「黒歴史とどう向き合うか?」クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男 KJさんの映画レビュー(感想・評価)
黒歴史とどう向き合うか?
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要はハーヴェイ・ワインスタインとの関係性に対しどう落としどころを見つけるか、ということか。
確かにヤツのやってきたことを見過ごしてきてしまったということがQTにとってキズとなっているのだと思う。
我々ファンはQTの作品が好きだ。そこに前時代的な表現があってもQTは作品中でそれを放置してなかったし、きちんとNO!を突きつけてきたと思う。それは我々ファンが一番わかっていることだ。それでも現実世界で身近に起きていた事件に声をあげられなかった事実にどう向き合うか?これはもう作品の中でカタキを討ってもらうしかないだろう。ヒトラーもチャールズマンソンも叩きのめしてきたQTだからこそ、やってやってほしいものだ。まあ、デスプルーフでかなりやっちゃってる気がするけど。
インタビュー集は大変面白く、本人たちが語っている内容は、それぞれの作品本編の映像と並べて見せられるとしっくりきた。今回コメントしてくれてたメンバー、絶妙な人選で良かったと思う。特にマイケル・マドセン、デビッド・フォスター、ジェイミー・フォックスのコメントには涙出てきました。
次回作に対する期待がますます高まると同時に、全作品をまた最初から見直したくなりました。
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