で、先住民マオリ族の村のテロを特殊部隊が襲撃すると解説がありますが、内容は全然違う小さなネタで、映画にするには少し無理がある感じの地味な映画でした。
ミスを帳消しに…
ニュージーランドにて、先住民にテロリストが潜んでいるとしその長を捉えようとする特殊部隊との闘いを描いた作品。
序盤から問題作のニオイがプンプンする中、エンタメ性を粗排除した物語が展開していく。
良し悪しではなく序盤から地味だし、話が小難しく、登場人物は皆どちらサイドなのかも分かりづらい為、早くもワタクシ、ロスト状態。
事が動き出してからは漸く全容を掴め出したが…
事実を元にした作品との事ですが、これはやるせないですね。正義も悪もない、強者こそが正義のような、ある意味弱肉強食を感じるような内容。
楽しめる映画というよりは、歯痒さと難しさを感じさせるような作品だった。
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