「心削られるが手間のかかった素敵な作品」オオカミの家 二階堂さんの映画レビュー(感想・評価)
心削られるが手間のかかった素敵な作品
この映画を観る前に、コロニア・ディグニダを知っておいた方が良いと聞いたので、少し調べて粗方どんなものかを知ってから観た。すると、主人公の恐怖と孤独で心が疲弊していく過程の理解が深まった。心削られながら、手間暇のかかった作風に感心もしつつ、気持ち的に忙しい映画です。エンドクレジットが流れても終わりではなく、の後に、詩が流れるので最後まで観ることをお勧めする。もうメディアが発売されているが、収録を期待したその詩は未収録でがっかりした。併映の「骨」も未収録。
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