「天才ピアニストではなく、天才バイオリニスト」シュヴァリエ 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0天才ピアニストではなく、天才バイオリニスト

2024年5月4日
iPhoneアプリから投稿

マリー・アントワネットに寵愛され、
モーツァルトも嫉妬した、
天才バイオリニストの実話、
18世紀フランス宮廷、社交界、
城、劇場、街並みを忠実に再現した素晴らしいサーチライトピクチャーズ作品。

今後、
こういう秀作が、
映画館で見れなくなっていくのだろう。

脱線するが、

フリードキンの遺作となった
『ケイン号の叛乱』のリメイク。

ボガード版ではなく、
アルトマン版のリメイクだ。

『12人の怒れる男』のような、
ワンセットでの作品だ。

その芝居のぶつかり合いは、

亡くなったランス・レディック、
『オッペンハイマー』のジェイソン・クラーク、
キーファー・サザーランド、
こんな力作も映画館では観れない。

残念極まりない。

シュバリエに戻って。

マリー・アントワネットの失脚を目論み民衆を煽る王族内勢力、
絵画、音楽、カルチャー全否定、
民衆を虐げる侯爵勢力、
そして、
愛と結婚は無関係と許されないラブも忘れない、、、

自由を我等に!

蛇足軒妖瀬布