今年259本目(合計910本目/今月(2023年7月度)46本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
まぁ、久しぶりに何というか、どう解釈せよというのが謎の映画にあたった感じです。
ジャンル分類すら不明で、「ジャンルだまし」という概念自体が存在しない(できない)映画です。結局のところ、台湾の話なのか日本の話なのか、あるいは探偵業の話をしたいのか、空手?系のスポーツの話をしたいのか本当に飛び飛びに過ぎるし、70分それが分散するため、ストーリーの展開もよくわからないなら、続き物でも原作ありでもないのに、自己紹介パートも少な目で、世界観も結構独特(陰陽道がどうとか)という話が出たり、そうかと思えば法律上怪しい行為のオンパレードで、なかなかここまで変な映画も珍しいのでは…と思えます。
とにかく「感想を書きましょう」という割に、ジャンル分類すら不明なので(アクションもの、という観点でいいの?)、その話の筋からするといわゆるアクションものなので殴り合いで、かと思えばそこに独自の世界観が入ってくるので何とも理解がしがたく、一般指定という事情もあってアクションもののだいご味も少なく、うーんといったところです。台湾に関するお話や文化はそこそこ出るので、それが好きな方にはまぁありかな…レベルで、ちょっと積極的には…といったところです。
映画の成り立ちの関係上(ここの紹介ページ参照)、成り立ちが特殊な関係で監督さんも出演者の方も聞いたことがない方ばかりで、いわゆる応援枠という観点で見に行くのもつらいです。
とにかく評価しないことにはどうしようもないので、以下評価です。
-------------------------------------------------
(減点1.0/探偵業法の解釈がおかしい)
※ 正式名称は「探偵業の業務の適正化に関する法律」
探偵業法は結構厳しい行政法規の一つで(警察に似た行為ができてしまうため)、そのために
第五条 前条第一項の規定による探偵業の届出をした者は、自己の名義をもって、他人に探偵業を営ませてはならない。
…というものがありますので、子供が勝手に交渉することは法に触れます(5条違反は6か月以下の懲役か罰金)。また、子供は未成年なので、有効な法律行為をすることができず、異様にややこしい解釈になってしまいます(未成年者は優先的に保護されますので、無権代理等が絡んでも保護されます)。なんでこんな展開にしたんでしょうか…。
この辺、個々の行政法規を全部知っている方はいないと思いますが(レアすぎる…。ただ、中にはこの許認可を扱う行政書士はいる模様)、この点は調べれば誰でもわかるので結構厳しいです(単なる調査不足というそしりを免れない)。