#ミトヤマネのレビュー・感想・評価
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"これからは一瞬だけ有名になる事が出来る"
劇判、映像表現、エフェクト等々、SNS時代の今を皮肉った、メタファー溢れる作品に仕上がっている
脳内に作り出したイマジナリー姉妹という構造にし、出役と制作側という、まるでアイドルとPという関係性に分けて作り出していく虚構のインフルエンサーの表現を、ビビットに描いた作品であろう
自己表現を積み上げる中で、そのジギルとハイド的な乖離した精神分離を映像化したらこういう答えだったという一つの可能性の提示だろうと感じた
妹が妄想するインフルエンサーはまるでAIで生成されたような完璧な美女 決まりアクションをする際のクールな表情は、地味な自分ではない華やかさを具現化したものであろう 堅実に「億り人」を夢見る妹は、しかしプロダクションの短絡試行的提案で、思いも知らぬ事件へと巻き込まれる
妄想AIが、実際のAIに因り、顔を抜き出し合成技術によって犯罪行為や性行為、はたまた思想団体に利用という、権利関係一切無視の愉快犯の餌食になってしまう ほとぼりが冷めるまで隠れることになった妹は地元に戻るがそこでも暴力を被り、散々な目に合う そんなイマジナリー姉妹は、報復とばかりにコインロッカーを・・・
という筋書きであるが、ラストは明確には示していない いつもは購入した服飾は、リサイクルショップに流すのだが、そんな非生産的な見た目だけの生活への落とし前なのか、いつものように沢山のブティックの神袋をコインロッカーにしまい、そしてPC画像に映し出されるコインロッカーの固定カメラが一斉に砂嵐を映し出す カメラの故障なのか、それともカメラごと吹き飛ばされたのか・・・
いずれにせよ、利用する者は、いずれ利用される 虚構に塗れた生活で得た資産をきちんと還元する構造を理解しないといずれしっぺ返しが来る 寓話的内容の作品である
尚、自分は細々と映画サイトで拙い作文を書き散らすことで溜飲を下げるのみである(^_^;)
極端に評価が低いかというとそうでもないが、選びそうな感じ。
今年298本目(合計948本目/今月(2023年9月度)8本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
ここでは評価が低く、事実私がみにった今日もたったの5人しかいないというガラガラっぷりでしたが、そこまで低評価か?というと微妙な気もします。まぁしいて言えば明確に説明不足の点は感じられる(何を述べたいかシーンが飛びすぎ)ものの、「おそらく」、一般的な映画の時間とされる120分に対して80分程度と「やや短い時間を志向したため」と思われる部分もあり、どこまで論じるのか微妙な気もします。
個人的には、Youtuberなどの論点はもうリアルでも映画でもさんざん出てきたものではありますが、いわゆる「顔を自由自在に変えて架空の人物を作り出せるアプリ」の話(実際に存在します)にまで飛んだのは意外だったかな(まぁこれもここの予告には書いてあるんですが…)といったところです。
低評価も多いし、確かに80分ほどという時間の制約上発生したであろう「わかりにくさ」がある部分は否めませんが、それを了知しているのならそこまで引けないだろうという認識です。
ただ、やはり行政書士の資格持ちという立場からすると、以下に述べる点がどうしても厳しく、ある程度厳しい評価をせざるを得ないところです。
評価は以下のように、4.0をそのまま四捨五入などなく4.0としたものです。
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(減点0.6/「違法アップロードありがとう」のセリフ(冒頭に歌っているラップの部分))
違法な「アップロード」は法でかなり厳しく罰せられますが、同時に改正著作権法により「知りながら」それらの違法著作物をダウンロードする行為も罰せられるようになりました。ただし、ダウンロード側は「よくわからず適当にやっていたらそうなってしまった」という類型が考えらえるため「知りながら」という要件がついています。
したがって、リンクの押し間違い他で発生する「仕方のない状況」までは可罰性がないものの、それを間接的に応援するような行為(違法「アップロード」がなければ「ダウンロード」も生じない)はどうなのか、というところです。
(減点0.2/古物営業法に対する考察が雑)
衣服を売るシーンですが、古物営業法と質屋営業法は、これらの行為に対して身分証明書による本人確認が義務的です(犯罪に用いられたものの処分に使われることの禁止規定であり、違反した「店舗側」(事業者側)は基本的に行政処分が来ます)。
(減点0.2/「見つけたら300万円もらえるらしい」)
個人にはプライバシー権があるため、それを侵害する行為(不法な行為をすることを条件にする行為)を条件とするものは無効であり(民法132条)、この観点でこの描写はまずいです。
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結局、モモはどこへいった?
