DJスカアラブ
解説
「EUフィルムデーズ2023」(23年6月2~30日=国立映画アーカイブ/6月20日~7月23日=京都府京都文化博物館/7月21日~8月5日=広島市映像文化ライブラリー/8月9~27日=福岡市総合図書館)上映作品。
2019年製作/86分/ルクセンブルク・エジプト合作
原題または英題:Sawah
スタッフ・キャスト
- 監督
- アドルフ・エル=アッサル
「EUフィルムデーズ2023」(23年6月2~30日=国立映画アーカイブ/6月20日~7月23日=京都府京都文化博物館/7月21日~8月5日=広島市映像文化ライブラリー/8月9~27日=福岡市総合図書館)上映作品。
2019年製作/86分/ルクセンブルク・エジプト合作
原題または英題:Sawah
DJスカアラブというタレントあるエジプトの若者が、エジプト民主革命の最中、ベルギーのDJ世界大会に臨む珍道中。
全ての伏線回収わかりやすく、コメディタッチで楽しめた。ロマ(一応マフィア一家なんだけど、、世代間の人生観価値観乖離の問題とか、彼ら自身の酷い境遇とか)ルクセンブルクの難民受け入れの様子とか、大変興味深い。アラブイスラエルの問題も、アフリカの難民問題もある、ルクセンブルクの警官と難民支援ソーシャルワーカーの恋事情もあり、ソーシャルワーカーの仕事ぶりも適当なんだがEU、ルクセンブルクもしっかりとした難民支援、対応がされており、日本との違いを痛感。
エジプトの、DJスカアラブと、お父さんの世代の考え方や暮らしぶりの変化、お父さんの時代は自由に音楽で食べてくことは家族を養うためには困難であったと、エジプト民主革命への若者、参加者への権力側の暴力装置発動、空港で偶然知り合った変なアラブ人のおっさん、など、ユニークな登場人物で最後まで笑いを取る。
ヨーロッパの豊かさ、寛容さを(難民や外国人にたいしくそ対応しかしない日本に住む日本人が見るからだと思う、寛容はヨーロッパサイドでは現してないと思う)感じだ。楽しい作品。