「マスキングテープ」オオカミの家 mdさんの映画レビュー(感想・評価)
マスキングテープ
この映画の制作方法や、テーマの社会的背景については色々なところにたくさん情報があるので触れない。
とにかくすごい映画。「アニメ」の意義と創造性の本質に触れるようだ。
立体の人形はおそらくマスキングテープで作っていると思われる。マスキングテープを使っているという関連しかないけど淺井裕介さんの制作方法を想起した。思えば彼もマスキングテープを貼っては絵を描き、剥がし、立体にし、泥で壁に絵を描き、消しながら描き、最後には消す。
淺井さんの制作をコマドリ撮影したら、おそらくそれは「アニメ」(ものに魂が宿る)ように見えるのだろう。人間の根本的でシンプルな創造性と時間、それを錯覚によって生命のあるようにみせるアニメという手法の繋がりをおもった。
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