玉城ティナ演じるインフルエンサーが、ディープラーニングで顔が複製されたことで、ネット中に肖像が溢れ返り炎上する話。
AI技術の発展速度を考えれば、数年以内に現実で起きてもおかしくないストーリー。その点では目のつけどころは良いと思うが、正直玉城ティナファン以外にはオススメしにくい。
意外に面白かった
事前情報一切なしで観賞。
女優さんが誰かも知らなかったけど、普通に楽しめました。
SNSに翻弄されるインフルエンサーと視聴者達。
それを利用する企業。社会現象。
いつのまにか、映画を観ている自分も、情報の波に翻弄されてしまいました。
「インフルエンサー」
今年152本目。
インフルエンサーのミトヤマネが使っていたアプリで顔が流出してしまってどうなると言う作品。自分が好きな映画の種類が哲学の作品で「バービー」など、最後10分がちょっと哲学入ってお気に入りです。おじさんと若い女性が意見をぶつけ合う所が迫力あって、お互いの筋が通っていて凄い好き。
能面
インフルエンサーが自身の顔のフィルターアプリで炎上してしまう話。
とりあえずカリスマ的な扱いだけど、無表情無感情だし淡々とした口調だしで、最近はこういう人でも持て囃されるのか?と今作云々は別としてちょっと違和感が。
妹と二人マスク&サングラスでも街中で身バレして追いかけられたり、炎上後の休業の流れで、あれ?もしかして1人?とか思ったりもしたけれど、かなり無茶な山場からの訳の分からない幕引きで???
結局どういうこと?袂を分かったとかそういうこと?
ヌメーっとした主人公だしノペーっとした展開だし、何だか良くわからなかった。
メイクがバッチバチでミトヤマネというか時々Mattヤマネだった。
#34 玉城ティナちゃんが非現実的なくらい
美しいってことを延々と言ってる映画。
もう現実じゃなくてAIが作り出した顔ってくらい。
実際に顔が美しすぎると言われて名誉なのか、(ひょっとしたら)生まれながらの顔じゃないと言われているみたいで不名誉なのか、ともかくこの役を受けた玉城ティナちゃんに拍手👏
でも私は『悪の花』みたいに屈折した役も挑戦するティナちゃんが好きです❤️
なに
118本目。
朝イチで観られるから、字幕でもいっかと。
何回か経験あるし。
分かる様で、よく分からん。
発想とかは、まあいっかとして、作り手側は満足なのかも知れないけど、答えをこちらに投げ過ぎかなと。
始まってすぐに、予算の限界を感じるんだけど、ちょっとバカにしたないかと思える演出、背伸びし過ぎではと思う。
主人公の設定同様、無機質で心を感じない。
それに、マネージャーが薄目のビジュアル系メイクぽいのが、意味不明。
ただの自己マンか?
