オオカミの家のレビュー・感想・評価
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あらすじを読んでから視聴しましょう
あらすじ見ずに映画館に突撃した勢です。
つかみがよくわからず、ストーリー把握は見事に失敗しました。
みなさんのコメントを読んで、あらすじや内容を咀嚼できました。感謝。
ストップモーションでの表現は見事。表現がそのときそのときで代わったり曖昧になったり、コマ送りになっているのが、記憶を辿っているような感覚でおもしろい表現です。
内容も、「オオカミ」がなにかを考え始めると、あれこれ考えさせられる話となります。
気楽に見るエンタメではなく、何を表現したいか?を考えながらみると楽しいです。
またじっくり考えながら見たい映画ですね。
上映前の短辺、「骨」も、わりと狂気的な感覚で作った映画なので、楽しいです。
アートパフォーマンス
映画にストーリー(整合性やテーマやキャラ性)を求めちゃう私には、アートすぎるって感じで、ちととっつきにくかった。
油絵や立体芸術品を作成していく過程ごと見せるようなフィルムで、アートのライブパフォーマンス記録ってとこ。
”もしもカルト教団が子供向けプロパガンダアニメを作ったら…”
というアイデアなので、ストーリーそのものはシンプルですけども。
「豚を食わずに保護すれば人が飢える。人が飢えれば人同士で殺し合い食い合う。甘い言葉の裏に隠しごとがあるように聞こえたオオカミは、実は優しくて真理を言っているのでは……?」
とまぁ、ざっとこんな趣旨なんですがとにかく、不条理で意味のわかりにくいシーンばかりでして。
この「不快さの連続」の印象はむしろ、『MAD GOD』あたりが近いような気もしました。
デヴィッド・リンチな世界観
怪物だ~れだ?
暗く薄気味悪い
生きている人間が一番怖い
悪い夢でも見てるような
至ってシンプルなお話を、唯一無二の異様なセンスで見せ切る珍品。
想像を大きく上回る異常な映像表現に耽溺し、翻弄される。
おそらくこのような映像体験は後にも先にもないだろう。
たいへん珍しいものを観せてもらった。
この監督(コンビ?)が実写映画を撮ったらどんなものが出来上がるのだろう?
是非、観てみたい。
惜しむらくは、終始一本調子なので中盤あたりで退屈を誘ってしまうところ。
もうちょっと緩急というか呼吸というか強弱というかメリハリをつけて欲しかった。
同時上映の短編「骨」も異様な魅力。
悪趣味で不謹慎でけしからんことこの上ない(誉めてます)
ところでこの「オオカミの家」
平日の昼間にもかかわらず、やけに客入りが良いですね。
映画ファンの嗅覚?
悪夢
マ リ〜ヤァ〜
「チリ映画お試し」みたいな位置付けなので、上映館がかなり少ない。
回数も少ないにも関わらず満席に近い状態だったのは、あの予告編のものすごいインパクトのせいだろうか。
カルト教団が制作するキャンペーンビデオのようなものなので、ストーリーは決してホラー映画ではないが、映像のグロさが不気味感を出している。
(個人的にはこの雰囲気は好き)
高熱が出たときに見る夢みたいな(笑)
「JUNKHEAD」「マッドゴッド」に通ずるものあり。
またひとつ南米チリに新星が誕生した。
こういう感性を持つ人材を大切にしたい。
堀監督やティペット監督はどう見るだろうか?
感想が聞きたい。
惜しむらくは中盤中だるみで眠くなるところか(;^ω^)
秘密の家
仕事をせず動物と遊んでばかりでコロニア・ディグニダから追いやられた女性の話。
2匹の子ブタと共にコロニア・ディグニダの外に出たマリアが、オオカミの声に怯え助けを求める中で、空き家を見つけブタと共に暮らしていくストーリー。
絵と立体物の混合で人物や情景を描いているが、シーンによって造形がえらく変わり、それはその都度の機微によるものなのかあまり意味がないのか良く判らないし、述べていることも抽象的な上に焦点がどこにあるのかわからなかったり…特定の宗教を否定しつつ、信仰だったり優良人種がどうのとか言っているのかと思ったらまさかのオチで、これは皮肉と取るべきか、偏向思想と取るべきか…色々解釈できてしまい、それによってエラい意味合いが変わってしまう印象。
コロニア・ディグニダだからってところを自分が考え過ぎなのか…?
目が離せなくて乾く。
こんなアートなアニメ初めて観た!!
実写とアニメを一緒に使うのはディズニーで観たことあるけど、これは実寸大のセットで等身大の人形を使い、アニメと立体人形が同じ空間でどちらにもなり、背景も登場人物も目まぐるしく自在に入れ替わっていく。
お話も独創的で寓話的。
世界観も表現方法もこれまでになく新しいのだけど、アフタートークを聞いて、色々まんまと騙されていたことに気づいた箇所も。笑
とにかく画面から目が離せないので、めっちゃ目が乾いたよ。
そしてマリーアァ、の声がやっぱり怖い。。
大音量であの迫り来る音を是非聴いてほしい。
以下、アフタートークからの学びです。
皆さんはナチスの残党がチリに逃げてコミューンを作って生活していたことをご存知でしょうか。
私は恥ずかしながら知らなかったのです。そして、この物語にはそのコミューンから逃げてきた子どもだということを念頭に置いてみると怖さが増すので、是非「コロニア・ディグニダ」を先に軽くおさえてから観ていただくことをお勧めします。
立体ストップモーションアニメ
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