お人形さん
のような玉城ティナを拝めたのと、みんな理想の顔になってしまえばもう誰がミトヤマネを演っても同じ、顔出し意味無しというモチーフ?は感じ取れたので、この評価ですが。独りよがり、音楽全然合わない、安達祐実イタイ。
Influence
Filmarksオンライン試写会に当選したのでありがたく鑑賞。正直、劇場で見るにはどうかなと思っていたので、これはまたとない機会でしたので深夜に一気見しました。78分という尺はありがたいです。この時までは…。
これは劇場で見なくて良かったなと思いました。SNS社会やZ世代の苦悩を描きたいのは分かるんですが、あまりにもステレオタイプなインフルエンサーとしか描かれないのと、唐突な展開やアーティストチックの洒落た映像、観客にぶん投げたラストと、欠点ばかりの作品だったと思います。これをフルプライスで見るとなると…人によっては怒り爆発ものになるのではと思ってしまいました。
まずミトヤマネ自身に魅力を感じないというのが最大の欠点だと思います。商品紹介や飯食ったりするだけで金がもらえるインフルエンサーなんて少し前のイメージですし、街ブラしてたむろされる絵面もなんだか見た事がある光景でしたし、物申す動画とかもう何年前なんだ…と唖然としました。ここ一年位の出来事にシフトできなかったのかなと思ってしまいました。
ディープフェイクという自分の顔を他人の顔に貼り付けられるというシステムを悪用した事例は国内外多く報告されており、その危険性は一般人である自分も重々分かっているんですが、ここの社長はIQがすっからかんになったのか、お金めっちゃくれますよ!の一点張りでグイグイきて、しかも案の定悪用されたらショボンってなって会社辞めるとかもうバカの極みすぎてなんでコイツが偉い立場に入れたのか全く分かりませんでした。
ミトヤマネがどんな時もスマホ片手に映像を撮り続ける異常性は十分描かれていたんですが、ただただ不快に見えてしまったのと、少し前に「DASHCAM」というコロナ禍だろうがなんだろうが関係ねぇ!とカメラを回しまくる迷惑オバさんの方がSNSやもう1人の自分に取り憑かれている感があったので、その面でも中途半端だったかなと思います。
ミホがミトヤマネになったのか、いや別にそうでもないのか、というか社長どうやって復職できたんだとか、豚から犬になっているところにツッコミは入らないとか、もう何だかやりたい放題なんですが、それが面白さに繋がっていなかったです。結果ツラい映像がずっと続いていました。
この手の作品を手がける人たちに共通して言えるのが、背景へのこだわりがハンパないとこです。今作も例に漏れず、家具や衣装へのこだわりは凄かったです。凄かっただけです。
玉城ティナさんは本当に良かったです。お人形感が不気味さに拍車をかけていましたし、時代のアイコンとしての立ち振る舞いとしては完璧だったと思います。
この監督の作品は今作が初めてだったのですが、このテイストの作品がメインだとすると、他の作品も合う気がしません…。今年はこのパターンがちょくちょくあるんですよね…。怖い怖い。
鑑賞日 8/21
鑑賞方法:オンライン試写会にて
#ツマラナイ #ハナニツク #ドッチラケ
大人気インフルエンサーのミトヤマネと彼女のサポートをする妹ミホの二人を主人公に据え、SNSの闇とそれに翻弄される人々の姿を描いたサスペンス映画。
主人公ミトヤマネを演じるのは『Diner ダイナー』『竜とそばかすの姫』の玉城ティナ。
Filmarksさんのオンライン試写会に当選しましたので、一足早く鑑賞させていただきました!
Filmarksさんありがとうございます♪
試写会での鑑賞とはいえ、感想は正直に言わせていただきます。
…クッッッソつまんなかった!!
なんやこれ一体?
イングマール・ベルイマンみたいな映画が撮りたかったのだろう。お話はまあ『仮面/ペルソナ』(1966)の焼き直しみたいなもん。
動画配信者としての人格と本来の人格が分離して、色々あって仮面の人格が素の人格を乗っ取ってウンタラカンタラ…。
『ファイト・クラブ』(1999)がオールタイムベストの自分にとって、二重人格ものは好物中の好物。
…なんだけど、この映画はあまりにも物語の求心力が弱すぎる。
78分という中編映画でありながら、あまりに退屈すぎて何度も時計を確認してしまった。体感3時間。
くっそ退屈な上、ところどころ芸術映画のような鼻につく映像が差し込まれるもんだからたまったものではない。そんな技巧に凝る前に、もっとやることあるだろぉぉん!?
ダメ邦画特有のボソボソセリフ&クソデカBGMも最悪。セリフが聞こえねえと思って音量を上げていたら、クラブのシーンのミュージックがバカデカ!耳がぶっ壊れるっつーの💢
ベルイマンワナビーは見ていられない、ということがわかる映画。こんなん見るならYouTubeの可愛い動物動画を観る方が100倍有意義です✋
表現社会
オンライン試写会で鑑賞させて頂きました。SNSが溢れる社会で、個人が自分をどのように表現して、何を得たいのかという事をしっかりと考えて行かなくてはいけないと今後の問題提起をされたような気がしました。ティナちゃんが可愛かったです。
玉城ティナさん綺麗!
現実か仮想か分からない世界観、全体を包む不穏な雰囲気、綺麗なファッション&メイクなど、独特な作風が玉城ティナさんのドール的美しさに合っていると思いました。ストーリーには不明な点が多々ありますが、これから色々な考察がされていくのでしょうね。皆さんのレビューが楽しみ。。#ミトヤマネ
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